転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(81〜90)
VanillaGACKT

Gacktさんの通算2作目のシングルで1999年8月リリース。
「たかの友梨ビューティクリニック」CMソングにも採用されていましたね。
この曲の転調のパターンとしてはラストのサビでキーが上がるパターンですね。
前置きなくサビのリピートで突然転調するところに聴いていてハッとさせられます。
曲中でこういう手法を巧みに使っているところも、楽曲のヒットにつながってるんでしょうね。
カラオケなどで歌っていると、この転調についていくのが難しいかもしれないですが、ぜひチャレンジしてみていただきたいと思います。
突然転調の心地よさを十分に感じさせてくれる楽曲です。
I’m proud華原朋美

華原朋美さんの3作目のシングルで、1996年3月6日リリース。
プロデュースは言わずと知れた小室哲哉さん。
鹿原さんご本人出演のTBC「the レディ・エステティック」のCMソングにも抜てきされミリオンセラーを記録した、90年代の代表するヒット曲のひとつになりました。
サビ以外の部分はマイナーキーで構成されサビでメジャー展開、そしてラストのサビの転調でキーが上がるという、いわゆる王道的な転調の手法を使った楽曲ですが、それだけに曲のパートごとの場面展開が明快で、聴く人にインパクトを与えることに成功しています。
パプリカFoorin

小中学生のメンバーで構成されたユニット、foorinの楽曲で2018年8月リリース。
作曲、編曲、プロデュースは米津玄師さん。
ご本人が歌った音源もリリースされていますね。
この曲でもメロディの場面チェンジに転調が巧みに使われていて、楽曲を印象深くしていますね。
曲中で使われているコード、転調を交えたコード進行、そしてメロディ作りなど、米津さんの高い作曲、アレンジセンスを感じさせる仕上がりになっています。
会いたくて 会いたくて西野カナ

西野カナさん、10作目のシングルで2010年5月リリース。
この曲の転調ポイントは4分4秒あたり。
バックの演奏が静かになる、曲中で1回だけ出てくるCメロの後に転調してキーが上がります。
歌がロングトーンで伸ばしているところで演奏がブレイクして、その直後にキーが上がることで曲をドラマティックに演出するアレンジになっています。
よくある手法と言ってしまえばそれまでですが、ドラマティックに曲を盛り上げるには最適な手法の一つでしょう。
作曲などされている方はぜひ参考にしてみてくださいね!
ZEROB’z

B’zの11作目のシングルとして1992年に発売されました。
6作目のアルバム「RUN」からの先行シングルで、ノンタイアップで勝負した曲です。
これまでのポップ路線から大きく異なるファンク・メタル調のロック・テイストが強い曲で、ライブでは最も演奏回数の多い曲です。