チャレンジ!宇多田ヒカルの歌いやすい楽曲まとめ
10代から活躍を続ける女性シンガーソングライター、宇多田ヒカルさん。
当時としては10代のアーティストがR&Bを取り入れた楽曲をリリースすることは珍しく、日本の音楽シーンにも多大な影響を与えました。
今回はそんな宇多田ヒカルさんの楽曲のなかでも、特に歌いやすい作品について特集したいと思います。
技術的にどういう部分が難しいのか、どういう歌い方をすればいいのか、そういったところにまで踏み込んでいますので、歌が苦手な方はぜひチェックしてみてください。
チャレンジ!宇多田ヒカルの歌いやすい楽曲まとめ(11〜20)
For You宇多田ヒカル

2000年に『タイム・リミット』との両A面のシングルとして発表された『For You』。
R&Bの要素がしっかりと込められたミディアムテンポの楽曲です。
人とのつながりから自分の姿を見つめなおすような複雑な感情が、R&Bのパワフルなリズムに乗せて歌い上げられています。
宇多田ヒカルさんの歌唱力が込められつつもメロディーがシンプルな印象で、リズムをとらえれば歌いやすい曲ではないでしょうか。
歌詞に込められた感情を大切にしつつ、リズムを感じて高らかに歌い上げてみましょう。
誰かの願いが叶うころ宇多田ヒカル

映画『CASSHERN』のテーマソングとして起用された13thシングル曲『誰かの願いが叶うころ』。
宇多田ヒカルさんの楽曲としては珍しく詞先で制作された楽曲で、ピアノを中心としたシンプルなアンサンブルが心地良いナンバーです。
音域が広く、ファルセットによるハイトーンも続くため難しいですが、テンポがゆったりしている上に抑え目の歌唱となっているため、発声のペース配分を意識すれば歌いやすいですよ。
技術よりも表現力が問われる楽曲のため、歌に自信がある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
Another Chance宇多田ヒカル

グルーヴが印象的な名曲『Another Chance』。
90年代前半のR&Bを感じさせる本作は、全体的にしっとりとした大人な雰囲気をまとっています。
ボーカルそのものの難しさはありませんが、ブラックミュージック的な進行を徹底しているので、裏拍にアクセントを入れるなど、リズム面ではやや難易度が高い作品です。
そこに関してはR&Bやソウルを聴いて、そういった拍の取り方に慣れるかもしれませんが、狭い音域にまとめられたボーカルラインは先天的な声質が求められる楽曲ではないため、総合的には歌いやすい部類に入ります。
フェイクの部分がどうしても歌えないという方は、思い切って原曲とは違うアレンジを入れてみましょう。
HEART STATION宇多田ヒカル

R&BのグルーヴとJ-POPのキャッチーさが融合した宇多田ヒカルさんの名曲『HEART STATION』。
本作はまぎれもないR&Bトラックなのですが、ボーカルラインはJ-POP的な要素が多く、キャッチーなフレーズが頻繁に登場します。
ただし、サビの高音部分が多いので、高い声が出ない方は苦手意識を持つかもしれません。
そういう方はキーを思い切って2つ下げてみましょう。
本作は低音部分が少ないため、キーをガッツリ下げても低い声が出ないということがありません。
ぜひ挑戦してみてください。
ぼくはくま宇多田ヒカル

童謡のようなメロディーが印象的な宇多田ヒカルさんの名曲『ぼくはくま』。
CMなどでも使用されていたため、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか?
童謡のようなメロディーは歌いやすいメロディーといっても過言ではありません。
実際、本作は子どもにも歌いやすいメロディーに仕上がっています。
狭い音域、少ないロングトーン、リズムを取りやすいゆったりとしたテンポと、歌いやすい特徴がてんこ盛りなので、誰でも歌えるでしょう。
より本格的なボーカルとしてきかせたい方は、「くま」というフレーズの部分で音程をピッタリと合わせること、そして静かなパートをウィスパーボイスというささやき声で歌い抑揚をつけることに意識を向けてみてください。