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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲

曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。

転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。

その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。

今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。

この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。

曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(61〜70)

EverythingMISIA

MISIA – Everything (Official HD Music Video)
EverythingMISIA

MISIAさんが2000年にリリースし大ヒットした、名バラードとしてあげられることの多い代表曲の一つ。

恋愛中はもちろん、冬になるとこの曲が恋しくなるという方もきっと多いことでしょう。

口ずさみやすくなめらかなメロディが印象的ですよね。

クライマックスとなる間奏終わりにD♭からDへ半音高いキーに転調しています。

パターンとしてよく見られるラストサビにかけての盛り上がりが高まりますね!

MISIAさんの歌唱力も相まってよりスケール感を感じられます。

明日もSHISHAMO

キュートな歌声で、等身大の悩み歌い、リスナーに「また明日からも頑張ろう」と思わせてくれるのがガールズバンド、SHISHAMOの『明日も』です。

とてもシンプルで覚えやすく、聴きやすい楽曲ですが、転調の観点からこの曲を見てみると、実は結構複雑なことをしているのです。

サビで転調しているのですが、JPOPには珍しい、6音上げなんです。

転調するためには前後のキーと共通しているコードを使うのですが、6音上げとなるとほとんどない状態になります。

なので、あえてガラッと雰囲気を変えることでリスナーにインパクトを与えているようですね!

QUINCYBoA

BoAさんの14枚目のシングルとして2004年に発売されました。

コーセー「Fasio」CMソングに起用された曲で、タイトルはBoAさんの尊敬するクインシー・ジョーンズから取られたと言われています。

この曲で第46回日本レコード大賞にて金賞を受賞しました。

クラシックJUDY AND MARY

クラシック Judy And Mary 歌詞付き【Hearty Cynic】
クラシックJUDY AND MARY

JUDY AND MARY、10枚目のシングルで1996年10月リリース。

もともとギターのTAKUYAがソロプロジェクト用に書き下ろした楽曲だったが、YUKIがどうしても歌いたいと切望したためJUDY AND MARYでの発表となった、という逸話があります。

TBS系列「Pop-file」オープニングテーマ、日清食品「野菜スープヌードル」TVCMにも採用されました。

さて、この曲の転調は間奏後のサビでキーが上がるものですが、転調のきっかけとして、サビ前のフレーズを元のキーで1回、そして2回目でキーを上げて歌うことで、場面チェンジをハッキリとさせた上で違和感なくキーが移行できるようになっていますね。

その他にもAメロの3小節目などでもキーチェンジしたように感じるフレーズ、コード進行がありますが、これはキーチェンジと見るのか、あるいは臨時記号として処理するのか、なかなか判断に迷うところではあります。

ピアノとボーカルのみで作られている音源なので、ピアノをよく聞いてコード進行の楽しさを味わってみてください。

FLASHPerfume

[Official Music Video] Perfume 「FLASH」
FLASHPerfume

Perfumeの2016年3月リリースのデジタル配信シングル。

この曲の転調は、サビ頭でD♭メジャーからB♭マイナーに並行調移動するパターンですね。

筆者の知る限り、サビでマイナーキーへチェンジする曲はあまり多くないと思うのですが、この曲ではBメロに明るいメロディを使うことで、サビでのマイナーキーへの移行をより際立てる作曲、アレンジが行われています。

切ないサビを強調する手法ですね。

この愛に泳ぎ疲れてもZARD

ZARDの11作目のシングルとして1994年に発売されました。

フジテレビ系ドラマ『愛と疑惑のサスペンス』オープニングテーマに起用された曲で、ZARD初の両A面シングルとしてリリースされました。

1番のサビが終わると急加速し、キーも半音上がる特徴的な曲になっています。

IT’S ONLY LOVE福山雅治

福山雅治 – IT’S ONLY LOVE(15thAnniversary 2005)
IT'S ONLY LOVE福山雅治

福山雅治の9枚目のシングルとして1994年に発売されました。

福山本人が出演したダイドー「ブレンドコーヒー」CMソングに起用された曲で、オリコン週間シングルチャートでは1位を獲得し、ミリオンセラーを記録しました。