RAG Music
素敵な音楽

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽

突然ですが、皆さんは「変拍子」という音楽用語をご存じでしょうか。

音楽の授業で4拍子などの概念は学んだことがあるという方はいらっしゃるとは思いますが、一般的な4拍子や3拍子とは違い5拍子や7拍子など変則的な拍子が使われていたり、一つの楽曲にいくつかの違う拍子が含まれていたりすることも含めて「変拍子」と呼ばれるのですね。

何となくマニアックなイメージもあるかもしれませんが、実は皆さんが耳にしているポップスやアニソンなどに変拍子が採用されている場合もあるのですよ。

こちらの記事では、そんな不思議な魅力のある変拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめてご紹介。

ぜひ、曲を聴きながらカウントしてみてくださいね!

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(41〜50)

Diary of a MadmanOzzy Osbourne

Ozzy Osbourne – Diary of a Madman (Official Audio)
Diary of a MadmanOzzy Osbourne

ヘヴィメタルの帝王オジー・オズボーンさんが1981年にリリースした名盤『Diary of a Madman』の表題曲にして、7拍子の魅力が存分に発揮された異色の名曲です。

ヴァース部分で使用される7/4拍子が生み出す不安定なグルーヴが、狂気というテーマを音で表現し、聴き手に独特の浮遊感をもたらします。

天才ギタリスト、ランディ・ローズによる緻密なリフ構成は、奇数拍でありながら見事なまとまりを見せ、コーラス部分の6/8拍子との対比でドラマティックな展開を演出。

変拍子好きはもちろん、プログレッシブなヘヴィメタルを求める方にぜひ聴いてほしい傑作です!

OutshinedSoundgarden

グランジ四天王の一角として、ヘヴィメタルとオルタナティブロックの架け橋となったSoundgardenの代表的ナンバー。

1991年にリリースされたアルバム『Badmotorfinger』収録のこの楽曲は、ヴァース部分で7/4拍子という変則的なリズムを採用しているのが最大の特徴です。

ドロップDチューニングによる重厚なリフが7拍で一巡する独特のうねりを生み出し、サビで4/4拍子に戻ることで緊張と解放のドラマを演出。

クリス・コーネルさんの力強いボーカルが、この複雑なリズムの上で自在にメロディを歌い上げます。

変拍子でありながらキャッチーで格好良いグルーヴを実現した名曲として、リズムにこだわる音楽ファンには絶対におすすめしたい一曲です。

Seven DaysSting

スティングが1993年にリリースした4枚目のソロアルバム、「テン・サマナーズ・テイルズ」に収録された5拍子の楽曲がこちら。

シングルリリースもされたこの曲では、ジャズからロックまであらゆるジャンルで活躍する名ドラマー、ヴィニー・カリウタがドラムを叩いています。

5拍子でありながら違和感を抱かせない自然な曲展開は、その優しいメロディやスティングの歌声ももちろん要因でしょうが、ヴィニーの卓越した演奏も大きな要素ではないでしょうか?

シンプルなようで細かく表情を変えるドラムテクニックにもぜひ着目してください。

Another World of Beasts植松伸夫

ゲーム音楽界の巨匠が手掛けた『ファイナルファンタジーVI』の幻獣界を表現した楽曲は、7拍子という変則的なリズムが生み出す独特の浮遊感と神秘性が圧倒的な魅力を放っています。

植松伸夫さんが得意とするプログレッシブ・ロック的な手法を用いて、3+2+2や4+3といった拍の細分化により聴き手を異世界へと誘う構成が見事です。

1994年に発売されたスーパーファミコン版で初登場し、幻獣に関わるダンジョンやイベント・シーンのテーマとして使用されました。

現実離れした幻想的な世界観を体験したい方や、変拍子の魅力を堪能したいリスナーには必聴の名曲といえるでしょう。

MoneyPink Floyd

Pink Floyd – Money (Official Music Video)
MoneyPink Floyd

変拍子を用いたプログレッシブロックの名曲の中でも特に有名なのがこちら、ピンク・フロイドの『マネー』です。

1973年リリースのアルバム『狂気』に収録されたこの曲は、アメリカではシングル・カットされて全米13位というヒット曲となり、アルバムの大ヒットにも繋がりました。

タイトルの通りレジとお金の音が刻むリズムから特徴的な4分の7拍子のベースリフに流れ込むイントロは、50年近くたった今改めて聴いても新鮮に感じられますね。

The GrudgeTool

現代プログレッシブロックシーンを語るうえで絶対に外せないのがアメリカのプログレメタルバンド、トゥールです。

ザクザクとしたギターリフとパーカッションを思わせる特徴的なスタイルのドラム、浮遊感のあるベース、そしてカリスマボーカリストであるメイナード・ジェームス・キーナンの歌声という組み合わせで、あまりの特異性に変拍子を感じさせないその音楽性は他に類を見ません。

こちらは2001年のアルバム「ラタララス」のオープニングを飾る楽曲で、8分を超える長さを感じさせない1曲です。

おわりに

プログレッシブロックなどの変拍子が頻繁に登場するジャンルもあれば、意外な曲が変拍子の曲であったりと「変拍子」の世界は深掘りすればするほどその奥深い魅力に気付かされるものです。

あなたが好きな音楽も、実は変拍子が使われているかもしれません……こちらの記事が皆さんにとって新たな発見のきっかけとなれば嬉しいです!