【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲
日本らしい情緒や和を感じられる「ヨナ抜き音階」。
ヨナ抜き音階は、4つ目と7つ目の音がない5音で成り立つ音階のことで、明治時代に西洋音楽になじむ足掛かりとして広がりました。
そんな歴史ある音階ですが、実は誰もが知っている大ヒット曲から最新J-POPまで、私たちの身近な音楽に取り入れられているんです!
この記事では、ヨナ抜き音階が効果的に使われている名曲をご紹介します。
どこか懐かしさをおぼえるあの曲、ノスタルジックな雰囲気につい浸ってしまうあの曲……その秘密は、もしかしたら音階にあるのかも!?
【ヨナ抜き音階の特集】ノスタルジーや和を感じるヨナ抜き音階のヒット曲・名曲(1〜10)
春泥棒ヨルシカ

2019年にメジャーデビューを果たした男女2人組のロックバンド・ヨルシカの配信5作目となる楽曲。
『大成建設』のCMソングに起用された楽曲で、花を命、風を時間に見立てた歌詞とアコースティックギターの音色に乗せた優しいメロディーが耳に残るナンバーです。
日本的な響きを作り出しているヨナ抜き音階の旋律が楽曲全体を柔らかい雰囲気にしており、歌詞の切なさと相まって独特の浮遊感を持ったナンバーに仕上がっています。
現代的な音楽に使われても古さを感じないヨナ抜き音階の心地よさを再確認できる楽曲と言えるのではないでしょうか。
さくらケツメイシ

ラップと親しみやすいメロディを融合させたスタイルで人気を博すケツメイシの通算14作目のシングル曲。
2005年2月に発売され、ノンタイアップながらオリコン1位を獲得しロングヒットを記録したナンバーです。
萩原聖人さんと鈴木えみさんが出演したミュージックビデオも話題となり、桜が舞う季節の情景と過去の恋人を思う切ない歌詞が多くの人々の心をとらえました。
サビのメロディにヨナ抜き音階が効果的に使われており、ヒップホップのビートと日本的な哀愁漂う旋律が見事に調和した名曲と言えるのではないでしょうか。
春の訪れとともに聴きたくなる、ノスタルジックな雰囲気に満ちた1曲です。
カイト嵐

2020年に活動休止してからも根強い人気を誇り、メンバー個々の活躍もめざましい5人組アイドルグループ・嵐の58作目のシングル曲。
シンガーソングライター・米津玄師さんが初めてジャニーズに提供した楽曲で、『NHK2020ソング』として書き下ろされたナンバーです。
広がりのある荘厳なストリングスに乗せて、どこか懐かしさを感じさせるヨナ抜き音階の響きと日本語のみでつづられた歌詞が心を震わせる楽曲ですよね。
挫けそうな時に力強く背中を押してくれる、心に響く壮大な楽曲と言えるのではないでしょうか。
打上花火DAOKO × 米津玄師

女性シンガー・DAOKOさんと、シンガーソングライター・米津玄師さん2人の名義で発表された楽曲。
映画『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌に起用された楽曲で、夏の解放感と切なさを感じる歌詞とサビで使われているヨナ抜き音階による和風のメロディーが情景をイメージさせるナンバーです。
ピアノとアコースティックギターに乗せた通常音階のAメロやBメロと、ヨナ抜き音階のメロディーで盛り上がるサビのコントラストがリスナーにインパクトを残す、和の旋律と現代的な音楽の高い親和性を再確認できる楽曲と言えるのではないでしょうか。
恋星野源

シンガーソングライターの星野源さんのヒット作、『恋』。
一見かなりのポップネスで、和風な雰囲気を感じさせるヨナ抜き音階の楽曲には聴こえにくいかもしれません。
しかしながらこの穏やかで優しい雰囲気をどこかにひめた曲調はまさにヨナ抜き音階。
星野源の作曲家としての本気をみたような、笑顔の裏のブレーンを感じてしまうような隠し味です。
おかげでサビには強烈なインパクトと耳に残りやすい親しみやすさを感じます。
大ヒットの裏には確実な知恵と感覚があったのですね。
ツバメYOASOBI

小説を音楽にする男女2人組音楽ユニットYOASOBIと、小学生ユニットのミドリーズが共演した楽曲。
NHKの子供向けSDGs番組『ひろがれ!
いろとりどり』のテーマソングに起用された楽曲で、小さなツバメの視点から描かれた物語と、未来へ向かう希望を感じさせるヨナ抜き音階のメロディが心を温かくするナンバーです。
2021年10月に発売されたシングルで、後にアルバム『THE BOOK 2』にも収録されました。
現代的なサウンドに乗せた軽やかなリズムと、ヨナ抜き音階特有の親しみやすい旋律が子供たちの歌声と調和しており、聴く人に一体感を与える本作。
世代をこえて愛される普遍的なメロディの心地よさを再確認できますね。
千本桜WhiteFlame feat. 初音ミク

初音ミクのVOCALOIDから始まり、たくさんのミュージシャンがカバーをしてパフォーマンスした『千本桜』。
特に2015年の紅白歌合戦で小林幸子さんが歌ったのには強烈な印象があるのではないでしょうか。
そしてそれにとどまらず、歌舞伎や落語など日本の伝統的な芸能にもコラボ曲として使われており、この曲のボーダーをこえた活躍が見受けられます。
やはりその要員として、激しいアップテンポなVOCALOIDながらも、ヨナ抜き音階を使って日本の文化によりそったところが大きいのではないでしょうか。



