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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲

曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。

転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。

その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。

今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。

この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。

曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!

もくじ

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(21〜40)

浪漫飛行米米CLUB

JAL沖縄キャンペーン 夏離宮1990 テーマソング 「米米CLUB-浪漫飛行」
浪漫飛行米米CLUB

米米CLUBの10枚目のシングルとして1990年に発売されました。

JALの沖縄旅行「JAL STORY 夏離宮キャンペーン」のCMイメージソングに起用された曲で、オリコン週間シングルチャートで1位を獲得し、ミリオンセラーを達成しました。

米米CLUBの代表曲の一つです。

愛をこめて花束をSuperfly

Superfly 『愛をこめて花束を』Music Video
愛をこめて花束をSuperfly

Superflyの4枚目のシングルで2008年2月リリース。

この曲は間奏後の英語の歌詞を多用したCメロパートの後に全音転調(1音キーが上がる)して、B♭→Cに転調します。

ラストのサビでキーの上がる転調をするという、比較的よくあるパターンの転調ですが、ボーカル越智の伸びやかな歌唱と卓偉な歌詞の組み合わせで、唐突感もなく非常にスムーズで心地いい転調が楽しめる1曲になっていますね。

メリッサポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ『メリッサ』(ROMANCE PORNO’08 ~10 YEARS GIFT~)/ PORNOGRAFFITTI『Melissa (Live Ver.)』
メリッサポルノグラフィティ

ポルノグラフィティの12作目のシングルとして2003年に発売されました。

アニメ『鋼の錬金術師』のオープニングテーマに起用された曲で、イントロはベースから始まり、切なさと激しさが同居する楽曲です。

「自己犠牲」をテーマに制作された曲です。

サビからメロに切り替わる時の転調が自然に行われていて気持ちい1曲です。

Love so sweet

Love so sweet – 嵐(フル)
Love so sweet嵐

嵐の18枚目のシングルで2007年2月リリース。

この曲の転調のパターンはいわゆる「サビだけ転調」ですが、おもしろいところは、大抵の場合このパターンはラストのサビ、あるいはラストのサビのリピート時に半音や全音上がることがほとんどであることに対して、最初のサビからキーが上がっていること。

そして、また2コーラス目からは元のキーに戻っているところも面白いところです。

歌詞の内容とともに曲にある種の「期待感」を持たせる手法で、これは作曲者のアイディアが素晴らしいですね!

奏(かなで)スキマスイッチ

スキマスイッチ – 「奏(かなで)」Music Video : SUKIMASWITCH / KANADE Music Video
奏(かなで)スキマスイッチ

スキマスイッチの2作目のシングルで2004年3月リリース。

この曲での転調は、間奏の次のCメロ後のサビから、それまでのB♭からD♭へ短三度上への転調をしていますが、Cメロ部分で双方のキーの共通音であるFの音を多用することで「無理やり感」のないスムーズな転調を実現しています。

転調するにしても転調先のキーの選定、そこに至るメロディの工夫などの点において、とても参考になる楽曲だと思います。

そんな専門的なことはわからなくても、間奏後の展開が何かおもしろいな?と十分に楽しめる楽曲ですね。