転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲
曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。
転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。
その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。
今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。
この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。
曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!
転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(1〜10)
ライラックMrs. GREEN APPLE

今、日本で最も大衆から支持を集めているバンドの1つ、Mrs.GREEN APPLE。
多くのヒットナンバーを持つ彼らですが、なかでもオススメしたいのがこちらの『ライラック』。
誰もが知るMrs.GREEN APPLEの名曲ですね。
本作はAメロからBメロへの転換、Bメロからサビへの転換、大サビで大きく転調します。
特にAメロからBメロへの転換は、曲の印象がガラッと変わるので、バツグンの聴きごたえをほこります。
夜に駆けるYOASOBI

YOASOBIの名を知らしめた代表曲が『夜に駆ける』です。
こちらはWEB小説『タナトスの誘惑』にインスパイアされた作品で、主人公の男性と、彼を誘惑する女性のやり取りが描かれています。
やり取りといっても言葉ではなく、心理描写がメインで描かれているのがポイントです。
そしてこの曲では、ラストのサビに向けて印象的な転調が用意されています。
主人公が本音を語る部分では激しく、その後はゆったりとした曲調に変化します。
人としてSUPER BEAVER

2000年代から活躍を続けるロックバンド、SUPER BEAVER。
オーソドックスなロックが特徴で、キャリアを通してブレのない音楽性を持つバンドとして知られています。
そんな彼らの楽曲のなかでも、特に転調が気持ち良い作品としてオススメしたいのが、こちらの『人として』。
楽曲の構成としては非常にシンプルで、大サビでキーが1段階上がる転調を見せます。
非常にキャッチーなメロディーで、転調のパターンもオーソドックスのため、クセのない楽曲を聴きたいという方にオススメです。
ミックスナッツOfficial髭男dism

アニメ『SPY×FAMILY』の主題歌として人気のある、Official髭男dismの『ミックスナッツ』も転調が光る曲です。
この曲はキーがGフラットでAメロが始まりますが、BメロでキーAに転調します。
さらにややこしいのが、Bメロの後半ではキーDに転調している点です。
そしてサビではAメロと同じキーGフラットに転調します。
この曲以外にも『Cry Baby』など、本当に彼らの楽曲は転調が目まぐるしく、聴いていて不思議な印象を受けますよね。
トドメの一撃 feat. Cory WongVaundy

独創性にあふれた音楽性で若い世代を中心に圧倒的な支持を集めるシンガーソングライター、Vaundyさん。
初期はロックをベースとしていましたが、キャリアを重ねるにつれて、ブラックミュージックの特色が強くなってきましたよね。
こちらの『トドメの一撃 feat. Cory Wong』は、後者にあたる作品で、ニューソウルとディスコ、ファンクなどのエッセンスが含まれているのが特徴です。
そんな本作は、Bメロで大きく転調するのですが、曲調が変わるのにもかかわらず、自然なつなぎにまとまっています。