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【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選

1899年にフランスで生まれ、作曲法や演奏法を含め音楽の大部分を独学で学んだ作曲家、フランシス・プーランク。

ユーモアやアイロニーを含む知的で都会的な作品を好んだことから「エスプリの作曲家」と称される彼は、64年の生涯でピアノ独奏曲をはじめ、ピアノ協奏曲、歌曲、室内楽曲、オペラ、バレエなど、幅広いジャンルの作品を残しました。

本記事では、時代の流行を追うことなく自身の世界観を貫いたプーランクの作品のなかから、ピアノ独奏のために作曲された作品をご紹介します!

【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選(11〜20)

3つの間奏曲 FP.71 第1番Francis Poulenc

20世紀フランスを代表する作曲家の1人、フランシス・プーランク。

1934年に作曲された『3つの間奏曲 FP.71』は、彼の個性が色濃く反映された名作です。

急速なテンポで始まる第1番は、冒頭の和音や2声部での小気味良い音のぶつかり合い、そして時に叙情的、時に風変わりな調性の変化が印象的。

プーランクの技巧と、ピアノ音楽への深い理解を感じさせてくれる1曲です。

おわりに

プーランク独自の世界観が色濃く反映されたピアノ作品の数々、ご堪能いただけたでしょうか?

洗練された印象のプーランク作品を演奏すると、情熱的すぎず冷静すぎでもない独特な雰囲気に魅了されます。

これを機に、演奏と鑑賞の両方でプーランクの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?