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【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選

1899年にフランスで生まれ、作曲法や演奏法を含め音楽の大部分を独学で学んだ作曲家、フランシス・プーランク。

ユーモアやアイロニーを含む知的で都会的な作品を好んだことから「エスプリの作曲家」と称される彼は、64年の生涯でピアノ独奏曲をはじめ、ピアノ協奏曲、歌曲、室内楽曲、オペラ、バレエなど、幅広いジャンルの作品を残しました。

本記事では、時代の流行を追うことなく自身の世界観を貫いたプーランクの作品のなかから、ピアノ独奏のために作曲された作品をご紹介します!

【プーランクのピアノ曲】エスプリの作曲家が手掛けた名曲を厳選(11〜20)

散歩 第1曲「徒歩にて」Francis Poulenc

独学で音楽を学び、若き作曲家集団『6人組』の一員として活動したのち、熟達したピアニストとしても知られるようになったフランシス・プーランク。

彼が1921年に作曲した小品集『散歩』の第1曲『徒歩にて』は、ゆったりとした歩行で街の景色を楽しむ様子を描いた曲調が特徴的な作品です。

初歩的な移動手段である徒歩に焦点を当て、リラックスした雰囲気を演奏者に提供することを意図した本作は、パリっ子プーランク特有の都会的なスタイルが反映された傑作といえるでしょう。

おわりに

プーランク独自の世界観が色濃く反映されたピアノ作品の数々、ご堪能いただけたでしょうか?

洗練された印象のプーランク作品を演奏すると、情熱的すぎず冷静すぎでもない独特な雰囲気に魅了されます。

これを機に、演奏と鑑賞の両方でプーランクの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?