日本らしい情緒や和を感じられる「ヨナ抜き音階」。
ヨナ抜き音階は、4つ目と7つ目の音がない5音で成り立つ音階のことで、明治時代に西洋音楽になじむ足掛かりとして広がりました。
そんな歴史ある音階ですが、実は誰もが知っている大ヒット曲から最新J-POPまで、私たちの身近な音楽に取り入れられているんです!
この記事では、ヨナ抜き音階が効果的に使われている名曲をご紹介します。
どこか懐かしさをおぼえるあの曲、ノスタルジックな雰囲気につい浸ってしまうあの曲……その秘密は、もしかしたら音階にあるのかも!?
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【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲(1〜10)
春泥棒ヨルシカ

2019年にメジャーデビューを果たした男女2人組のロックバンド・ヨルシカの配信5作目となる楽曲。
『大成建設』のCMソングに起用された楽曲で、花を命、風を時間に見立てた歌詞とアコースティックギターの音色に乗せた優しいメロディーが耳に残るナンバーです。
日本的な響きを作り出しているヨナ抜き音階の旋律が楽曲全体を柔らかい雰囲気にしており、歌詞の切なさと相まって独特の浮遊感を持ったナンバーに仕上がっています。
現代的な音楽に使われても古さを感じないヨナ抜き音階の心地よさを再確認できる楽曲と言えるのではないでしょうか。
ツバメYOASOBI

小説を音楽にする男女2人組音楽ユニットYOASOBIと、小学生ユニットのミドリーズが共演した楽曲。
NHKの子供向けSDGs番組『ひろがれ!
いろとりどり』のテーマソングに起用された楽曲で、小さなツバメの視点から描かれた物語と、未来へ向かう希望を感じさせるヨナ抜き音階のメロディが心を温かくするナンバーです。
2021年10月に発売されたシングルで、後にアルバム『THE BOOK 2』にも収録されました。
現代的なサウンドに乗せた軽やかなリズムと、ヨナ抜き音階特有の親しみやすい旋律が子供たちの歌声と調和しており、聴く人に一体感を与える本作。
世代をこえて愛される普遍的なメロディの心地よさを再確認できますね。
恋星野源

シンガーソングライターの星野源さんのヒット作、『恋』。
一見かなりのポップネスで、和風な雰囲気を感じさせるヨナ抜き音階の楽曲には聴こえにくいかもしれません。
しかしながらこの穏やかで優しい雰囲気をどこかにひめた曲調はまさにヨナ抜き音階。
星野源の作曲家としての本気をみたような、笑顔の裏のブレーンを感じてしまうような隠し味です。
おかげでサビには強烈なインパクトと耳に残りやすい親しみやすさを感じます。
大ヒットの裏には確実な知恵と感覚があったのですね。
さくらケツメイシ

ラップと親しみやすいメロディを融合させたスタイルで人気を博すケツメイシの通算14作目のシングル曲。
2005年2月に発売され、ノンタイアップながらオリコン1位を獲得しロングヒットを記録したナンバーです。
萩原聖人さんと鈴木えみさんが出演したミュージックビデオも話題となり、桜が舞う季節の情景と過去の恋人を思う切ない歌詞が多くの人々の心をとらえました。
サビのメロディにヨナ抜き音階が効果的に使われており、ヒップホップのビートと日本的な哀愁漂う旋律が見事に調和した名曲と言えるのではないでしょうか。
春の訪れとともに聴きたくなる、ノスタルジックな雰囲気に満ちた1曲です。
カイト嵐

2020年に活動休止してからも根強い人気を誇り、メンバー個々の活躍もめざましい5人組アイドルグループ・嵐の58作目のシングル曲。
シンガーソングライター・米津玄師さんが初めてジャニーズに提供した楽曲で、『NHK2020ソング』として書き下ろされたナンバーです。
広がりのある荘厳なストリングスに乗せて、どこか懐かしさを感じさせるヨナ抜き音階の響きと日本語のみでつづられた歌詞が心を震わせる楽曲ですよね。
挫けそうな時に力強く背中を押してくれる、心に響く壮大な楽曲と言えるのではないでしょうか。
Lemon米津玄師

ドラマ『アンナチュラル』の主題歌として書き下ろされた、米津玄師さんのシングル曲。
大切な人を失った悲しみや喪失感をテーマにしながらも、サビで印象的に使われているヨナ抜き音階のメロディが、聴く人の心に深く染み渡るナンバーです。
2018年3月に発売された本作は、制作中に自身の祖父を亡くした経験が色濃く反映されており、個人的な痛みが普遍的な祈りへとつながるような響きを持っています。
現代的なサウンドの中に日本古来の情緒を感じさせるヨナ抜き音階を効果的に取り入れることで、果実の苦味のような切なさを際立たせていると言えるのではないでしょうか。
歌詞の世界観と和を感じる旋律が胸を打つ、音楽史に残る名曲です。
香水瑛人

SNSや動画サイトを通じて爆発的なヒットを記録したシンガーソングライター、瑛人さんのデビュー楽曲。
アコースティックギターの音色と実体験に基づいた飾らない歌詞が特徴で、別れた恋人への複雑な思いを等身大の言葉で歌っています。
2019年4月に配信された作品で、後にアルバム『すっからかん』にも収録されました。
第35回日本ゴールドディスク大賞で特別賞を受賞するなど社会現象となった楽曲ですが、サビで使われているヨナ抜き音階のメロディが、日本人の耳になじむ懐かしさと中毒性を生み出しているのかも。
現代的な歌詞と和を感じる旋律がマッチし、多くのリスナーが思わず口ずさんでしまう親しみやすさをかもしだしています。



