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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲

曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。

転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。

その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。

今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。

この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。

曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(31〜40)

My Revolution渡辺美里

渡辺美里「My Revolution」(taken from『Live EPIC 25 -20th Anniversary Edition-』)
My Revolution渡辺美里

1986年にリリースされた渡辺美里さんの代表曲。

ときめくイントロからしてもうグッときますよね。

自分らしく強く生きていく姿を歌った歌詞。

高いBメロからサビへキーが下がる歌いやすさを考慮した転調、当時としては珍しいサビで3回低くなる転調を織り交ぜた構成でリスナーに新しいインパクトを残しました。

この曲の誕生がJ-POPの転調が多くなるきっかけだったとも言われているようです。

そんな転調の魅力はもちろんのこと大村さんの素晴らしいアレンジも聴きどころ。

美しい音色と伸びやかな美里さんのボーカルに、切なくも晴れやかな印象を感じさせる名曲です。

イエスタデイOfficial髭男dism

Official髭男dism – イエスタデイ[Official Video]
イエスタデイOfficial髭男dism

2019年9月リリースのOfficial髭男dismの楽曲で、映画『HELLO WORLD』主題歌にも採用されています。

非常にオシャレなアレンジの曲が多いOfficial髭男dismですが、この曲でもBメロでF#メジャーキーからFmキーへと同主調転調をすることで、とてもセンスのいい「オシャレ感」を曲に持たせることに成功しています。

あまりにスムーズに転調しているので、転調に気づかない人もおられるかもしれませんね。

本稿のテーマの趣旨とはちょっと外れてしまうかもしれませんが、ハッとさせるような方向ばかりが転調の使用法ではないということをご理解いただけるように選曲してみました。

こんな転調もおもしろいですね。

一途King Gnu

King Gnuの4作目のCDシングルで、2021年12月29日リリース。

2021年12月24日に劇場公開されたアニメ映画『劇場版 呪術廻戦 0』の主題歌に採用されています。

アップテンポなリズムの中で、軽快なギターのカッティングが非常に心地いい楽曲ですね。

この曲ではサビパートでキーが上がるコードアレンジを採用して、楽曲をよりドラマティックに演出していますね。

また、2コーラス終了後に少しメジャー展開を感じさせるようなCメロを挟んでいることも特筆に値する楽曲の構成手法なのではないかなと思いました。

バンドをやってる方は、この曲をコピーしてみれば得るものがたくさんあると思いますよ!

SubtitleOfficial髭男dism

Official髭男dism – Subtitle [Official Video]
SubtitleOfficial髭男dism

次々とヒット曲をリリースしているOfficial髭男dism。

彼らがドラマ『silent』のテーマソングとして書き下ろした作品が『Subtitle』です。

こちらは、なかなか相手に伝わらない愛情と、それが字幕のように表示されて伝わったらいいのにという気持ちを歌うミディアムバラードです。

非常に転調が印象的な作品で、曲が盛り上がる要所要所に設けられています。

とくにラスト辺りでスローテンポになる部分は、転調のおかげで曲のメッセージ性が強調されていますね。

かたちあるもの柴咲コウ

女優としてはもちろんのこと、映画「黄泉がえり」での歌手役をきっかけに、アーティストとしても活動を始めた柴咲コウさん。

女優出身のアーティストとして大成功を収めた筆頭格と言えるのではないでしょうか?

そんな彼女の作品から、転調が気持ち良い楽曲としてオススメしたいのが、こちらの『かたちあるもの』。

サビ前で転調する楽曲で、Bメロからサビに移る直前で転調するということもあって、つながりが非常にスムーズです。

ぜひチェックしてみてください。

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(41〜50)

Magic Music木村カエラ

木村カエラ「Magic Music」【short ver.】
Magic Music木村カエラ

現在でも一部の層から根強い支持を集めている女性シンガーソングライター、木村カエラさん。

多くの名曲を持つ彼女ですが、その中でも特にオススメしたい楽曲がこちらの『Magic Music』。

本作はキャリア初期の特徴であった、ロックテイストの強い作品で、全体を通してキュートでありながらも高いボルテージを有しています。

サビで転調するのですが、サビの始まりではなく、途中で転調します。

本作のようにサビの途中からキーが上がる転調は珍しいので、ぜひ一度、ご自身の耳で確かめてみてください。

雨燦々King Gnu

King Gnuの『雨燦々』は平行調の転調を効果的に使った曲です。

この曲はGマイナーで始まり、サビで平行調のBフラットメジャーに転調するというシンプルな構成になっていて、怪しいイントロからサビでいきなり爽やかな空に景色が変わるような爽快感が味わえますよね。

また、この曲はメロディにも工夫がされており、音程の跳躍がかなり激しいです。

カラオケで歌う時は一音ずつしっかりと音程をとって練習してから本番にのぞむのがいいかもしれませんよ。