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【ピアノ初心者向け】無料楽譜で今すぐ弾ける!おすすめ練習曲を一挙紹介

ピアノを独学で練習し始めたばかりの方にとって、練習曲選びは悩ましいポイントの一つ。

レッスンに通っていれば先生が今の自分に最適な楽譜を選んでくれますが、自分で練習している場合は「次はどんな曲を練習すればいいだろう?」「どんな曲を練習すればもっと上達できるだろう?」と迷ってしまいがちです。

そこで本記事では、ピアノ初心者の方の練習曲選びの参考にしていただけるよう、オススメの練習曲をピックアップしました!

無料楽譜もあわせてご紹介しますので、気軽にダウンロードしてチャレンジしてみてくださいね。

【ピアノ初心者向け】無料楽譜で今すぐ弾ける!おすすめ練習曲を一挙紹介(1〜10)

子供のアルバム Op.39 第16曲「フランスの古い歌」Pyotr Tchaikovsky

「4期のピアノ名曲集第1巻」チャイコフスキー/フランスの古い歌
子供のアルバム Op.39 第16曲「フランスの古い歌」Pyotr Tchaikovsky

バレエ音楽などで知られるロシアの作曲家、ピョートル・チャイコフスキーが、当時7歳だった甥のために作曲したピアノ曲集『子供のアルバム Op.39』。

第16曲目の『フランスの古い歌』は、この曲集の中でも特に有名な作品の一つです。

ゆったりとした曲調で音域も狭いため、初心者の方でも取り組みやすい曲ですが、左手が2声に分かれている部分は要注意!

下の声部の2分音符を保ったまま、上の声部の8分音符を動かすところなどは、1声部ずつ取り出してさらってから合わせるなど、練習方法を工夫してみてください。

ガヴォットFrançois-Joseph Gossec

ゴセック/ガヴォット/演奏:金子 恵
ガヴォットFrançois-Joseph Gossec

フランス発祥の古典舞曲「ガヴォット」の名がつく曲として最も有名といっても過言ではない、ベルギー出身の作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセックの『ガヴォット』。

ヴァイオリンと管弦楽のために作曲された作品ですが、今では多くのピアノテキストに収録されており、ピアノ初級者の練習曲として親しまれています。

陽気な雰囲気と上品な雰囲気の両方を持ち合わせたこの曲は、跳躍する左手の伴奏が重くならないように演奏するのがポイント!

つま先で軽やかなステップを踏んでいる様子をイメージしながら、指先に意識を向けて演奏してみてください。

メヌエット ト長調Ludwig van Beethoven

L.V.ベートーヴェン/ト長調のメヌエット
メヌエット ト長調Ludwig van Beethoven

『メヌエット ト長調』といえば、長い間ヨハン・セバスティアン・バッハ作と考えられていたクリスティアン・ペツォールトの作品を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、こちらのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのメヌエットも、負けず劣らずピアノ初級レベルの定番練習曲として有名な作品です!

音も構成も非常にシンプルな初心者向けの作品といえますが、3度が連続するテーマをレガートで演奏するのは決して簡単ではありません。

手指の形や手首の動きに注目しながら、音が途切れないよう演奏しましょう。

【ピアノ初心者向け】無料楽譜で今すぐ弾ける!おすすめ練習曲を一挙紹介(11〜20)

エコセーズLudwig van Beethoven

エコセーズ ECOSSAISE/ベートーヴェンBeethoven WoO.83
エコセーズLudwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノ作品のなかでも、初心者向けの曲として親しまれている『6つのエコセーズ』。

繰り返される1つのテーマの間に、5つの短いテーマが挟み込まれる形で構成されており、曲調の切替や表現のメリハリを学ぶのにピッタリの作品です。

スタッカート、レガート、ターンなどの基本的なテクニックが詰まっているので、丁寧に練習していくことでレベルアップにもつながります。

繰り返しが多く覚えやすいので発表会曲にもオススメです!

メヌエット ト長調 BWV Anh.114Christian Petzold

メヌエット ト長調 – バッハ – Menuet in G major – J.S.Bach – クラシックピアノ – Classical Piano – CANACANA
メヌエット ト長調 BWV Anh.114Christian Petzold

ピアノ初級者の練習曲として、またピアノ発表会の定番曲としても親しまれている、クリスティアン・ペツォルートの『メヌエット ト長調 BWV Anh.114』。

長きにわたりヨハン・セバスティアン・バッハの作品とされてきたため、バッハの作品として記憶している方も多いかもしれませんね。

重なり合う複数の声部で構成されたポリフォニー音楽の入り口として、ぜひ一度は練習しておきたいこの曲は、初級テキストでは伴奏に徹しやすい左手パートの音を意識するのにピッタリの練習曲といえるでしょう。

舞踏の時間にHeinrich Lichner

【ピアノ発表会おすすめ】舞踏の時間に ♫ リヒナー / In der Tanzstunde, Lichner
舞踏の時間にHeinrich Lichner

ピアノ学習に最適な小品を数多く残したドイツの作曲家、ハインリッヒ・リヒナー。

彼の作品の中でも特に親しまれている作品の一つが、軽快なワルツのリズムが心地よい『舞踏の時間に』です。

メロディを軽やかに、そして装飾のような3連符を華やかに演奏するのがポイントですが、いちばん大切なのは3拍子を正確に刻むこと!

「1、2、3」とステップを踏んでいる様子をイメージしながら、正確に演奏しましょう。

メトロノームを使った練習もオススメです!

クラヴサン曲集 第1巻 第3組曲 第1曲「かっこう」Louis-Claude Daquin

ヨハン・セバスティアン・バッハと同時代を生きたフランスの作曲家、ルイ=クロード・ダカン。

彼が残したオルガンやクラヴサンのための作品の中で最も有名なのが、『クラヴサン曲集 第1巻 第3組曲』の第1曲『かっこう』です。

16分音符で細かく動く右手の練習も大切ですが、合いの手のような左手を正確に、かつ印象的に弾くのもポイント!

かっこうの鳴き声にも聞こえる、2拍目裏の8分音符から1拍目の4分音符への動きに注目しながら練習しましょう。