転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(21〜30)
めざせポケモンマスター松本梨香

日本が誇るアニソンの名曲の一つ、とご紹介してもいいですよね。
世界中にファンを持つ『ポケットモンスター』シリーズ、そのアニメ版初代オープニングテーマがこちら。
主人公サトシ役を務める声優、松本梨香さんが歌っています。
ファンクミュージックのエッセンスが取り入れられたクールなサウンドが聴けば聴くほどに味の出る、音楽的なかっこよさを持っている作品です。
派手に見せるのではなく、冒険心がだんだんと花開いていくような変化を見せる転調、アレンジにもセンスが感じられますね。
脳裏上のクラッカーずっと真夜中でいいのに。

日本の音楽ユニットずっと真夜中でいいのに(以下、ずとまよ)の2ndデジタル配信シングルで2018年10月リリース。
この曲の転調はサビだけ1音キーが上がるという形ですね(Cm→Dm)。
わりと強引な店長ではありますが、そこは、ずとまよの魅力でもあるステキでおしゃれなアレンジでうまくまとめています。
違和感なく場面チェンジしていてリスナーをハッとさせる手法はさすがというほかないでしょう。
名もなき詩Mr.Children

Mr.Children(以下、ミスチル)の10枚目のシングルで、1996年2月リリース。
この曲もなかなかおもしろい転調が楽しめる楽曲になっています。
ギターソロの間奏後の早口のフレーズの後にBメロを1オクターブ上で歌って高揚感を演出した後に転調、しかもサビ頭のフレーズを2回繰り返して、よりラストへ向けての高揚感を強調させています。
このあたり、さすがヒットメーカーのミスチル!!と言った感じですね。
まったく見事な手法です。
しかもそこに「無理やり感」が一切ないのもさすが!!の一言。
とても転調の醍醐味(だいごみ)が楽しめる1曲だと思います。
かたちあるもの柴咲コウ

女優としてはもちろんのこと、映画「黄泉がえり」での歌手役をきっかけに、アーティストとしても活動を始めた柴咲コウさん。
女優出身のアーティストとして大成功を収めた筆頭格と言えるのではないでしょうか?
そんな彼女の作品から、転調が気持ち良い楽曲としてオススメしたいのが、こちらの『かたちあるもの』。
サビ前で転調する楽曲で、Bメロからサビに移る直前で転調するということもあって、つながりが非常にスムーズです。
ぜひチェックしてみてください。
雨とカプチーノヨルシカ

ヨルシカの2ndフルアルバム『エルマ』収録曲で、アルバムのリリースは2019年8月28日ですが、今回ご紹介するこの『雨とカプチーノ』はアルバム発売に先がけて先行デジタル配信されました。
オシャレな楽曲で知られるヨルシカですが、この楽曲も聴いているだけでとてもオシャレ感に満ちている気がしますね。
その演出に大きく貢献しているのが転調を巧みに使ったコードアレンジ。
コードアレンジの詳細な説明は本稿では省きますが、この楽曲ではちょっと変わった転調の手法が使われており、曲に独特の空気感を与えています。
不協和音をとても効果的に使っているのもこの楽曲の特徴ですね。
キセキGReeeeN

ドラマ『ROOKIES』の主題歌に起用されたことで大ヒットした、GReeeeNの『キセキ』。
自然な流れで最後まで聴けるのでどこで転調したのか気付きにくいかもしれませんが、Bメロからサビのタイミングで「平行調」という技法が使用されています。
これは、同じ音の組み合わせを使っているのに「明るく聞こえる」「暗く聞こえる」不思議と2つのパターンで聴こえる転調のこと。
スタート地点の音が違うだけで、ナチュラルな転調ができちゃうんですよね。
ボクノートスキマスイッチ

2023年にはデビュー20周年を迎え、ポップ職人としてリスナーを魅了するスキマスイッチ。
『ボクノート』は、映画『ドラえもん のび太の恐竜2006』の主題歌に起用されたバラードです。
言葉にならない気持ちやうまくいかずに試行錯誤する日常をテーマに「気づき」を歌ったパーソナルなメッセージが響きます。
サビでB♭に転調したまま最後まで進行するという驚きの内容ですが、スキマさんの手腕もありなんとも心地よいんですよね。
まろみのある切ないシンセサイザーとともに不思議な魅力を感じさせます。