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転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲

曲の場面、雰囲気を中途でガラッと変える時に使う技法に「転調」という手法があります。

転調について詳しく説明を始めると、音楽理論書を一冊書けるぐらいの量になっちゃいますので、ここでは詳しい説明については割愛しますが、一番よくあるパターンが、曲の最後のサビでキーを上げて、より盛り上げる!!みたいなパターンですね。

その他、曲中で例えばBメロだけ転調させて聴く人をハッとさせるというような曲もあったり、また巧みに転調を繰り返しつつも不自然さを感じさせないような、さりげない転調のテクニックを駆使した曲もあります。

今回は、そんな転調が心地いい曲、巧みな曲をいくつかピックアップしてみました。

この記事で「転調」にご興味を持たれた方は、ぜひネット検索などで探求してみてください。

曲の仕組みがわかることで、きっとまた新しい楽しみに出会えますよ!

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(51〜60)

MarionetteBOØWY

BOØWY「MARIONETTE」~ 『BOØWY 1224 -THE ORIGINAL-』より
MarionetteBOØWY

BOØWYの6枚目のシングルとして1987年に発売されました。

「BOØWYの楽曲なら何でも売れるというならこれでも食らえという意識で書いた曲」とボーカルの氷室京介は語っており、その言葉通り、オリコンチャートで1位を獲得し、BOØWYの代表曲の一つとなりました。

NEXT LEVELYU-KI

TrfのメインボーカルYU-KIさんのソロ2作目のシングルで2006年3月リリース。

テレビ朝日系特撮テレビドラマ『仮面ライダーカブト』オープニングテーマ。

この曲の転調は、サビでFマイナーからDマイナーへ♭3つが付く転調をしていることですね(理論的には長6度上への転調)。

リスナーに転調したことをハッキリと伝えられるわりには違和感も少なく、またコードアレンジする上でもあまり難しさのない転調と言えるでしょう。

セブンティーンYOASOBI

YOASOBI「セブンティーン」Official Music Video
セブンティーンYOASOBI

YOASOBIと宮部みゆきさんのコラボという点からも注目を集めているのが『セブンティーン』です。

こちらは17歳の少女を主人公にしたサスペンス小説『色違いのトランプ』を元にした作品。

その濃密な物語を疾走感のあるサウンドに乗せて描いています。

そして主人公が事件に巻き込まれるシーンで転調が使われています。

これは混とんとした世界に足を踏み入れたのを表しているのかもしれませんね。

またラストのサビの直前にも転調が用意されています。

CAN YOU CELEBRATE?安室奈美恵

CAN YOU CELEBRATE? / (25th Anniversary Live Edit)
CAN YOU CELEBRATE?安室奈美恵

安室奈美恵さんの9枚目のシングルとして1997年に発売されました。

フジテレビ系月9ドラマ『バージンロード』の主題歌に起用され、2週連続でオリコンチャートで1位を獲得し、ダブルミリオンセラーを達成しました。

この曲で、第39回日本レコード大賞の大賞を受賞し、2年連続の受賞となりました。

転調が気持ちいい曲。自然&印象が変わるJ-POPや邦楽の名曲(61〜70)

Everyday、カチューシャAKB48

【MV full】 Everyday、カチューシャ / AKB48[公式]
Everyday、カチューシャAKB48

AKB48の21作目のシングルとして2011年に発売されました。

楽曲のセンターポジションは前田敦子が務めた曲で、東宝配給映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』主題歌他、多くのタイアップが付いた曲です。

全編グアムで撮影されたPVも必見です。

サブ前の転調が自然で聴き心地がいいです。

コブクロ

桜 – コブクロ(フル)
桜コブクロ

コブクロの12枚目のシングルとして2005年に発売されました。

フジテレビ系ドラマ『Ns’あおい』主題歌に起用され、ロングヒットを記録しました。

第47回日本レコード大賞では金賞を受賞し、コブクロのシングルでは2番目の売上を記録しました。

桜ソングとして人気の高い曲です。

サビに入る場面での転調が自然で気持ちいいですよね。

目抜き通り椎名林檎 & トータス松本

椎名林檎とトータス松本 – 目抜き通り
目抜き通り椎名林檎 & トータス松本

椎名林檎さんとウルフルズのトータス松本さんのコラボ曲で2017年4月リリース。

最後のサビの中途でE♭メジャーからB♭メジャーへキーチェンジして、最後のサビの盛り上がりを盛大に演出しています。

この部分の他にも非常に凝ったアレンジがなされていて、盛り上がりの演出ポイントがたくさんある曲ですが、最後の最後までキーチェンジは温存しているところも、なかなかニクいアレンジですね!

まさにタイトル通り、まるでラスベガスのメインストリートを思わせるようなゴージャスなアレンジの中に転調を取り入れることで、より「ゴージャス感」を演出することに成功していると思います。