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魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽

突然ですが、皆さんは「変拍子」という音楽用語をご存じでしょうか。

音楽の授業で4拍子などの概念は学んだことがあるという方はいらっしゃるとは思いますが、一般的な4拍子や3拍子とは違い5拍子や7拍子など変則的な拍子が使われていたり、一つの楽曲にいくつかの違う拍子が含まれていたりすることも含めて「変拍子」と呼ばれるのですね。

何となくマニアックなイメージもあるかもしれませんが、実は皆さんが耳にしているポップスやアニソンなどに変拍子が採用されている場合もあるのですよ。

こちらの記事では、そんな不思議な魅力のある変拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめてご紹介。

ぜひ、曲を聴きながらカウントしてみてくださいね!

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(1〜10)

シオン紫シオン

ホロライブ2期生として活動していた紫咲シオンさんが2025年4月に卒業を迎え、その前日にリリースした最後の楽曲は、7拍子という変拍子を駆使した意欲的な作品となっています。

じんさんが手掛けたこの楽曲は、6/8拍子のAメロから7/4拍子のBメロ、そして4/4拍子のサビへと展開する構成で、拍子の変化がもたらすカタルシスが印象的です。

奇数拍ならではの不安定感と緊張感が、卒業への複雑な心境を音楽的に表現しており、魔法使いキャラクターらしいミステリアスな雰囲気も醸し出しています。

アイドルソングとしては珍しい変拍子の採用は、VTuber楽曲の新たな可能性を示す挑戦的な試みといえるでしょう。

変拍子に興味がある方や、音楽理論を学んでいる方にオススメの一曲です。

5/4Gorillaz

今となっては、バーチャルアーティストの先駆け的な存在として語り継がれるGorillazによるデビューアルバム『Gorillaz』収録の実験的楽曲。

2001年3月に発売された本作は、タイトルが示す通り5/4拍子のギターリフを軸としながら、ドラムは4/4拍子で進行するというポリリズム構造が最大の特徴です。

ギターとドラムが異なる周期でリズムを刻むことで生まれる独特の緊張感とスリルは、まさに変拍子の醍醐味を存分に味わえる仕上がりですね!

当初はシングル候補にも挙がったものの、その攻めた姿勢ゆえに商業的リリースは見送られましたが、ファンの間では初期の名曲として高い評価を獲得。

変拍子を使った楽曲のアレンジを勉強したい、というミュージシャン志望の方もぜひチェックしてみてください!

絶対運命黙示録J.Aシーザー

変則的なリズムと荘厳な合唱が織りなす神秘的な世界観は、聴く者を圧倒する独特の魅力を持っています。

3/4、4/4、5/4、5/8、3/8といった多彩な拍子が頻繁に切り替わることで、不安定で幻惑的な雰囲気が醸し出され、まさに前衛音楽の真骨頂と言えるでしょう。

もともと演劇実験室「万有引力」の舞台『カスパー・ハウザー 一人間の謎への序章、あるいはわたしのモーシエのために一』のために作曲された本作は、1997年に放送されたテレビアニメ『少女革命ウテナ』の決闘シーンで使用されて広く知られるようになりました。

プログレッシブ・ロックやクラシック音楽に興味のある方、また従来のアニメソングとは一線を画した作品を求める方には特におすすめの楽曲です。

Ant-Man Main ThemeChristophe Beck

Marvel’s Ant Man: Official Main Theme (by Christophe Beck)
Ant-Man Main ThemeChristophe Beck

マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて異彩を放つ音楽的個性を持つ作品として知られるこちらのテーマ曲。

7拍子という変則的なリズムで構成されたマーチ形式は、一般的なヒーロー映画音楽とは一線を画す特徴を持っています。

低音楽器や打楽器による8音のオスティナートが終始流れ、それが流麗なメインメロディーを下支えすることで、主人公の泥棒としての一面と映画全体の軽快なトーンを巧みに表現。

2015年7月に公開された『アントマン』のメインテーマとして使用され、シリーズ全体の音楽的アイデンティティを形成する重要な役割を果たしました。

変拍子好きの方や、従来のヒーロー映画音楽とは違った魅力を求める方におすすめです!

Say A Little PrayerDionne Warwick

Dionne Warwick “I Say A Little Prayer” on The Ed Sullivan Show
Say A Little PrayerDionne Warwick

恋人への深い愛情を祈りという形で表現したこの名曲は、朝の身支度から始まる日常の中で、愛する人への想いを静かに捧げる女性の心境を繊細に描いています。

戦争という時代背景の中で離ればなれになった恋人同士の絆を歌ったテーマは、普遍的な愛の物語として多くの人の心を打ちました。

バート・バカラックさんとハル・デヴィッドさんによる1967年の作品で、アルバム『The Windows of the World』に収録後、ビルボードで4位のヒットを記録しています。

本作はヴァース部分で4拍子に2拍子を巧みに挿入し、サビでは4拍子から3拍子への変化で推進力を生み出す変拍子の妙技が光ります。

映画『ベスト・フレンズ・ウェディング』でも使用され、時代を超えて愛され続けています。

日々の生活の中で大切な人を想う瞬間や、遠距離恋愛中の方におすすめしたい永遠のスタンダード・ナンバーです。