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魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽

突然ですが、皆さんは「変拍子」という音楽用語をご存じでしょうか。

音楽の授業で4拍子などの概念は学んだことがあるという方はいらっしゃるとは思いますが、一般的な4拍子や3拍子とは違い5拍子や7拍子など変則的な拍子が使われていたり、一つの楽曲にいくつかの違う拍子が含まれていたりすることも含めて「変拍子」と呼ばれるのですね。

何となくマニアックなイメージもあるかもしれませんが、実は皆さんが耳にしているポップスやアニソンなどに変拍子が採用されている場合もあるのですよ。

こちらの記事では、そんな不思議な魅力のある変拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめてご紹介。

ぜひ、曲を聴きながらカウントしてみてくださいね!

魅惑の変拍子。奇数拍子や複雑なリズムを持つ不思議な音楽(31〜40)

RedKing Crimson

King Crimson – Red (OFFICIAL)
RedKing Crimson

1960年代以降、多くのプログレッシブロックバンドが活躍した中でも、その代表格と呼べるのがキング・クリムゾンでしょう。

変拍子に加え、その技巧でも攻めてきた彼らですが、中でもこの曲『Red』はプログレ入門に最適ともいえる名曲。

楽曲を象徴するテーマ部分以外は基本的に4分の4拍子で、冒頭のテーマ部分も5+5+6+8と解釈すると分かりやすいでしょうか。

強烈に歪んだベースにも注目したい、プログレッシブロックのオススメの1曲です。

The Lion’s RoarCYNIC

アメリカのプログレッシブメタルバンド、CYNIC。

元はデスメタルバンドでしたが、徐々にその要素は薄まり、浮遊感あふれるメロディが特徴的なプログレッシブメタルに移行しています。

こちらは3rdアルバム『Kindly Bent to Free Us』に収録された楽曲で、イントロは変拍子感がない8分の6拍子で始まりながら、徐々に8分の6と8分の5を行き来する展開で驚かせてくれる1曲です。

メロディの自然さを損なわない演奏テクニックにも注目です。

Seven DaysSting

スティングが1993年にリリースした4枚目のソロアルバム、「テン・サマナーズ・テイルズ」に収録された5拍子の楽曲がこちら。

シングルリリースもされたこの曲では、ジャズからロックまであらゆるジャンルで活躍する名ドラマー、ヴィニー・カリウタがドラムを叩いています。

5拍子でありながら違和感を抱かせない自然な曲展開は、その優しいメロディやスティングの歌声ももちろん要因でしょうが、ヴィニーの卓越した演奏も大きな要素ではないでしょうか?

シンプルなようで細かく表情を変えるドラムテクニックにもぜひ着目してください。

Tattooed Love BoysPretenders

Pretenders – Tattooed Love Boys (Official Music Video)
Tattooed Love BoysPretenders

70年代末のパンクとニューウェーブの融合を見事に体現したプリテンダーズの代表曲のひとつがこの楽曲です。

クリッシー・ハインドさんの個人的な体験に基づく重いテーマを扱いながらも、7/8拍子と4/4拍子を巧みに組み合わせた変拍子の魅力が光る一曲となっています。

ヴァース部分で7拍子が生み出す前のめりな緊張感と、サビで4拍子に戻る際の安定感のコントラストが絶妙で、楽曲全体に独特のスリルを与えているのですね。

1979年にシングル「Kid」のB面として世に出た本作は、翌1980年のデビュー・アルバム『Pretenders』に収録され、同アルバムは英国チャート1位を獲得しました。

変拍子に興味がある方や、パンクロックの進化形を体感したい方にはぜひ聴いていただきたい名曲です。

Another World of Beasts植松伸夫

ゲーム音楽界の巨匠が手掛けた『ファイナルファンタジーVI』の幻獣界を表現した楽曲は、7拍子という変則的なリズムが生み出す独特の浮遊感と神秘性が圧倒的な魅力を放っています。

植松伸夫さんが得意とするプログレッシブ・ロック的な手法を用いて、3+2+2や4+3といった拍の細分化により聴き手を異世界へと誘う構成が見事です。

1994年に発売されたスーパーファミコン版で初登場し、幻獣に関わるダンジョンやイベント・シーンのテーマとして使用されました。

現実離れした幻想的な世界観を体験したい方や、変拍子の魅力を堪能したいリスナーには必聴の名曲といえるでしょう。