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魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽

突然ですが、皆さんは「変拍子」という音楽用語をご存じでしょうか。

音楽の授業で4拍子などの概念は学んだことがあるという方はいらっしゃるとは思いますが、一般的な4拍子や3拍子とは違い5拍子や7拍子など変則的な拍子が使われていたり、一つの楽曲にいくつかの違う拍子が含まれていたりすることも含めて「変拍子」と呼ばれるのですね。

何となくマニアックなイメージもあるかもしれませんが、実は皆さんが耳にしているポップスやアニソンなどに変拍子が採用されている場合もあるのですよ。

こちらの記事では、そんな不思議な魅力のある変拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめてご紹介。

ぜひ、曲を聴きながらカウントしてみてくださいね!

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(1〜10)

シャングリラチャットモンチー

チャットモンチー『シャングリラ』Music Video
シャングリラチャットモンチー

通常の4拍子に5拍子が織り交ぜられた独特のリズムパターンを持つこの楽曲は、高橋久美子さんの文学的な歌詞と橋本絵莉子さんによる印象的なメロディが見事に融合した傑作です。

携帯電話を川に落とすという現代的なエピソードから始まり、理想郷を表すタイトルが恋人の名前として使われるという独創的な発想が光ります。

サビ前やサビ中に挿入される変拍子は主人公の心の揺れや葛藤を巧みに表現しており、単なる技法を超えた感情的な演出として機能していますね。

2006年11月にリリースされたこの3枚目のシングルは、フジテレビ系アニメ『働きマン』のエンディングテーマに起用され、オリコン週間チャートで最高6位を記録しました。

恋愛関係の不安定さや自己肯定感に悩む方、また変拍子の魅力を体感したい音楽好きにぜひ聴いていただきたい一曲です。

アポリアヨルシカ

ヨルシカ – アポリア(OFFICIAL VIDEO)
アポリアヨルシカ

答えのない問いへの探求心をテーマにした、哲学的で深淵な楽曲世界が広がるヨルシカの代表曲。

知りたいという純粋な欲求を気球の上昇に重ね合わせた歌詞は、際限のない知への憧れと困惑を美しく描写しており、聴く者の心に静かな感動を呼び起こします。

2024年10月にリリースされたこの楽曲は、NHK総合のテレビアニメ『チ。

―地球の運動について―』のエンディングテーマとして起用され、15世紀ヨーロッパの地動説をめぐる物語と見事にシンクロしています。

7拍子と8拍子が交互に現れる変拍子構成は、天動説の7つの天体と地動説の8つの惑星を音楽的に表現したとも解釈でき、リズムの揺らぎが知的探求の不安定さを巧みに演出しています。

深く思索にふけりたい夜や、新しい発見に胸を躍らせる学習者の方々におすすめしたい一曲です。

灰色のサーガChouCho

ChouCho – 灰色のサーガ [Official MV]
灰色のサーガChouCho

魔女をテーマにした幻想的な世界観を歌った透明感あふれるバラードナンバーで、ChouChoさんが作詞作曲を手掛けた意欲作です。

異国情緒漂うシタールやマンドリンを効果的に配した編曲に加え、基本となる6/8拍子にイントロやBメロでは5/8拍子を巧みに織り交ぜることで、ミステリアスで不安定な浮遊感を演出しているのが印象的ですね。

2020年10月にリリースされたシングル楽曲で、テレビアニメ『魔女の旅々』のエンディングテーマとして起用されています。

拍子の変化が生み出す予測不能なリズム展開は、まさに魔法のような不思議さを感じさせるため、ファンタジー作品が好きな方や変拍子の魅力を体感してみたい方におすすめです。

絶対運命黙示録J.Aシーザー

変則的なリズムと荘厳な合唱が織りなす神秘的な世界観は、聴く者を圧倒する独特の魅力を持っています。

3/4、4/4、5/4、5/8、3/8といった多彩な拍子が頻繁に切り替わることで、不安定で幻惑的な雰囲気が醸し出され、まさに前衛音楽の真骨頂と言えるでしょう。

もともと演劇実験室「万有引力」の舞台『カスパー・ハウザー 一人間の謎への序章、あるいはわたしのモーシエのために一』のために作曲された本作は、1997年に放送されたテレビアニメ『少女革命ウテナ』の決闘シーンで使用されて広く知られるようになりました。

プログレッシブ・ロックやクラシック音楽に興味のある方、また従来のアニメソングとは一線を画した作品を求める方には特におすすめの楽曲です。

5/4Gorillaz

今となっては、バーチャルアーティストの先駆け的な存在として語り継がれるGorillazによるデビューアルバム『Gorillaz』収録の実験的楽曲。

2001年3月に発売された本作は、タイトルが示す通り5/4拍子のギターリフを軸としながら、ドラムは4/4拍子で進行するというポリリズム構造が最大の特徴です。

ギターとドラムが異なる周期でリズムを刻むことで生まれる独特の緊張感とスリルは、まさに変拍子の醍醐味を存分に味わえる仕上がりですね!

当初はシングル候補にも挙がったものの、その攻めた姿勢ゆえに商業的リリースは見送られましたが、ファンの間では初期の名曲として高い評価を獲得。

変拍子を使った楽曲のアレンジを勉強したい、というミュージシャン志望の方もぜひチェックしてみてください!