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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲

曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。

転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。

その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。

今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。

この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。

曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(71〜80)

誘惑GLAY

GLAYの13枚目のシングルとして1998年に発売されました。

「TDK ミニディスク XAシリーズ」キャンペーンソングに起用された曲で、ミリオンセラーを達成し、1998年度のオリコン年間シングルランキング1位を獲得しました。

ライブでも頻繁に演奏されるGLAYの代表曲の一つです。

クラシックJUDY AND MARY

クラシック Judy And Mary 歌詞付き【Hearty Cynic】
クラシックJUDY AND MARY

JUDY AND MARY、10枚目のシングルで1996年10月リリース。

もともとギターのTAKUYAがソロプロジェクト用に書き下ろした楽曲だったが、YUKIがどうしても歌いたいと切望したためJUDY AND MARYでの発表となった、という逸話があります。

TBS系列「Pop-file」オープニングテーマ、日清食品「野菜スープヌードル」TVCMにも採用されました。

さて、この曲の転調は間奏後のサビでキーが上がるものですが、転調のきっかけとして、サビ前のフレーズを元のキーで1回、そして2回目でキーを上げて歌うことで、場面チェンジをハッキリとさせた上で違和感なくキーが移行できるようになっていますね。

その他にもAメロの3小節目などでもキーチェンジしたように感じるフレーズ、コード進行がありますが、これはキーチェンジと見るのか、あるいは臨時記号として処理するのか、なかなか判断に迷うところではあります。

ピアノとボーカルのみで作られている音源なので、ピアノをよく聞いてコード進行の楽しさを味わってみてください。

FLASHPerfume

[Official Music Video] Perfume 「FLASH」
FLASHPerfume

Perfumeの2016年3月リリースのデジタル配信シングル。

この曲の転調は、サビ頭でD♭メジャーからB♭マイナーに並行調移動するパターンですね。

筆者の知る限り、サビでマイナーキーへチェンジする曲はあまり多くないと思うのですが、この曲ではBメロに明るいメロディを使うことで、サビでのマイナーキーへの移行をより際立てる作曲、アレンジが行われています。

切ないサビを強調する手法ですね。

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(81〜90)

この愛に泳ぎ疲れてもZARD

ZARD「この愛に泳ぎ疲れても」(1994)(歌声バージョン)/作詞:坂井泉水 作曲:織田哲郎
この愛に泳ぎ疲れてもZARD

ZARDの11作目のシングルとして1994年に発売されました。

フジテレビ系ドラマ『愛と疑惑のサスペンス』オープニングテーマに起用された曲で、ZARD初の両A面シングルとしてリリースされました。

1番のサビが終わると急加速し、キーも半音上がる特徴的な曲になっています。

めざせポケモンマスター松本梨香

日本が誇るアニソンの名曲の一つ、と紹介してもいいですよね。

世界中にファンを持つ『ポケットモンスター』シリーズ、そのアニメ版初代オープニングテーマがこちら。

主人公サトシ役を務める声優、松本梨香さんが歌っています。

ファンクミュージックのエッセンスが取り入れられたクールなサウンドが聴けば聴くほどに味の出る、音楽的なかっこよさを持っている作品です。

派手に見せるのではなく、冒険心がだんだんと花開いていくような変化を見せる転調、アレンジにもセンスが感じられますね。

羞恥心羞恥心

フジテレビ系列で放送されていたクイズバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンII』から生まれたつるの剛士さん・野久保直樹さん・上地雄輔さんの3人組企画ユニット「羞恥心」の1枚目のシングルとして2008年に発売されました。

作詞は島田紳助さん、作曲は高原兄さんが手掛けており、大ヒットを記録しました。

ドリームビートWienners

Wienners「ドリームビート」Music Video
ドリームビートWienners

「転調」というは音楽的な用語ですが、この曲の転調から伝わってくるのは「自分たちらしさ」や「前向きな思いから生まれる勢い」という、とても感覚的なもの。

ロックバンドWiennersによる楽曲で、2013年にシングルリリースされました。

サウンドがパッと弾けるような出だし、気持ち良すぎますよね!

そして、スピーディーに転調しつつ進んでいくその音の全てが、曲に込められたメッセージをダイレクトに届けてくれます。

疲れているとき、落ち込んでいるときに聴けば「明日もがんばろう」と思えるはずですよ。