【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲
日本らしい情緒や和を感じられる「ヨナ抜き音階」が使われた楽曲。
そんな名曲が身近にたくさんあります!
誰もが知っている大ヒット曲はもちろん、時代を経ても歌い継がれる不朽の名曲など。
ヨナ抜き音階は、4つ目と7つ目の音がない5音で成り立つ音階のことで、明治時代の教育者である伊沢修二氏が推奨し、西洋音楽になじむ足掛かりとして広がりました。
童謡や演歌から、現代のJ-POPでもよく使用されているんですよね。
どこか懐かしいあの感覚やノスタルジックな感じに癒される人も多いのではないでしょうか?
ここではそんなヨナ抜き音階の名曲を、新しい楽曲も取り入れながら厳選して紹介します!
ヨナ抜き音階の沼にハマっていきましょ~!
もくじ
- 【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲
- カイト嵐
- 恋星野源
- 春泥棒ヨルシカ
- 夜に駆けるYOASOBI
- 春よ、来い松任谷由実
- 打上花火DAOKO × 米津玄師
- 寄り酔い和ぬか
- パプリカ米津玄師
- 千本桜WhiteFlame feat. 初音ミク
- Make you happyNiziU
- にんじゃりばんばんきゃりーぱみゅぱみゅ
- 昴谷村新司
- 恋するフォーチュンクッキーAKB48
- レーザービームPerfume
- 島唄THE BOOM
- 木綿のハンカチーフ太田裕美
- 夏祭りWhiteberry
- 言葉はさんかく こころは四角くるり
- 上を向いて歩こう坂本九
- When I Was Your ManBruno Mars
- 笑顔いきものがかり
- Don’t Look Back In AngerOasis
- 夜の踊り子サカナクション
- バクチ・ダンサーDOES
- Sweetest DevotionAdele
- ヨイトマケの唄美輪明宏
- つけまつけるきゃりーぱみゅぱみゅ
- 赤い靴のバレリーナ松田聖子
【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲(1〜20)
カイト嵐

2020年に活動休止してからも根強い人気を誇り、メンバー個々の活躍もめざましい5人組アイドルグループ・嵐の58作目のシングル曲。
シンガーソングライター・米津玄師さんが初めてジャニーズに提供した楽曲で、『NHK2020ソング』として書き下ろされたナンバーです。
広がりのある荘厳なストリングスに乗せて、どこか懐かしさを感じさせるヨナ抜き音階の響きと日本語のみでつづられた歌詞が心を震わせる楽曲ですよね。
挫けそうな時に力強く背中を押してくれる、心に響く壮大な楽曲と言えるのではないでしょうか。
恋星野源

シンガーソングライターの星野源さんのヒット作、『恋』。
一見かなりのポップネスで、和風な雰囲気を感じさせるヨナ抜き音階の楽曲には聴こえにくいかもしれません。
しかしながらこの穏やかで優しい雰囲気をどこかにひめた曲調はまさにヨナ抜き音階。
星野源の作曲家としての本気をみたような、笑顔の裏のブレーンを感じてしまうような隠し味です。
おかげでサビには強烈なインパクトと耳に残りやすい親しみやすさを感じます。
大ヒットの裏には確実な知恵と感覚があったのですね。
春泥棒ヨルシカ

2019年にメジャーデビューを果たした男女2人組のロックバンド・ヨルシカの配信5作目となる楽曲。
『大成建設』のCMソングに起用された楽曲で、花を命、風を時間に見立てた歌詞とアコースティックギターの音色に乗せた優しいメロディーが耳に残るナンバーです。
日本的な響きを作り出しているヨナ抜き音階の旋律が楽曲全体を柔らかい雰囲気にしており、歌詞の切なさと相まって独特の浮遊感を持ったナンバーに仕上がっています。
現代的な音楽に使われても古さを感じないヨナ抜き音階の心地よさを再確認できる楽曲と言えるのではないでしょうか。
夜に駆けるYOASOBI

2020年のJ-POP界を語る上で欠かすことができない男女2人組音楽ユニット・YOASOBIの1作目の配信限定シングル。
疾走感と緊張感があるピアノのフレーズと、VOCALOIDを思わせる難解なメロディーが現代的な、1作目にしてYOASOBIの代表曲となっているナンバーです。
新しい音楽を感じさせる曲調でありながら、ヨナ抜き音階と通常音階をおりまぜたメロディーにより独特の郷愁感を作り出しているのも大ヒットの理由と言えるのではないでしょうか。
歌詞のストーリーに合わせて音階を変化させることでより楽曲の世界観に引き込まれる、その音階の変化にも注目して聴いてみてほしい楽曲です。
春よ、来い松任谷由実

自身の音楽活動のみならず、数々のアーティストへの楽曲提供でも知られるシンガーソングライター・松任谷由実さんの26作目のシングル曲。
複数のCMソングに起用され、アーティストによるカバーも多いナンバーです。
実はもともとエスニックな雰囲気の楽曲をイメージして作成された楽曲でしたが、アレンジャーを務める松任谷正隆さんによって現在の形になったのだとか。
エスニックな雰囲気の楽曲にも興味はありますが、結果として情景が目に浮かぶ歌詞とヨナ抜きの音階による和風な雰囲気がマッチし、日本の春を彩る楽曲になったと言えるのではないでしょうか。
出会いと別れの季節である春にぴったりの切ないメロディーが心に響くナンバーです。
打上花火DAOKO × 米津玄師

女性シンガー・DAOKOさんと、シンガーソングライター・米津玄師さん2人の名義で発表された楽曲。
映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌に起用された楽曲で、夏の解放感と切なさを感じる歌詞とサビで使われているヨナ抜き音階による和風のメロディーが情景をイメージさせるナンバーです。
ピアノとアコースティックギターに乗せた通常音階のAメロやBメロと、ヨナ抜き音階のメロディーで盛り上がるサビのコントラストがリスナーにインパクトを残す、和の旋律と現代的な音楽の高い親和性を再確認できる楽曲と言えるのではないでしょうか。