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【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ

全国の吹奏楽をやっている人たちが目指す吹奏楽コンクールは毎年開催されてきました。

コンクールには大会側が定める課題曲が毎年数曲ずつ用意されており、出場するときにはどの課題曲を演奏しようか悩みますよね。

また、過去の課題曲の中には名曲として今もなお親しまれている楽曲も少なく、過去の課題曲を定期演奏会で演奏することもよくあると思います。

この記事では最新曲から過去の人気曲まで、これまでの吹奏楽コンクールの課題曲を一挙に紹介していきますね。

今年のコンクールの演奏曲や演奏会での演奏曲選びの参考にしてくださいね。

もくじ

【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(21〜40)

2006年課題曲IV

海へ…吹奏楽の為に三澤慶

2006年度課題曲(Ⅳ) 海へ… 吹奏楽の為に
海へ…吹奏楽の為に三澤慶

夜の海の不気味さのような雰囲気を感じるトロンボーンの戦散るから始まるこの曲は、2006年の課題曲4番に選ばれました。

序盤の雰囲気から一転して、その後の展開では金管楽器による爽やかで流れるような旋律が美しく、それを支える木管楽器とパーカッションの細かい音符のフレーズが華を添えます。

楽曲中盤では各パートがそれぞれメロウなフレーズをバトンタッチしていき、感動的なメロディに展開していきます。

楽曲終盤にテンポが上がってガラッと曲調が変化する部分も大変聴き応えがありますので、ぜひ1曲通して聴いてみてください。

2019年課題曲II

マーチ「エイプリル・リーフ」近藤悠介

【本編】2019年度全日本吹奏楽コンクール課題曲 Ⅱ マーチ「エイプリル・リーフ」
マーチ「エイプリル・リーフ」近藤悠介

2019年課題曲2番に起用されたのが、神奈川県出身の作曲家、近藤悠介さんがてがけた『マーチ「エイプリル・リーフ」』です。

曲全体を通して晴れやかな印象を受けるポップなナンバーで、金管楽器のにぎやな音色が映えています。

近藤さんによると4月、バスに乗っているときに窓から見えた新緑の景色から着想を得た曲だそう。

それがそのままタイトルに落とし込まれているんですね。

聴いても、演奏しても明るい気分になれる楽曲です!

2017年課題曲II

マーチ・シャイニング・ロード木内涼

2017年度 全日本吹奏楽コンクール課題曲 II マーチ・シャイニング・ロード
マーチ・シャイニング・ロード木内涼

明るい未来を感じさせる華やかな金管楽器の音色から始まる『マーチ・シャイニング・ロード』。

2017年課題曲IIに選曲されており、木村涼さんによって作曲されました。

一定のリズムで展開するマーチですので、曲中の場面の変化を意識して、楽器ごとにアクセントをつけるのがポイントです。

打楽器や管楽器のハーモニーが華やかに響くオーソドックスかつ重厚なオーケストラサウンドに仕上がっています。

クライマックスにかけて盛り上がりをみせるトランペットやサックスの演奏にも注目して聴いてみてください。

1970年

音楽祭のプレリュードAlfred Reed

1970年度課題曲(他部門) 音楽祭のプレリュード
音楽祭のプレリュードAlfred Reed

1970年の課題曲に起用されたのはアメリカの作曲家、アルフレッド・リードさんが作曲した『音楽祭のプレリュード』。

日本でも演奏頻度が高い楽曲なので、吹奏楽経験者の方はご存じの方も多いでしょう。

ファンファーレの音型から始まる金管楽器の華やかな音色が響きます。

メインテーマでは木管楽器やサクソフォン、コルネットによるオーケストラサウンドが展開。

続いて第2のファンファーレによって壮大な演奏が深く味わえます。

幅広い世代から愛されるダイナミックで美しい音色に耳を傾けてみてください。

2022年課題曲V

憂いの記憶―吹奏楽のための前川保

【2022年課題曲Ⅴ】憂いの記憶-吹奏楽のための/前川保(全日本吹奏楽コンクール)
憂いの記憶―吹奏楽のための前川保

高校生部門以上、難易度は高めな課題曲Vとして2022年度の課題曲となった『憂いの記憶-吹奏楽のための』。

約5分の演奏時間のこの曲、作曲家は京都市出身の前川保さん、中学生時代から独学で作編曲を開始、そして京都市内の中学や高校の吹奏楽、マーチングを指導されている方でもあります。

そしてこの曲は「第13回全日本吹奏楽連盟作曲コンクール」で1位に輝いた実績を持つ1曲。

とても緊張感、緊迫感を感じる楽曲で聴いているとグイグイと引き込まれてしまう楽曲です。

2003年課題曲IV

マーチ「ベスト・フレンド」松浦伸吾

2003年度課題曲(Ⅳ) マーチ「ベスト・フレンド」
マーチ「ベスト・フレンド」松浦伸吾

友だちや仲間とともに肩を組んで歩いているような、そういうイメージが湧いてくるほがらかな楽曲です。

2003年の吹奏楽コンクール課題曲4番に起用されたこちらの曲は、京都府出身で、大阪音楽大学や神戸学院大学では講師として教鞭をふるっている松浦伸吾さんによる作品。

各楽器のフレーズがかけ合いのように構成されているのが特徴で、そのユニゾンした感じが演奏していて楽しいんですよね。

聴けばパッと笑顔になれる、吹奏楽の名曲ではないでしょうか。

おわりに

最新から過去の名曲まで、歴代吹奏楽コンクールの課題曲を一挙に紹介しました。

吹奏楽らしいアンサンブルが魅力のバラードから軽快なマーチまで、さまざまな曲がありましたね。

今年の課題曲選びの参考にしていただくのはもちろん、時代を超えて愛されている過去の名曲は定期演奏会での演目選びに役立ててくださいね。