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【ピアノ初心者向け】無料楽譜で今すぐ弾ける!おすすめ練習曲を一挙紹介

ピアノを独学で練習し始めたばかりの方にとって、練習曲選びは悩ましいポイントの一つ。

レッスンに通っていれば先生が今の自分に最適な楽譜を選んでくれますが、自分で練習している場合は「次はどんな曲を練習すればいいだろう?」「どんな曲を練習すればもっと上達できるだろう?」と迷ってしまいがちです。

そこで本記事では、ピアノ初心者の方の練習曲選びの参考にしていただけるよう、オススメの練習曲をピックアップしました!

無料楽譜もあわせてご紹介しますので、気軽にダウンロードしてチャレンジしてみてくださいね。

【ピアノ初心者向け】無料楽譜で今すぐ弾ける!おすすめ練習曲を一挙紹介(1〜20)

思い出Wolfgang Amadeus Mozart

思い出 モーツァルト Souvenir Mozart
思い出Wolfgang Amadeus Mozart

ト長調の穏やかな雰囲気と流れるような旋律が印象的なピアノ小品です。

アルベルティ・バスと呼ばれる伴奏型を用いた美しい旋律は、シンプルながらも古典派の様式美が感じられ、聴く人の心を癒してくれます。

分散和音による流れるような伴奏は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの多くのピアノ作品に見られる特徴で、本作でもその魅力が存分に発揮されています。

演奏に取り組みやすい構成でありながら、表現力を引き出すことのできる作品です。

基本的な演奏技術を身につけた方や、クラシック音楽に親しみたい方におすすめの1曲といえるでしょう。

メヌエット ト長調Ludwig van Beethoven

L.V.ベートーヴェン/ト長調のメヌエット
メヌエット ト長調Ludwig van Beethoven

『メヌエット ト長調』といえば、長い間ヨハン・セバスティアン・バッハ作と考えられていたクリスティアン・ペツォールトの作品を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、こちらのルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのメヌエットも、負けず劣らずピアノ初級レベルの定番練習曲として有名な作品です!

音も構成も非常にシンプルな初心者向けの作品といえますが、3度が連続するテーマをレガートで演奏するのは決して簡単ではありません。

手指の形や手首の動きに注目しながら、音が途切れないよう演奏しましょう。

子供のアルバム Op.39 第16曲「フランスの古い歌」Pyotr Tchaikovsky

「4期のピアノ名曲集第1巻」チャイコフスキー/フランスの古い歌
子供のアルバム Op.39 第16曲「フランスの古い歌」Pyotr Tchaikovsky

バレエ音楽などで知られるロシアの作曲家、ピョートル・チャイコフスキーが、当時7歳だった甥のために作曲したピアノ曲集『子供のアルバム Op.39』。

第16曲目の『フランスの古い歌』は、この曲集の中でも特に有名な作品の一つです。

ゆったりとした曲調で音域も狭いため、初心者の方でも取り組みやすい曲ですが、左手が2声に分かれている部分は要注意!

下の声部の2分音符を保ったまま、上の声部の8分音符を動かすところなどは、1声部ずつ取り出してさらってから合わせるなど、練習方法を工夫してみてください。

ガヴォットFrançois-Joseph Gossec

ゴセック/ガヴォット/演奏:金子 恵
ガヴォットFrançois-Joseph Gossec

フランス発祥の古典舞曲「ガヴォット」の名がつく曲として最も有名といっても過言ではない、ベルギー出身の作曲家フランソワ=ジョセフ・ゴセックの『ガヴォット』。

ヴァイオリンと管弦楽のために作曲された作品ですが、今では多くのピアノテキストに収録されており、ピアノ初級者の練習曲として親しまれています。

陽気な雰囲気と上品な雰囲気の両方を持ち合わせたこの曲は、跳躍する左手の伴奏が重くならないように演奏するのがポイント!

つま先で軽やかなステップを踏んでいる様子をイメージしながら、指先に意識を向けて演奏してみてください。

クシコスポストHermann Necke

『ネッケ:クシコスポスト』(H.Necke, Csikos Post)(ピアノ楽譜)
クシコスポストHermann Necke

軽快なリズムと躍動感のあるメロディが印象的な珠玉の1曲です。

馬車が草原を駆け抜ける様子や、馬のひづめの音をイメージしながら、左手の速いパッセージと右手の跳躍的なメロディで表現された作品となっています。

ポップな雰囲気ながらも、中間部では優雅で落ち着いた旋律も織り交ぜられ、聴き手を魅了します。

日本では運動会のBGMとして定着し、幅広い世代に親しまれており、1990年代のゲームソフト『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』でも採用されました。

華やかで聴き映えのする本作は、手の小さな方でも演奏しやすいアレンジが施されており、ピアノ発表会を盛り上げたい方にぴったりの曲です。

7つのレントラー WoO 11 第7番Ludwig van Beethoven

3/4拍子の軽快なリズムと親しみやすい旋律が印象的なニ長調の曲。

シンプルな構造の中にも、ウィーンの舞踏会で愛された優雅な雰囲気が溢れています。

1799年に作曲されたこの楽曲は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが社交界からの要望に応えて書き上げた珠玉の作品です。

流麗な旋律の中に民俗舞踊の要素が巧みに織り込まれており、クラシック音楽の格調が高さと素朴な魅力が見事に調和しています。

ピアノレッスンを始めたばかりの方でも楽しく練習できる入門にうってつけの曲で、音楽の基礎を学ぶ上でも大変役立つ教材となっています。