転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(91〜100)
炎LiSA

LiSAさんの17作目のCDシングルで、2020年10月14日リリース。
映画『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌で、同映画の大ヒットに伴って、この楽曲も大ヒット曲になりました。
本稿では楽曲のコードアレンジについての詳しい説明は省きますが、1曲の中で何度も転調が繰り返されており、とてもドラマティックなバラードに仕上げられています。
とくにBメロからサビに向かっていくところからサビでの転調なんかはとくに音楽に詳しくない人でも聴いていて非常にわかりやすいのではないかなと思います。
Rockdom〜風に吹かれてTHE ALFEE

ドラマチックに転調していくこの曲が、あなたの青春時代を呼び起こしてくれるかも。
70年代以降、邦楽シーンの一線で活躍してきたバンドTHE ALFEEによる楽曲で、1986年に24枚目のシングルとしてリリースされました。
郷愁の湧く歌詞が「初心を忘れず人生を歩んでいこう」という気持ちにさせてくれます。
彼ららしい、美しいコーラスワークも聴きどころ。
そしてとくに曲後半にかけての転調、盛り上がりに胸が熱くなるんですよね。
ね〜え?松浦亜弥

松浦亜弥の9枚目のシングルとして2003年に発売されました。
エフティ資生堂「ティセラ」のCMソングに起用された曲で、プロデュースはつんくが手掛けました。
オリコン週間シングルチャートでは3位を記録しており、アイドルらしいかわいい振り付けと曲になっています。
茜森山直太朗

ピアノとアコースティックギターの優しい音色、そして温かい歌声が胸に染みます。
『さくら(独唱)』『夏の終わり』などのヒット作で知られているシンガーソングライター、森山直太朗さんによる楽曲で、2022年に配信リリース。
ドラマ『家庭教師のトラコ』の主題歌に起用されました。
聴いていると大切な人のことを思わずにはいられなくなる、ノスタルジーな気分になる感動バラードナンバーです。
2番終わりから間奏にかけての転調に開放感があって、心奪われます。
ヒトツボシKOH⁺

柴咲コウさんと福山雅治さんによる音楽ユニット、KOH+が2022年にリリースした『ヒトツボシ』は、映画ガリレオ『沈黙のパレード』の主題歌として起用されています。
この曲はBメロで転調を効果的に使っていて最後まで飽きないような工夫がされています。
この曲のように隠し味のようにさり気ない転調で曲のクオリティをあげるアプローチは気づきにくいかもしれませんがこの曲以外にも多くあります。
ぜひ他にもさりげない転調が隠れている曲を探してみてくださいね!