【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ
全国の吹奏楽をやっている人たちが目指す吹奏楽コンクールは毎年開催されてきました。
コンクールには大会側が定める課題曲が毎年数曲ずつ用意されており、出場するときにはどの課題曲を演奏しようか悩みますよね。
また、過去の課題曲の中には名曲として今もなお親しまれている楽曲も少なく、過去の課題曲を定期演奏会で演奏することもよくあると思います。
この記事では最新曲から過去の人気曲まで、これまでの吹奏楽コンクールの課題曲を一挙に紹介していきますね。
今年のコンクールの演奏曲や演奏会での演奏曲選びの参考にしてくださいね。
【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(11〜20)
南風のマーチ渡口公康

吹奏楽コンクールの課題曲として2011年3月に発表された渡口公康さんの作品です。
南からの風をイメージしたこの楽曲は、爽やかで軽快な雰囲気が特徴的です。
マーチ形式でありながら、現代的なエッセンスも取り入れられており、聴く人の心に新しい季節の訪れを感じさせてくれます。
木管楽器や金管楽器、打楽器が絶妙に絡み合う構成で、演奏者の技術と表現力が試される内容となっています。
特に若い世代に向けた「勇気をもって挑戦する」というメッセージ性も込められており、コンクールだけでなく、学校の演奏会などでも人気の曲となっています。
ポップス・マーチ「すてきな日々」岩井直溥

岩井直溥さんが作曲された本作は、吹奏楽コンクールの課題曲として発表された楽曲です。
ポップスとショー・ミュージックの要素を取り入れた斬新なマーチで、軽快で華やかな印象を受けます。
短い演奏時間の中に複数のテンポとリズムの変化が凝縮されており、バラエティに富んだ作品となっています。
1989年の全国大会では各団体がさまざまなテンポで演奏したことでも知られ、自由な演奏が可能な点が魅力です。
1991年公開の映画『男はつらいよ 寅次郎の告白』でも使用されており、シーンの盛り上げ役としての効果を発揮しました。
学生から一般の吹奏楽団まで幅広い層に親しまれており、コンサートでも演奏される人気曲です。
行進曲「ラメセスⅡ世」阿部勇一

阿部勇一さんが作曲した1995年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲です。
古代エジプトの偉大なファラオを題材にした本作は、異国情緒があふれる旋律と力強い行進曲のリズムが特徴的です。
エジプトの神秘的な雰囲気と王の威厳を、吹奏楽の壮大な響きで見事に表現しています。
紀元前13世紀の栄光と権力を音楽で伝える本作は、演奏者に高い技術と表現力を要求します。
吹奏楽コンクールに挑戦する団体はもちろん、エキゾチックな雰囲気を楽しみたい方にもおすすめです。
古代エジプトの世界に思い巡りながら、迫力がある演奏をお楽しみください。
トイズ・パレード平山雄一

平山雄一さんによる吹奏楽コンクールの課題曲は、明るく楽しいマーチが特徴です。
キャッチーなメロディーとコミカルなリズムで、聴く人に跳躍感や可愛らしさを感じさせます。
クラリネットとトランペットがメインテーマを担当し、付点のリズムにスラーがついた部分では、柔らかな軽い跳躍感が求められます。
2020年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として採用された本作は、小編成から大編成までさまざまな吹奏楽団が挑戦しています。
演奏する際は、アーティキュレーションやアクセントに注意が必要です。
吹奏楽の魅力を存分に引き出す本作は、明るい気分になりたい方におすすめです。
オーディナリー・マーチ高橋宏樹

高橋宏樹さんが手掛けた2010年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲です。
約3分30秒の演奏時間で、明るく軽快なメロディが特徴的な行進曲となっています。
シンプルで親しみやすい曲調は、タイトルの通り「普通の」人々の日常を表現したかのようなポップな雰囲気を醸し出しています。
高橋さんはポップスや映像音楽の影響を受けており、その要素がこの楽曲にも反映されているのが感じられますね。
吹奏楽コンクールの課題曲として数多くの学校で演奏されており、幅広い層に支持されている人気曲です。
初心者から上級者まで楽しめる作品なので、吹奏楽を始めたばかりの方にもおすすめですよ。
カタロニアの栄光間宮芳生

間宮芳生さんが生み出した吹奏楽の名曲です。
カタロニアの建築家ガウディにインスパイアされたこの楽曲は、独特な旋法を用いて異国情緒と伝統を融合させています。
冒頭の木管楽器の響きは、サグラダ・ファミリアの壮大さを感じさせますね。
中間部のバグパイプを思わせる旋律は、カタルーニャの伝統音楽を彷彿とさせます。
1990年5月に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として発表されて以来、多くの吹奏楽団に愛され続けています。
吹奏楽の魅力を存分に引き出す本作は、コンクールや演奏会で聴くとより一層心に響くことでしょう。
【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(21〜30)
希望の空和田信

航空自衛隊員の和田信さんが作曲した吹奏楽コンクールの課題曲です。
広大な空の美しさや仲間たちへの思いを込めた明るく開放的な行進曲で、聴く人に希望を与えてくれます。
2012年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲として発表され、多くの吹奏楽団に親しまれています。
英語のタイトルは「Silver Lining in the Sky」で、困難の先にある希望を表現しています。
6/8拍子のリズミカルな曲調で、ピッコロやフルートの軽やかな旋律が印象的です。
吹奏楽ファンはもちろん、元気をもらいたい人にもおすすめの一曲ですね。