【絶望を感じる】歌詞が暗い昭和の名曲
昭和の名曲、と言われるものはたくさんあり、最近ではSNSでもリバイバルヒットをしたり耳にすることが多いですよね。
そんな昭和の名曲の中でも特に暗い歌詞、暗い曲を集めてみました。
失恋を歌ったものから人生を絶望している歌詞、生い立ちを悔やむ歌詞……暗さのタイプはさまざまです。
中にはちょっと恐怖心も感じるものまであるのでゾクゾクしたいという方にもオススメ。
絶望を感じ、どん底まで落ちたら後は上がるだけです。
時にはどっぷり落ち込んで、浸ってみるのも大切です。
【絶望を感じる】歌詞が暗い昭和の名曲(1〜10)
織江の歌山崎ハコ

奥深いドラマをたんのうできる曲として『織江の唄』もオススメです。
こちらは五木寛之さんが映画『青春の門』にインスパイアされて書き下ろした曲。
山崎ハコさんが歌っています。
物語の舞台は70年代の福岡で歌詞は方言でつづられています。
それから人名や地名が多く登場するのも特徴です。
地名を知るだけでもきっと歌詞の理解度が深まるはずです。
そして興味を持った方は元となった映画をチェックしてみてください。
曲中と同じ名前のキャラクターが登場しますよ。
夜な夜な夜な倉橋ヨエコ

ジャズと歌謡曲を合わせたような作風で知られている倉橋ヨエコさん。
彼女が夜にもんもんと悩む様子を歌ったのが『夜な夜な夜な』です。
かなりリアルに心理状態が描写されているので、同じような経験をした方は自分のことのように感じられるはずです。
また彼女の独特な歌唱も聴きどころに仕上がっています。
他にはない歌唱方なので、ぜひその耳で確かめてみてください。
絶望を表現している曲なので怖い印象を持つかもしれませんが、だんだんとクセになってきます。
昭和ブルースザ・ブルーベル・シンガーズ

生まれた境遇に不満を持ってしまった経験はありませんか?
そんな心境を描いているのが『昭和ブルース』です。
こちらはブルーベルシンガーズが映画『若者はゆく -続若者たち-』のテーマソングとして手掛けた曲。
硬派な印象のブルースで、生まれた境遇を呪いつつも、必死にあらがう男性の目線で歌詞がつづられています。
絶望感のある曲なのですが、どこかダンディズムも感じられます。
比ゆ表現にも注目しながら聴いてみてください。
【絶望を感じる】歌詞が暗い昭和の名曲(11〜20)
ぼくたちの失敗森田童子

絶望を感じる曲の中には、どこか温かみのあるのあるものも存在します。
ということで紹介したいのが『ぼくたちの失敗』です。
こちらは森田童子さんが1976年にリリースした曲。
同居生活をしていたものの別れてしまったカップルの悲しみや後悔が歌われています。
しかし、合わせて深い愛が歌われているので、温かみを感じるのかもしれません。
ちなみに、歌詞の中には70年代の文化を知るきっかけになるようなフレーズも多く登場します。
聴きなれないものがあったらリサーチしてみましょう。
ハチのムサシは死んだのさ平田隆夫とセルスターズ

邦楽史に残る数々の名曲を手掛けてきた平田隆夫とセルスターズ。
彼らが『ハチのミヤモトムサシは死んだんだ』という詩にインスパイアされて手掛けたのが『ハチのムサシは死んだのさ』です。
パッと聴くと虫のハチを主人公にした曲に思えます。
しかし、実は70年代の社会情勢を風刺する内容なんですよ。
とすると、歌詞に込められたさまざまなメッセージが見えてくるのではないでしょうか。
多くの歌手がカバーしているので、合わせてチェックしてみてくださいね。
精霊流しさだまさし

日本を代表するシンガーの1人、さだまさしさん。
彼の激動の半生をもとに書き下ろされたのが『精霊流し』です。
タイトルの『精霊流し』というのは長崎県に伝わる、死者を弔う行事のことで、歌詞の中ではそこに参加した際のさだまさしさんの悲しみやむなしさが歌われています。
ただし、最後は少しだけ前を向くような歌詞で締めくくられています。
ちなみに、手掛けているのは彼が所属したフォークデュオ、グレープです。
吉田正美さんの歌声が哀愁を際立たせています。
昭和枯れすゝきさくらと一郎

徳川一郎さんと山岡さくらさんによる音楽ユニット、さくらと一郎。
二人の代表曲として知られているのが『昭和枯れすゝき』です。
こちらは厳しい環境の中で必死に暮らす夫婦が、お互いのことをおもい別れを切り出す様子を描く歌詞に仕上がっています。
当時の世相を知るきっかけにもなりそうですね。
王道の演歌なので、好きな方はぜひチェックしてみてください。
二人のハモリや力強い歌唱も聴きどころです。
聴けばその表現力におどろくはずです。