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【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選

1899年にフランスで生まれ、作曲法や演奏法を含め音楽の大部分を独学で学んだ作曲家、フランシス・プーランク。

ユーモアやアイロニーを含む知的で都会的な作品を好んだことから「エスプリの作曲家」と称される彼は、64年の生涯でピアノ独奏曲をはじめ、ピアノ協奏曲、歌曲、室内楽曲、オペラ、バレエなど、幅広いジャンルの作品を残しました。

本記事では、時代の流行を追うことなく自身の世界観を貫いたプーランクの作品のなかから、ピアノ独奏のために作曲された作品をご紹介します!

【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選(11〜20)

主題と変奏 変イ長調 FP.151Francis Poulenc

ユーモアやアイロニーを含む知的で都会的な作品を好み、「エスプリの作曲家」と称されたフランシス・プーランク。

『主題と変奏 変イ長調 FP.151』は、1つの主題と11の変奏から構成され「陽気」「気品」「牧歌的」などさまざまな表情豊かな変奏が展開される作品です。

プーランクは自らの音楽語法に忠実でありながら、各変奏を通じて幅広い感情や情景を巧みに描いています。

親しみやすい調性的な音楽でありつつ、表現の幅広さを感じさせるこの作品は、プーランクの多様な音楽的特性を如実に示す秀作といえるでしょう。

おわりに

プーランク独自の世界観が色濃く反映されたピアノ作品の数々、ご堪能いただけたでしょうか?

洗練された印象のプーランク作品を演奏すると、情熱的すぎず冷静すぎでもない独特な雰囲気に魅了されます。

これを機に、演奏と鑑賞の両方でプーランクの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?