J.S.Bachの人気曲ランキング【2025】
西洋音楽の基礎を構築した作曲家で、現代音楽の源流であるとも捉えられています。
今回はそんな彼の人気曲に注目しました。
これまでに再生回数の高かった楽曲をランキング形式でリストアップしましたので、ぜひご覧ください。
J.S.Bachの人気曲ランキング【2025】(41〜50)
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番第5曲「シャコンヌ」J.S.Bach43位

「音楽の父」と呼ばれているバッハが35歳のときに書いたものであり、今でもバイオリンの最も重要なソロ・レパートリーの一つです。
全6曲からなる『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の中でも、この第2番の『シャコンヌ』が最も有名です。
もともとシャコンヌとは、イタリア起源の緩やかな3拍子の舞曲の様式を指し、バッハの時代には「オスティナート・バス」と呼ばれる即興演奏を前提とした変奏の形式によく用いられていました。
この曲も短いバスのテーマがさまざまに装飾され、壮大な世界が創造されていきます。
目覚めよと呼ぶ声が聴こえJ.S.Bach44位

バッハ作曲のカンタータ第140番。
全7曲から構成されており、第1曲の『コラール 目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声』はオーボエと弦楽器の温かみのある音色が心地いいです。
クリスマスのディナーよりもランチやアフタヌーンティーを楽しむ際のBGMにぴったり!
上品な印象を受けるメロディーを聴いていると、自分も少し品のある人になれるような気持ちにさせてくれます。
アヴェマリアJ.S.Bach/Gounod45位

バッハの『平均律クラヴィーア曲集第1巻 第1曲「前奏曲」』を伴奏に、フランスの作曲家グノーが主旋律を付けて1859年に発表した賛美歌。
「グノーのアヴェ・マリア」とも呼称され、『シューベルトのアヴェマリア』、『カッチーニのアヴェマリア』と並ぶ3大アヴェマリアの一曲として世界中で親しまれています。
歌詞として用いられているラテン語の冒頭には、新約聖書において天使ガブリエルがマリアにイエスの受胎を告げる「受胎告知」のセリフが登場します。
カンタータ「そっと黙って、お喋りなさるな」BWV211J.S.Bach46位

ニコラウス・アーノンクール指揮による演奏。
コーヒー・カンタータの名で親しまれている世俗カンタータ。
ピカンダーによる作詞で、頑固な父親が娘に流行のコーヒーをやめるよう説得するという、バッハには珍しく世俗的な内容です。
無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007J.S.Bach47位

スペインカタルーニャ地方出身のバプロ・カザルスによる演奏。
カザルスはこの無伴奏チェロ組曲を世に知らしめた第一人者。
バッハのケーテン時代の作品と考えられており、妻アンナ・マグダレーナの筆写譜が残されています。
2つのヴァイオリンのための協奏曲 BWV903J.S.Bach48位

ヴァイオリン入門者は大体この曲を演奏します。
独奏する二つのヴァイオリンを中心に構成されたこの曲は、二つの旋律が絡み合いながら伴奏にとけていくような対位法的な美しさがあります。
よく耳を澄まして聴きたい曲です。
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043J.S.Bach49位

ヨハン・ゼバスティアン・バッハが1730年頃に作曲した2台のヴァイオリンのための協奏曲。
バッハが音楽監督を務めていたライプツィヒのコレギウム・ムジクムのために書かれました。
2台のヴァイオリンが対等に対話し合う構造が特徴的で、特に第2楽章は優雅で情感豊かなメロディが多くの人々に愛されています。
全3楽章からなり、第1楽章ではフーガ的なテーマが繰り返し現れ、第3楽章では急速でエネルギッシュな展開が繰り広げられます。
バッハの対位法の妙技が光る本作は、クラシック音楽ファンはもちろん、音楽の構造に興味がある方にもオススメ。
現代でも多くの演奏家やオーケストラに愛され続けています。