リード楽器というとクラリネットやサックス、オーボエなどが有名ですが、そもそもリードとは何かご存じですか?
リードとは薄い板のことで、木製であることが多い楽器のパーツの一つ。
リード楽器はこのリードを震わせることで、さまざまな音色を奏でられるのが特徴です。
一口にリード楽器と言っても、シングルリード、ダブルリード、フリーリードなど、いくつかの種類に分けられるので、この記事ではそれぞれの種類ごとにリード楽器を紹介していきますね。
海外生まれの楽器の他にも、日本で古くから使用されている和楽器も紹介しますので、ぜひ楽しんでご覧くださいね!
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シングルリード(1〜10)
リード楽器といえば吹奏楽やオーケストラ、ジャズやポップスなどさまざまな音楽シーンで活躍するクラリネットやサックスを思い浮かべる方も多いでしょう。
こうした楽器はシングルリードに属する楽器で、その名の通りリードを1枚だけ用いている楽器を指します。
まずはもっとも定番のシングルリードの楽器を紹介していきますね。
クラリネット

クラリネットと聞いて、日本人の多くの方がまず初めに音色よりも有名な童謡「クラリネットをこわしちゃった」を思い出されるのではないでしょうか。
柔らかい音色が特徴で種類も豊富、幅広い音域をカバーすることでクラシック音楽に限らずジャズやポップスといったジャンルでも活躍するクラリネットですが、実は「シャリュモー」と呼ばれる18世紀に存在したシングルリードの民族楽器が前身とされており、改良した上で誕生したのがクラリネットと言われているのですね。
バンドのアンサンブルを引き締める縁の下の力持ちとしても、メインのメロディを担う主役としても抜群の存在感を放つクラリネットは、吹奏楽でも大人気の楽器です。
クラシック音楽からジャズミュージックまで、偉大なクラリネット奏者はどの方も個性的なプレイヤーが多いですし、ジャンルにこだわりのない方であればさまざまな分野で活躍するクラリネットを聞き比べてほしいですね。
ちなみに余談ですが、先述したようにクラリネットは多くの種類が存在する楽器でもあって初めてクラリネットに触れる方は迷われてしまうかもしれませんが、特別な事情がなければ最も一般的とされている「B♭クラリネット」を手に取るといいでしょう。
ソプラノサックス

ベルギー生まれの楽器設計者、アドルフ・サックスによって1840年代に生まれたサックスという楽器はいくつかの種類がありますが、アルトサックスやテナーサックスと並んで有名なサックスといえばソプラノサックスです。
サックスの中でも名前の通り最も高い音を出すことのできるソプラノサックスは、クラシック音楽におけるサックス四重奏では主旋律を担うリーダー的な立ち位置の楽器ですし、ポップスなどの有名な楽曲のサックスのソロパートはソプラノサックスというパターンも多く、華やかで明るめの音色はメロディーパートを弾くには適任だと言えそうです。
スムースジャズと呼ばれるジャンルの立役者である、ケニー・Gさんはソプラノサックス奏者の有名な存在の1人であり、彼が生み出す都会的な哀愁を帯びた旋律に憧れた方も多いのではないでしょうか。
実はそんなソプラノサックスですが、小型で軽量だからこその持ちやすさはあるのですが、他のサックスと比べて演奏という面においてのハードルがやや高く、初心者には難しいとされているのですね。
ブレスのタイミングやコントロールなど繊細なテクニックが求められるからこそ、うまく習得できればあの素晴らしい音色をものにできますよ!
まずは他のサックスを練習した上で、挑戦するというのも悪くない方法ですね。
テナーサックス

テナーサックスはサックスの種類の中でもアルトサックスに似た形状を持つ楽器ですが、アルトと比べて低い音色で「男性的」とも言われており、アルトサックスが優美で女性的だとすればテナーサックスは男性的な低音の豊かな温かみを感じ取れるというのが特徴的です。
アルトサックスに次いでポピュラーなサックスでありさまざまな分野で使われる楽器ですが、やはりテナーサックスといえばジャズミュージックにおいて最も人気のある楽器の1つであり、ジャズの愛好家で実際にサックスをプレイしたいと思われたのであれば、まず初めにテナーサックスを手に取ったという方も少なくはないでしょう。
ソニー・ロリンズさんやジョン・コルトレーンさんといったジャズ界の巨匠がすぐに思い浮かびますし、低音域から中音域の豊かな響きを持つテナーサックスの音色は、どこか大人の音楽に好んで使われるというイメージもありますね。
またテナーサックスは、プレイヤーによって音そのものに個性がはっきりと表れるということも大きな特徴と言えそうです。
だからこそ難しく、だからこそ憧れる……そんなテナーサックスに、あなたもぜひ挑戦してみませんか。
アルトサックス

サックスといえばジャズやポップス、ロックなどさまざまなジャンルで活躍する楽器ですし、演奏できるとモテる楽器としても真っ先にその名が挙げられます。
そんなサックスですが、楽器にあまり詳しくない方が冒頭で触れたようなイメージの中にあるサックスは、おそらくアルトサックスなのですね。
ベルギー生まれの楽器設計者であるアドルフ・サックスによって1840年代に誕生し、他のサックスと比べた特徴としてはソプラノサックスよりは大きく、テナーサックスよりもコンパクトな楽器です。
木管楽器としては最も大きな音を出すことが可能で、甘く艶っぽい音色から激しくむせび泣くような音色まで、表現力豊かな音が魅力。
アルトサックスを構えた姿がもうクールでかっこいいですし、楽曲の主役としても大活躍する存在ですね。
クラシック音楽の中でも使われる楽器ですが、やはりアルトサックスといえばジャズミュージック!
ベニー・カーターさんやジョニー・ホッジスさんといったビッグバンド時代の有名なアルトサックス奏者や、チャーリー・パーカーさんといったモダンジャズの先駆的な存在など歴史に残る花形プレイヤーが多く存在しています。
日本のポップス界ではチェッカーズの藤井尚之さんや、現在は筋肉タレントとしても有名な武田真治さんといった方がアルトサックス奏者として知られていますね。
バスクラリネット

一般的な「B♭クラリネット」と比較して1オクターブ低い音域をカバーするクラリネットの派生楽器であり、見た目的にも大型管楽器ならではの存在感を放っているのがバスクラリネットです。
ベルやネックが金属製という特徴も持つバスクラリネットは、基本的には縁の下の力持ち的な役割でアンサンブルを支えるタイプの楽器ではありますが、ジャズを中心としてオーケストラや吹奏楽などでもソロを担当するケースも増えており、その深みのある重厚な音色に魅了される方も多いのだとか。
そんなバスクラリネットが活躍する楽曲としては、たとえばバレエ音楽『くるみ割り人形』における『金平糖の精の踊り』などでその魅力が存分に発揮されていますね。
ネット上でバスクラリネットでポップスの有名曲などの主旋律を吹きこなしている動画も多く存在していますし、興味を持った方はぜひチェックしてみてください!
バリトンサックス

最初にサックスが誕生したときは14種類ものサックスが作られたのですが、主に知られているサックスといえばアルト、テナー、ソプラノ、そしてバリトンサックスですね、4種のサックスの中では最も低い音域をカバーする楽器であり、具体的に言えばアルトサックスの1オクターブ下の音色を出せるサックスです。
低い音色を担う楽器であるがゆえにソロパートを担当することはあまりないですし、ビッグバンドやサックス四重奏の中ではアンサンブルを支えるような役割を果たすというのが一般的ではありますが、ジャズ界においてはジェリー・マリガンさんといった著名なバリトンサックス奏者が存在しており、男性的な迫力のある太い音色ならではのソロを担うケースもあるのですね。
他のサックスと比べて大きなボディを持ち、存在感は抜群ですが小柄な方にはややハードルが高いかもしれません。
管の長さから多くの肺活量が要求されますし、初心者向けではないサックスということは事実ながら、先述したような音色の魅力や見た目の存在感であえてバリトンサックスを選ぶ方も少なからずいらっしゃるそうです。
ソロパートを吹きこなすバリトンサックスがどのようなものなのか、動画などでぜひチェックしてみてくださいね!
ダブルリード(1〜10)
次に紹介するのはオーボエに代表されるダブルリードの楽器です。
ダブルリードとはその名の通り、2枚のリードを有する楽器を指します。
2枚のリードの間に空気の流れができることでそれぞれのリードが振動し、独特な音色を奏でるんですよね。
吹奏楽やオーケストラで定番の楽器に加え、世界の民俗楽器の中にもダブルリードを用いた楽器があるのでこれから紹介しますね。
イングリッシュホルン

イングリッシュホルンとは言葉通りの「イングランドのホルン」を意味するダブルリードの木管楽器で、名称としては「コーラングレ」や「コルノ・イングレーゼ」とも呼ばれます。
オーボエ奏者が持ち替えで演奏することが多い楽器で、丸みを帯びている先端部分が「洋ナシのような」とも形容されることも特徴的ですね。
持ち替えで演奏することが多いということでオーボエとは同じ運指なのですが、オーボエと比べて完全5度低い音が出ることもイングリッシュホルンの特徴です。
学校の備品として用意されているケースは少ないそうなのですが、ソロパートを受け持つことがほとんどのため、イングリッシュホルンの有無で演奏する選曲が変わるほどの存在感を持ち合わせた楽器なのですね。
どこか牧歌的で郷愁を誘う温かみのある音色が印象的で、多くのクラシック音楽作品におけるソロを担い続けています。
有名どころでいえば、アントニン・ドヴォルザークの『交響曲第9番「新世界より」』における独奏は、たとえ曲名を知らなかったとしても多くの人が耳にしているはず。
アンサンブルの脇を固めるというタイプではなく、主役として美しいメロディを表現するのに適した楽器だと言えますね。


