転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(61〜70)
ポニーテールとシュシュAKB48

日本の女性アイドルグループ、AKB48のメジャー16作目のシングルで2010年5月リリース。
作詞は秋元康、作曲は多田慎也。
アイドル曲と言えば「単純、明快」というイメージがあるかもしれませんが、この曲で使われている転調テクニックはなかなか凝ったもので、ものすごく巧みです。
あまりに専門的な説明をここでするのも場違いかと思いますので、ここでは割愛しますが、この曲の中では、一転した場面チェンジというよりは、なかなか凝ったコード展開を使うことで、非常にスムーズで違和感のない転調を実現させています。
ご興味のある方はぜひコード譜など検索してみてくださいね。
明日もSHISHAMO

キュートな歌声で、等身大の悩み歌い、リスナーに「また明日からも頑張ろう」と思わせてくれるのがガールズバンド、SHISHAMOの『明日も』です。
とてもシンプルで覚えやすく、聴きやすい楽曲ですが、転調の観点からこの曲を見てみると、実は結構複雑なことをしているのです。
サビで転調しているのですが、JPOPには珍しい、6音上げなんです。
転調するためには前後のキーと共通しているコードを使うのですが、6音上げとなるとほとんどない状態になります。
なので、あえてガラッと雰囲気を変えることでリスナーにインパクトを与えているようですね!
ガーネット奥華子

奥華子さんの4枚目のシングルとして2006年に発売されました。
アニメ映画「時をかける少女」の主題歌に起用された曲で、映画のロングラン上映とともにロングセールスを記録しました。
ガーネットの宝石言葉は「友情・友愛」であり、映画のテーマとも同一性があるものになっています。
MarionetteBOØWY

BOØWYの6枚目のシングルとして1987年に発売されました。
「BOØWYの楽曲なら何でも売れるというならこれでも食らえという意識で書いた曲」とボーカルの氷室京介は語っており、その言葉通り、オリコンチャートで1位を獲得し、BOØWYの代表曲の一つとなりました。
鳥の詩Lia

当時ネット上でも話題になりましたし、00年代のゲーム、アニメ好きにとってはおなじみかもしれませんね。
美しい歌声が持ち味のシンガーLiaさんの楽曲で、2000年に発売された恋愛ゲーム『AIR』の主題歌に起用されました。
クールさと壮大さをあわせ持つサウンドに、ノスタルジーなメロディラインが絡み合うエレクトリックチューンです。
何か心の内がふるえ立つような仕上がりですね。
曲後半にかけて、たたみかけるように転調していきます。