転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(91〜100)
鳥の詩Lia

淡々と同じ進行がくり返されているようでその実、かなり高度な転調が登場しているこの曲。
最初はPCゲームとして発売され、その人気ぶりからメディアミックス展開された『AIR』シリーズ。
そのアニメ版主題歌などに起用されたのがこの、Liaさんの歌う『鳥の詩』です。
ストリングスの美しい音色が響くダンスミュージックで、Liaさんの幻想的なボーカルワークが映えた仕上がり。
『AIR』が「泣きゲー」と称されるその理由の一つを生み出している楽曲です。
何度も転調するのに曲全体の一体感が全くそこなわれていないのが、すごいんですよね……。
ふりそでーしょんきゃりーぱみゅぱみゅ

きゃりーぱみゅぱみゅの4枚目のシングルとして2013年に発売されました。
テレビドガッチ「豆しぱみゅぱみゅ」CMソングに起用されており、きゃりーが1月29日に20歳となるのを記念して制作された曲です。
歌詞には“こどもから大人になる心境”や“生まれてきた感謝のキモチ”が込められており、いわゆる成人式ソングになっています。
love the worldPerfume

Perfumeの7枚目のシングルとして2008年に発売されました。
シャープ「au(KDDI)CDMA 1X WIN W62SH」CMソングに起用された曲で、オリコン週間シングルチャートでは1位を獲得しました。
振り付けはPerfumeの曲の中でも一番難しいと言われています。
HarmonyLittle Glee Monster

Little Glee Monsterの楽曲で、彼女たちのデビューアルバム『Little Glee Monster』に収録。
リリースは2014年3月。
よくあるサビでの突然転調ではないので、この曲の転調はちょっとわかりにくいかもしれませんが、動画の2分6秒あたりの声を張っているところから転調していますね。
こういう少しさりげない感じの転調パターンも、楽曲を楽しんでもらって印象付けるにはなかなかいい手法だと思います。
聴いているだけではわかりにくくても、ご自身で歌ってみると転調を実感できるかも?
しかし、この楽曲で聴ける彼女たちの堂々とした歌唱、リリース当時のご本人たちの年齢を考えると本当にすごいですね!
I BELIVE華原朋美

華原朋美さんの2枚目のシングルとして1995年に発売されました。
自身が出演した’96ミナミ「JOY OF SPORTS」CFイメージソングに起用され、華原が大ブレイクするきっかけとなった曲です。
大ヒットを記録し、自身初のミリオンセラーを達成しました。
J-POPアーティストの曲にしては珍しく音階が2段階に変化するのが特長の曲です。