【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ
全国の吹奏楽をやっている人たちが目指す吹奏楽コンクールは毎年開催されてきました。
コンクールには大会側が定める課題曲が毎年数曲ずつ用意されており、出場するときにはどの課題曲を演奏しようか悩みますよね。
また、過去の課題曲の中には名曲として今もなお親しまれている楽曲も少なく、過去の課題曲を定期演奏会で演奏することもよくあると思います。
この記事では最新曲から過去の人気曲まで、これまでの吹奏楽コンクールの課題曲を一挙に紹介していきますね。
今年のコンクールの演奏曲や演奏会での演奏曲選びの参考にしてくださいね。
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【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(21〜30)
マーチ「メモリーズ・リフレイン」伊藤士恩

序盤から展開される華やかな転調と、吹奏楽ならではの楽器群の掛け合いが印象的な行進曲。
洗練された音使いと美しいハーモニーのなかに、現代的な要素を取り入れた意欲的な作品に仕上がっています。
伝統を大切にしながらも、新しい風を吹き込んだ若き作曲家、伊藤士恩さんの才能が光る1曲です。
2025年2月に全日本吹奏楽連盟から出版され、同年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲Ⅲに選定。
各地の吹奏楽団体の演奏によって、その魅力が広がっています。
演奏者が自身の担当楽器の魅力を再発見できる本作は、合奏の楽しさを体感できる、心おどる1曲です。
マーチ「ブルー・スプリング」鈴木雅史

スズキ楽譜浄書屋の代表をつとめる鈴木雅史さんが作曲した曲で、2022年の課題曲2番です。
この方はとても熱意のある方で、全国の吹奏楽を応援するためにクラウドファンディングで資金をつのり、学生たちに楽譜を届けるという活動もされています。
こちらの『マーチ「ブルー・スプリング」』は、タイトルを直訳すると「青春」。
タイトルを決めてから作曲されたそうですよ。
青春を感じられる躍動感に満ちた、学生たちの課題曲としてピッタリの1曲です。
サーカスハットマーチ奥本伴在

毎年マーチ風の曲調が多い課題曲IVですが、2022年はタイトル通り、展開の早さや驚きがあるサーカスのようなオシャレでユーモラスが楽曲に仕上がりました!
作曲者は現場の指導者として実際に音を聴いてきた奥本伴在さんです。
弾いている側も楽しくなってしまうような軽やかなサウンドが気持ちよい楽曲ですよね!
展開もおもしろくメリハリがあって、サーカスの情景を思い描きつつ聴いてみるのもよいかもしれませんね。
汐風のマーチ田嶋勉

2010年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲です。
現代日本の作曲家である田嶋勉さんが2010年に手掛けられています。
爽やかなイントロとともに、夕方の海辺の風をイメージした優雅な雰囲気が特徴的で、穏やかな曲調ながらも一定のリズム感があり、聴く人の心に響きますね。
技術的には基本に忠実でありながら、最後にはゼクエンツという少し挑戦的な要素も取り入れられており、演奏する側にとっても聴く側にとっても魅力的な曲となっています。
コンクール以外の定期演奏会などでも広く親しまれており、海辺の風景を思い浮かべながら聴くのもおすすめです。
マーチ「ブルースカイ」高木登古

2007年の課題曲4番は、スッキリとした爽やかな冒頭から始まる『マーチ「ブルースカイ」』です。
導入部分に続いて展開される木管楽器によるやわらかいメロディラインが美しく、それを支える金管楽器の伴奏は吹き抜ける風のような爽やかさが感じられます。
一方、その後のパートでは金管楽器による力強いフレーズが登場したりと、緩急の豊かな楽曲展開が魅力です。
楽曲中盤や終盤に登場するメインの旋律はキャッチーで、聴く者の心にグッと迫る力強さはさすが課題曲です。
行進曲「K点を越えて」高橋伸哉

1999年の課題曲4番は、現在もなお人気の高いマーチとして全国の吹奏楽団体に愛されている1曲です。
楽曲タイトルにある「K点」とは、現在では建築基準点を指し、これを越えるジャンプができるかどうかが良い記録につながるかの目安になるものです。
1998年におこなわれた長野オリンピックを受けて制作されたため、スキージャンプをテーマにした曲になっているんですね。
楽曲を一度聴いてみると、冒頭のファンファーレからそれに続くなめらかで耳心地のいい旋律に魅了されるはず。
どこをとってもキャッチーで爽やかさを感じる曲超に仕上げられていることこそ、この曲が長年愛されている要因の一つでしょう。
五月の風真島俊夫

吹奏楽をされている方ならこの曲を手掛けた真島俊夫さんのお名前を見かけたことがある方は多いでしょう。
『宝島』『オーメンズ・オブ・ラブ』などのフュージョンの名曲を吹奏楽用に編曲されたことをはじめ、『ドラゴンクエスト』シリーズの編曲を担当したのも真島さんでした。
そんな彼が1997年の課題曲として手掛けたのがこの曲。
テンポに合わせて堂々と行進する姿が似合う力強いフレーズはもちろん、コンサートマーチらしい楽曲展開や美しい旋律のパートなど、課題曲にふさわしい聴き所満載の1曲です。





