【細川たかしの愛弟子】田中あいみの歌いやすい曲
現役女子大生の演歌歌手として、2021年にデビューを果たした演歌歌手、田中あいみさん。
大学を卒業した現在も活躍を続けており、演歌の枠を広げるべく、幅広い表現を取り入れた現代的な演歌で人気を集めています。
そんな彼女の魅力といえば、師匠である細川たかしさんも認める非常に高い歌唱力ですよね。
女性演歌歌手のなかでも、トップクラスの基礎歌唱力を持った彼女の楽曲は、難易度もケタ違いです。
なかなかレパートリーに加えられなくて困っている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、田中あいみさんの楽曲のなかでも、特に歌いやすいものをピックアップしました。
【細川たかしの愛弟子】田中あいみの歌いやすい曲(1〜10)
愛の懺悔じゃないけれど田中あいみ

哀愁に満ちたメロディーが印象的な楽曲『愛の懺悔じゃないけれど』。
本作は田中あいみさんの楽曲としては演歌の要素が強い作品で、演奏のいたるところで演歌の節を感じさせます。
ボーカルの方は意外にもあっさりとしており、簡単なこぶしこそ登場しますが、基本的には歌謡曲のようなテイストにまとまっているのが特徴です。
このようにボーカルライン自体は簡単な楽曲なのですが、やや音域が広く、高音フレーズでの裏返りなどの可能性があります。
歌う前にタンギングというボーカルトレーニングをすれば、こういった部分をある程度解消できるので、ぜひ参考にしてみてください。
石狩挽歌田中あいみ

歌謡曲のイメージが強い田中あいみさんですが、細川たかしさんの弟子ということもあって、演歌の実力もピカイチです。
そんな田中あいみさんの演歌調の楽曲のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『石狩挽歌』。
本格的な演歌ですが、こぶしのような細かい技術というよりは、倍音や抑揚をはじめとした基礎歌唱力で魅せるタイプの楽曲なので、ボーカルライン自体の難易度は低めです。
ヒーカップ唱法にやや近い裏返った発声が何度か登場するので、そこは意識して歌ってみましょう。
私は私…田中あいみ

ムードと情熱を感じさせる田中あいみさんの名曲『私は私…』。
本作はポップスの特色が強い歌謡曲で、こぶしをはじめとした演歌らしさというのは登場しません。
楽曲としては、やや高橋真梨子さんに近い感じですね。
ポップスが主体の歌謡曲ということもあって、本作はかなり歌いやすいボーカルラインにまとめられています。
音域が狭く、ビブラート以外のフォールやヒーカップ唱法といった複雑なテクニックも要しません。
その分、抑揚が求められるので、Aメロの低音部分である程度の声量を保てるように、キー調整は必要です。
【細川たかしの愛弟子】田中あいみの歌いやすい曲(11〜20)
シニカル・レイン田中あいみ

田中あいみさんの知名度を一気に引き上げた作品『シニカル・レイン』。
まだキャリアの当初ということもあって、現在よりは声の渋さが抑えられたボーカルが特徴です。
そんな本作は昭和歌謡のエッセンスをたぶんに含んでおり、全体を通してシンプルなボーカルラインに仕上げられています。
基本的に難しいところはないのですが、ヒーカップ唱法という声をひっくり返す独特の唱法を使っているので、ここを再現したい方はヒーカップ唱法を個別で練習する必要があります。
ノラ田中あいみ

悲哀に満ちたメロディーが印象的な作品『ノラ』。
切ない系の歌謡曲で、石川さゆりさんや秋元順子さんの楽曲のような雰囲気が特徴です。
そんな本作ですが、実は田中あいみさんの楽曲のなかでも、屈指の歌いやすさをほこります。
その最大の理由がロングトーン。
本作のロングトーンは、ほとんどがダウナー、つまり音が下がったときにロングトーンしています。
そのため、声を張り上げる必要もなく、ピッチも安定させやすいのが特徴です。
孤独の歌姫田中あいみ

歌謡曲のなかにはブルージーな作品がありますが、こちらの『孤独の歌姫』は田中あいみさんの歌謡曲のなかでも、トップクラスにブルージーで渋いメロディーにまとめられています。
音域はそれなりに狭く、低音も低すぎることはないため、本作を歌うにあたって声域面で問題を抱えることはまずないでしょう。
こぶしやフェイクといった類のテクニックもほぼ登場しませんが、サビ前のロングトーンがきれいにフェードアウトしていくので、そこには注意が必要です。
恋無情田中あいみ

幅広い表現を持っている田中あいみさん。
名曲として名高いこちらの『恋無情』は、島津亜矢さんなども頻繁に使うテクニック、ヒーカップ唱法を取り入れています。
このヒーカップ唱法というのは、声をひっくり返すテクニックで、ポップスでは西城秀樹さんや松崎しげるさんなどが多く用いています。
このヒーカップ唱法自体はやや習得まで時間がかかるかもしれませんが、ボーカルライン自体は普通程度の音域と遅いテンポにまとまっているので、総合的には歌いやすい楽曲と言えるでしょう。