転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(41〜50)
サイレントマジョリティー欅坂46

欅坂46のデビューシングルで2016年4月リリース。
この曲はサビでG#mキーからFmキーへ「+#3の転調」をしています。
キーチェンジとしては無理のないものですが、サビ前、Bメロのフレーズを意図的にサビとはつながりの良くないものにしていることで、よりサビを引き立て、またサビ前で一度、別のキーに移動したような錯覚をリスナーに与える作りになっていますね。
こういう高度なアレンジ手法が使われていることも現代のアイドル曲の特徴かもしれないですね。
非常に興味深いコードアレンジの楽曲だと思います。
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(51〜60)
NEXT LEVELYU-KI

TrfのメインボーカルYU-KIさんのソロ2作目のシングルで2006年3月リリース。
テレビ朝日系特撮テレビドラマ『仮面ライダーカブト』オープニングテーマ。
この曲の転調は、サビでFマイナーからDマイナーへ♭3つが付く転調をしていることですね(理論的には長6度上への転調)。
リスナーに転調したことをハッキリと伝えられるわりには違和感も少なく、またコードアレンジする上でもあまり難しさのない転調と言えるでしょう。
Hello, Again ~昔からある場所~My Little Lover

印象的なサビが魅力的なこちらの曲は、「マイラバ」でおなじみのMy Little Loverが1995年にリリースした『Hello, Again〜昔からある場所〜』です。
JUJUさんがカバーを発表したことでその人気に再度火がつきました。
明るいイントロ、Aメロ、Bメロに対して、シリアスな雰囲気になるサビ。
ここで転調が起きています。
この転調によって、楽曲に大きな動きが加わり、ドラマティックな作品に仕上がっています。
MarionetteBOØWY

BOØWYの6枚目のシングルとして1987年に発売されました。
「BOØWYの楽曲なら何でも売れるというならこれでも食らえという意識で書いた曲」とボーカルの氷室京介は語っており、その言葉通り、オリコンチャートで1位を獲得し、BOØWYの代表曲の一つとなりました。
Bedroom WarfareONE OK ROCK

ONE OK ROCKの2017年1月リリースのアルバム『Ambitions』収録曲。
この曲の転調は、いわゆる「並行調」と言われるもので、簡単に説明するなら、ピアノで弾くときの黒鍵の位置は変わらずにマイナーキーからメジャーキーに転調するパターンですね。
この曲の場合、サビの途中からC#mのキーがEメジャーに移行します。
サビを聴いていると突然パッとメロディが明るくなるところがあるので、それでご理解いただけるでしょう。
曲のアレンジやサウンドはワンオクらしいキレキレのもので、転調うんぬんを抜きにしてもとってもかっこいい曲ですね!
Real FaceKAT-TUN

KAT-TUNのデビューシングルとして2006年に発売されました。
作詞はスガシカオ、作曲はB’zの松本孝弘が手掛けたことで話題となった曲で、少しヤンチャなイメージのKAT-TUNにぴったりのこれまでのジャニーズの曲とは一味違った曲として、オリコン週間シングルチャートでは1位を獲得しました。
ポニーテールとシュシュAKB48

日本の女性アイドルグループ、AKB48のメジャー16作目のシングルで2010年5月リリース。
作詞は秋元康、作曲は多田慎也。
アイドル曲と言えば「単純、明快」というイメージがあるかもしれませんが、この曲で使われている転調テクニックはなかなか凝ったもので、ものすごく巧みです。
あまりに専門的な説明をここでするのも場違いかと思いますので、ここでは割愛しますが、この曲の中では、一転した場面チェンジというよりは、なかなか凝ったコード展開を使うことで、非常にスムーズで違和感のない転調を実現させています。
ご興味のある方はぜひコード譜など検索してみてくださいね。