【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ
全国の吹奏楽をやっている人たちが目指す吹奏楽コンクールは毎年開催されてきました。
コンクールには大会側が定める課題曲が毎年数曲ずつ用意されており、出場するときにはどの課題曲を演奏しようか悩みますよね。
また、過去の課題曲の中には名曲として今もなお親しまれている楽曲も少なく、過去の課題曲を定期演奏会で演奏することもよくあると思います。
この記事では最新曲から過去の人気曲まで、これまでの吹奏楽コンクールの課題曲を一挙に紹介していきますね。
今年のコンクールの演奏曲や演奏会での演奏曲選びの参考にしてくださいね。
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【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(21〜30)
「架空の伝説のための前奏曲」2006年度課題曲(Ⅰ)堀内俊男

壮大な物語の始まりを告げるような、力強くドラマティックなサウンドが聴く人の心を揺さぶる一曲。
広島県で教壇に立ちながら、吹奏楽作品を数多く手掛ける堀内俊男さんの作品です。
静かなパートでの繊細な音の対話から、全合奏が一体となって突き進むクライマックスへの展開は圧巻で、まるで伝説の序章を音楽で体験しているかのような没入感が味わえます。
この楽曲は2006年、全日本吹奏楽コンクールの課題曲として書かれ、参考演奏がアルバム『全日本吹奏楽コンクール課題曲参考演奏集2005‑2008』に収められています。
個々の技術だけでなくバンド全体の表現力が問われる本作は、仲間と一つの壮大な物語を紡ぎたい時にこそ演奏してほしい名曲です。
エアーズ田嶋勉

荘厳、かつ心に染みる魅力がある楽曲『エアーズ』。
2004年の課題曲2番に起用された楽曲です。
作曲したのは数々の吹奏楽曲を手がけ、また小学校の校長として教育活動に力を入れている人物、田嶋勉さん。
『ピッコロマーチ』『WISH for wind orchestra』などで知った方もいらっしゃるかもしれませんね。
『エアーズ』はゆったりとした空気感を持った作品で、聴いていて気持ちが落ち着く仕上がり。
華やかな吹奏楽ももちろん素晴らしいですが、こういう音をじっくりと味わえる曲もステキですよね。
【歴代】吹奏楽コンクールの人気課題曲まとめ(31〜40)
マーチ「ブルー・スプリング」鈴木雅史

スズキ楽譜浄書屋の代表をつとめる鈴木雅史さんが作曲した曲で、2022年の課題曲2番です。
この方はとても熱意のある方で、全国の吹奏楽を応援するためにクラウドファンディングで資金をつのり、学生たちに楽譜を届けるという活動もされています。
こちらの『マーチ「ブルー・スプリング」』は、タイトルを直訳すると「青春」。
タイトルを決めてから作曲されたそうですよ。
青春を感じられる躍動感に満ちた、学生たちの課題曲としてピッタリの1曲です。
海へ…吹奏楽の為に三澤慶

夜の海の不気味さのような雰囲気を感じるトロンボーンの戦散るから始まるこの曲は、2006年の課題曲4番に選ばれました。
序盤の雰囲気から一転して、その後の展開では金管楽器による爽やかで流れるような旋律が美しく、それを支える木管楽器とパーカッションの細かい音符のフレーズが華を添えます。
楽曲中盤では各パートがそれぞれメロウなフレーズをバトンタッチしていき、感動的なメロディに展開していきます。
楽曲終盤にテンポが上がってガラッと曲調が変化する部分も大変聴き応えがありますので、ぜひ1曲通して聴いてみてください。
五月の風真島俊夫

吹奏楽をされている方ならこの曲を手掛けた真島俊夫さんのお名前を見かけたことがある方は多いでしょう。
『宝島』『オーメンズ・オブ・ラブ』などのフュージョンの名曲を吹奏楽用に編曲されたことをはじめ、『ドラゴンクエスト』シリーズの編曲を担当したのも真島さんでした。
そんな彼が1997年の課題曲として手掛けたのがこの曲。
テンポに合わせて堂々と行進する姿が似合う力強いフレーズはもちろん、コンサートマーチらしい楽曲展開や美しい旋律のパートなど、課題曲にふさわしい聴き所満載の1曲です。
音楽祭のプレリュードAlfred Reed

1970年の課題曲に起用されたのはアメリカの作曲家、アルフレッド・リードさんが作曲した『音楽祭のプレリュード』。
日本でも演奏頻度が高い楽曲なので、吹奏楽経験者の方はご存じの方も多いでしょう。
ファンファーレの音型から始まる金管楽器の華やかな音色が響きます。
メインテーマでは木管楽器やサクソフォン、コルネットによるオーケストラサウンドが展開。
続いて第2のファンファーレによって壮大な演奏が深く味わえます。
幅広い世代から愛されるダイナミックで美しい音色に耳を傾けてみてください。
マーチ「エイプリル・リーフ」近藤悠介

2019年課題曲2番に起用されたのが、神奈川県出身の作曲家、近藤悠介さんがてがけた『マーチ「エイプリル・リーフ」』です。
曲全体を通して晴れやかな印象を受けるポップなナンバーで、金管楽器のにぎやな音色が映えています。
近藤さんによると4月、バスに乗っているときに窓から見えた新緑の景色から着想を得た曲だそう。
それがそのままタイトルに落とし込まれているんですね。
聴いても、演奏しても明るい気分になれる楽曲です!