転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(41〜50)
雨燦々King Gnu

King Gnuの『雨燦々』は平行調の転調を効果的に使った曲です。
この曲はGマイナーで始まり、サビで平行調のBフラットメジャーに転調するというシンプルな構成になっていて、怪しいイントロからサビでいきなり爽やかな空に景色が変わるような爽快感が味わえますよね。
また、この曲はメロディにも工夫がされており、音程の跳躍がかなり激しいです。
カラオケで歌う時は一音ずつしっかりと音程をとって練習してから本番にのぞむのがいいかもしれませんよ。
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(51〜60)
白日King Gnu

King Gnuの大ヒット曲で2019年2月リリース。
この曲で用いられている転調テクニックはJ-POPの正に王道とも言える、ラストのサビでキーが半音上がるパターンですね。
個性的ですごくかっこいい曲の多いKing Gnuですが、こういう王道パターンもしっかりと踏襲しているところがヒット曲を出し続けていける大きな要因になっているのでしょう。
斬新さと王道テクニックのバランス感覚を楽しめる好例と言える楽曲でしょう。
奏(かなで)スキマスイッチ

スキマスイッチの2作目のシングルで2004年3月リリース。
この曲での転調は、間奏の次のCメロ後のサビから、それまでのB♭からD♭へ短三度上への転調していますが、Cメロ部分で双方のキーの共通音であるFの音を多用することで「無理やり感」のないスムーズな転調を実現しています。
転調するにしても転調先のキーの選定、そこに至るメロディの工夫などの点において、とても参考になる楽曲だと思います。
そんな専門的なことはわからなくても、間奏後の展開が何かおもしろいな?と十分に楽しめる楽曲ですね。
My Revolution渡辺美里

1986年にリリースされた渡辺美里さんの代表曲。
ときめくイントロからしてもうグッときますよね。
自分らしく強く生きていく姿を歌った歌詞。
高いBメロからサビへキーが下がる歌いやすさを考慮した転調、当時としては珍しいサビで3回低くなる転調を織り交ぜた構成でリスナーに新しいインパクトを残しました。
この曲の誕生がJ-POPの転調が多くなるきっかけだったとも言われているようです。
そんな転調の魅力はもちろんのこと大村さんの素晴らしいアレンジも聴きどころ。
美しい音色と伸びやかな美里さんのボーカルに、切なくも晴れやかな印象を感じさせる名曲です。
虹Aqua Timez

まっすぐなリリックとメロディで人気を集めたロックバンド、Aqua Timez。
2018年に解散したバンドですが、2024年から1年間限定で再結成され、話題を集めましたよね。
そんなAqua Timezの楽曲のなかでも、特に転調が印象的な作品が、こちらの『虹』、全国的なヒットナンバーなので、聞き覚えがある方も多いと思います。
そんな本作は大サビ部分で、キーを1つ上げるオーソドックスな転調を見せます。
リリックや曲調もあいまって、転調時には希望に満ちあふれた雰囲気がただようのが特徴です。
トドメの一撃 feat. Cory WongVaundy

独創性にあふれた音楽性で若い世代を中心に圧倒的な支持を集めるシンガーソングライター、Vaundyさん。
初期はロックをベースとしていましたが、キャリアを重ねるにつれて、ブラックミュージックの特色が強くなってきましたよね。
こちらの『トドメの一撃 feat. Cory Wong』は、後者にあたる作品で、ニューソウルとディスコ、ファンクなどのエッセンスが含まれているのが特徴です。
そんな本作は、Bメロで大きく転調するのですが、曲調が変わるのにもかかわらず、自然なつなぎにまとまっています。
AnarchyOfficial髭男dism

Official髭男dismの6作目のデジタルダウンロードシングルで2022年1月7日リリース。
東宝系映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の主題歌として書き下ろされました。
この楽曲の転調は、リスナーにハッとしてもらうための転調というよりは、印象的なフレーズをよりスムーズにつなげるためのものという気がします。
おかげで1曲通してすべての歌パートがサビに聞こえるような印象を与えることに成功しているのではないでしょうか。
この曲に限らず、いわゆる「オシャレ感」満載の楽曲の多いOfficial髭男dism。
まさにその面目躍如といったところでしょう。





