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魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽

突然ですが、皆さんは「変拍子」という音楽用語をご存じでしょうか。

音楽の授業で4拍子などの概念は学んだことがあるという方はいらっしゃるとは思いますが、一般的な4拍子や3拍子とは違い5拍子や7拍子など変則的な拍子が使われていたり、一つの楽曲にいくつかの違う拍子が含まれていたりすることも含めて「変拍子」と呼ばれるのですね。

何となくマニアックなイメージもあるかもしれませんが、実は皆さんが耳にしているポップスやアニソンなどに変拍子が採用されている場合もあるのですよ。

こちらの記事では、そんな不思議な魅力のある変拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめてご紹介。

ぜひ、曲を聴きながらカウントしてみてくださいね!

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(21〜30)

ナナヒツジシナリオアート

滋賀県出身の3人組ロックバンドです。

ただでさえ拍を取りづらい混合拍子・変拍子をドラマーがたたきながらツインボーカルの片割れを担う、とんでもないリズム隊の演奏力を誇るロックバンドです。

歌と技量に自信がある女性ドラマーを中心にコピーできれば注目を集めること間違いなしなので、ぜひ挑戦してはいかがでしょうか。

The OceanLed Zeppelin

Led Zeppelin – The Ocean (Live at Madison Square Garden 1973)
The OceanLed Zeppelin

ハードロックの歴史を作り上げたバンドのひとつ、レッド・ツェッペリン。

彼らの楽曲で変拍子というと『ブラック・ドッグ』を思い浮かべる方がいるかもしれませんが、あちらは変拍子に聴こえる「ポリリズム」で、実際には4拍子でカウントすることができます。

一方こちらの『オーシャン』は変拍子で、メインリフは8分の15拍子です。

8拍+7拍で数えると分かりやすいのではないでしょうか?

ボーカルが入ると4拍子になりますが、ギターソロはメインリフのリズムで演奏されており、聴きごたえがあります。

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(31〜40)

All You Need Is LoveThe Beatles

最も有名な変拍子ロックと言っても過言ではないのがこちら。

4拍子とワルツの3拍子に慣れてしまっていた人たちには衝撃的だったのではないでしょうか?

Aメロの部分は4分の7拍子と言われますが、どちらかと言えば4分の4拍子+4分の3拍子と数えるとノリがつかめるのではないでしょうか。

この後も『She Said She Said』など、ビートルズは変拍子の曲をたくさん書いているので、この機会にいろいろとお聴きいただくのもオススメですよ。

Pictures at an Exhibition: PromenadeModest Mussorgsky

私は、現在もオーケストラの一員として活動しておりますので、クラシックは変拍子の山です。

このムソルグスキーの『展覧会の絵』の冒頭部分のホルンの奏でるメロディーは4分の5拍子と4分の6拍子を繰り返しております。

指折り数えれば「ほーなるほど」と思ってもらえるかと思います。

変拍子でも耳なじみの良いメロディーができるんだと感心します。

Alive上原ひろみ

Hiromi The Trio Project performing “Alive” (Live in the Studio)
Alive上原ひろみ

上原ひろみは既に日本を代表するジャズピアニストといっていいでしょう。

そんな彼女は、デビュー時のピアノトリオからソロ活動、ギターを加えたカルテット編成を経て、2011年からはベースのアンソニー・ジャクソン、ドラムのサイモン・フィリップスとともに「ザ・トリオ・プロジェクト」をスタートし、さらなる音楽的進化をとげました。

そのトリオ編成の楽曲の中でも屈指の難易度を誇る変拍子曲がこちら、2014年リリースのアルバム『ALIVE』のタイトル曲です。

目まぐるしく変わる表紙の中でも最も複雑な部分はなんと16分の27拍子!

果たしてそのリズムについていくことができるでしょうか?

クマ矢野顕子

矢野顕子といえば今はテレビ等で見て名前を知っている方も多いでしょうが、彼女の1stアルバム『JAPANESE GIRL』は当時のポップシーンにおいてまさに突然変異とも呼べるものでした。

この『クマ』を聴いていただければ、日本民謡のような音楽をバックに5拍子と4拍子を行き来しながら歌う彼女の才能の特異性がすぐに感じられるでしょう。

ちなみにこのアルバムのレコーディングには、アメリカのロックバンド、リトル・フィートが参加しましたが、彼女の才能に驚いたリーダーのローウェル・ジョージが「自分たちは力不足だった」とギャラの受け取りを拒否した、というエピソードも残っています。

RedKing Crimson

King Crimson – Red (OFFICIAL)
RedKing Crimson

1960年代以降、多くのプログレッシブロックバンドが活躍した中でも、その代表格と呼べるのがキング・クリムゾンでしょう。

変拍子に加え、その技巧でも攻めてきた彼らですが、中でもこの曲『Red』はプログレ入門に最適ともいえる名曲。

楽曲を象徴するテーマ部分以外は基本的に4分の4拍子で、冒頭のテーマ部分も5+5+6+8と解釈すると分かりやすいでしょうか。

強烈に歪んだベースにも注目したい、プログレッシブロックのオススメの1曲です。