転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(1〜10)
ケセラセラMrs. GREEN APPLE

フェーズ2の活動再開後に一段と華々しい活躍を見せ、高い人気を誇るバンドのMrs. GREEN APPLE。
第65回の日本レコード大賞においては本曲で大賞を受賞しました。
人生をたたえるおもむきさえ感じさせるような、ミセスらしいつらい気持ちに寄り添う応援歌として支持されていますね。
キーが二つずつ上がりハネるようなサビの転調が印象強く、ミックスボイスと裏声を駆使した力強くも優しい歌唱力と躍動的なバンドサウンドを感じられます。
ラスサビに至ってはサビの頭より6つもキーが高いこともあり、盛り上がっていく曲の展開にも心を震わされる、ミセスの素晴らしさが存分に表れた楽曲です。
夜に駆けるYOASOBI

YOASOBIの名を知らしめた代表曲が『夜に駆ける』です。
こちらはウェブ小説『タナトスの誘惑』にインスパイアされた作品で、主人公の男性と、彼を誘惑する女性のやり取りが描かれています。
やり取りといっても言葉ではなく、心理描写がメインで描かれているのがポイントです。
そしてこの曲では、ラストのサビに向けて印象的な転調が用意されています。
主人公が本音を語る部分では激しく、その後はゆったりとした曲調に変化します。
幾億光年Omoinotake

2021年にメジャーデビューしたOmoinotakeが、ドラマ『Eye Love You』の主題歌として書き下ろした『幾億光年』。
圧倒的なキャッチーさとドラマとの親和性で大ヒット。
2024年を代表する名曲&バンドの代表曲となりましたね。
ラブソングをベースに大切な人とのつながりを歌った歌詞。
一聴しただけでも感じるキーの高さで、男性としては非常に高い中高音が頻出する内容になっています。
AメロからBメロ、サビから2番のAメロといった箇所で転調していますが、自然でなじみ良い印象に。
メロディ性の高さも相まって、ドラマチックな曲のキモになっているのではないでしょうか。
アゲハ蝶ポルノグラフィティ

民族楽器が奏でるラテンの旋律が、聴く人の心を一瞬で異国へと連れ去ってくれます。
かなわぬ恋に身を焦がす主人公の切実な思いが、情熱的なリズムに乗せて歌われる本作。
蝶に姿を変えた愛しい人を追い求めるような歌詞と、サビに向かって感情が高ぶるにつれ、世界が色を変えていくようなドラマチックな展開は、ポルノグラフィティの真骨頂といえるでしょう。
2001年6月に発売されたシングルで、エフティ資生堂「ティセラ・トコナッツココナッツ」のCMソングとしてもおなじみですね。
オリコン1位を獲得し、ミリオンセラーともなった名曲です。
ライブでは会場全体が一体となるコーラスパートもあり、恋に悩むときはもちろん、皆で心を一つにして盛り上がりたいときにもうってつけの1曲ですよ。
Bunny GirlAKASAKI

SNSを中心に爆発的なヒットを記録したシンガーソングライター、AKASAKIさん。
いまや若者から絶大な支持を集めていますよね。
そんなAKASAKIさんの楽曲のなかでも、転調が心地よい作品としてオススメしたいのが、こちらのナンバー。
本作は、恋愛における心の揺れ動きや葛藤を、夜のキャラクターになぞらえて描いています。
サビでみせる転調は、主人公の感情が高ぶる瞬間をあざやかに切り取っており、聴く人の心を強く揺さぶります。
2024年10月に公開されたEPに収録されています。
タイアップこそありませんが、公開直後からSNSで驚異的な再生数を記録しました。
夜のドライブや、一人で物思いにふけりたい夜にぴったりですので、ぜひチェックしてみてください。
なんでもないや(Movie Version)RADWIMPS

2016年8月に公開された映画『君の名は。』のエンディング主題歌として、アルバム『君の名は。』に収録されているRADWIMPSのバラードです。
静かなピアノの音色から始まり、後半にかけてストリングスやバンドサウンドが重なることで、一気に視界が開けるようなドラマチックな構成になっています。
明確な転調というよりも、巧みな技術によって、まるで異なる世界線へ移行したかのような感覚を覚える人もおられるかもしれませんね。
歌詞に込められた「時間」や「記憶」を巡る切実なメッセージが、野田洋次郎さんの歌声と共に胸を締め付けます。
日常のふとした瞬間に、大切な人の存在を再確認したい、そんなシチュエーションで聴けば心に響くはずですよ。
満ちてゆく藤井風

R&BをJ-POPに落とし込んだキャッチーなスタイルで、全国的な人気を集めるシンガーソングライター、藤井風さん。
多くの名曲を持つ彼ですが、その中でも特にオススメしたいのがこちらの『満ちてゆく』。
本作は藤井風さんの特徴であるR&Bしつつも、ところどころでジャズのテイストが含まれています。
そんな本作は終盤で大きく転調します。
曲調がガラッと変わるような転調というよりは、楽曲のストーリーラインに沿った転調なので、不自然さはまったくありません。



