【2025】日本語が入っている洋楽ソングまとめ
洋楽ファンの皆さまは、日ごろ聴いている洋楽ソングの中でふと聞き慣れた言語……日本語を耳にしたという経験は少なからずあるのではないでしょうか。
日本人が英語と日本語のまざった歌詞を書くように、洋楽アーティストも意図的に日本語の歌詞を取り入れるパターンは結構あるのですよね。
今回の記事では、日本語が含まれた洋楽というテーマで時代やジャンルを問わずさまざまな曲をまとめてみました。
元々ある洋楽の曲を日本語の歌詞に置き換えた、というタイプの曲はなるべく省いた形で紹介していますから「この曲にも日本語の歌詞が入ってるのか」といった意外な発見があるかもしれませんよ!
【2025】日本語が入っている洋楽ソングまとめ(21〜30)
Lost In TranslationLogic

日本語が織り交ぜられたヒップホップサウンドが鮮烈な印象を残すアメリカのラッパー、ロジックさんの楽曲。
90年代初頭のニューヨーク、ブルックリンのヒップホップシーンを彷彿とさせるトラックに乗せて、成功や名声、批判者への反論が鋭いリリックで展開されます。
2019年5月リリースのアルバム『Confessions of a Dangerous Mind』の最終曲として配置され、楽曲の終盤には日本語のナレーションが登場。
「最高だったでしょ?」と挑発的かつユーモラスなメッセージが込められており、この演出は日本滞在中に完成させたというエピソードも相まって、本作の魅力をさらに高めています。
自身のメッセージが正しく伝わらないもどかしさや異文化間でのコミュニケーションに葛藤を感じている方に心からお勧めしたい一曲です。
SamuraiLupe Fiasco

故エイミー・ワインハウスさんへのオマージュが光るアメリカ出身のルペ・フィアスコさんの渾身の一曲。
ジャズとヒップホップの融合に日本語のフレーズを織り交ぜた独創的な楽曲です。
「本を読んで、風呂に入って、眠りについた」という日常の描写が、名声に翻弄されるアーティストの内面を象徴的に表現しています。
本作は2024年6月にリリースされた9枚目のアルバム『Samurai』のタイトル曲で、故エイミー・ワインハウスさんが生前に「リリカルなサムライ」と自らを称したエピソードからインスパイアされた作品。
音楽業界の葛藤や創造性の追求を描いた歌詞は、アーティストとしての生き方に悩む方々の心に響くことでしょう。
Friends (feat. ScHoolboy Q)Mac Miller

日本語を含む異国情緒あふれる一曲がアメリカのラッパー、マック・ミラーさんの作品に登場します。
2014年5月に発表されたミックステープ『Faces』に収録された本作は、スクールボーイ・Qをフィーチャーした友情を綴った楽曲。
リラックスしたジャズ調のビートに乗せて、二人のラッパーが成功の裏側にある孤独感や真の友情の価値を率直に語りかけてきます。
「友達が必要だ」という心からの叫びが随所に現れ、表面的な成功だけでなく心の平穏を求める姿が痛いほど伝わってきますね。
成功への葛藤や家族への責任感を描写した歌詞は、一聴しただけでは気づかない深みがあります。
落ち着いた環境で聴いて、その言葉の重みを感じ取ってみてください。
SumahamaThe Beach Boys

1979年にリリースされたビーチボーイズの『Sumahama』は、日本語が飛び出す意外な一曲です。
彼らと言えば、カリフォルニアの太陽とビーチのイメージが強いですが、この曲は何とタイトル通り日本の神戸市の須磨海岸について歌っているのだとか。
ファンの間でも謎とされていたのですが、マイクさんが来日した際に直接質問した方のレポートがネットでチェックできますから、ぜひ調べてみてください。
洋楽に突如として耳にする日本語は、聴く者にとっては新鮮で、思わず耳を傾けてしまいますよね。
Song for the DumpedBen Folds Five

ピアノロックトリオ、ベン・フォールズ・ファイヴは、1997年の楽曲『ソング・フォー・ザ・ダンプト』で、別れのもどかしさと皮肉を日本語でさりげなく織り交ぜています。
彼らのジャズと即興を交えた個性的なサウンドは、突如として聞こえる日本語の断片に新たな調和をもたらし、孤独やフラストレーションを表現する新しい手段となっていますね。
アメリカでの大ブレイクから数えると、もう長い年月が流れましたが、この曲の挑戦的な精神は褪せることなく響き続けているのです。
日本語を取り入れたアーティストたちの中でも、ベン・フォールズ・ファイヴの試みはとてもユニークで驚くべきものがありますよ!
Harajuku GirlsGwen Stefani

グウェン・ステファニーさんが2004年にリリースしたアルバム『Love. Angel. Music. Baby.』に収録されている『Harajuku Girls』は、東京の原宿カルチャーにインスピレーションを得た斬新な曲です。
日本語がちりばめられ、個性的なファッションやサブカルチャーが歌詞に織り込まれている点がただただ素敵ですね。
一方で文化の盗用だとの批判もありますが、それでもグウェンさんが日本の原宿に対して抱く深い敬愛と好奇心は、この曲を通じて強く感じられます。
まるで和と洋の融合を観るようなエキゾチックさが、一度聴いたら忘れることができないでしょう。
Matte KudasaiKing Crimson

洋楽において日本語の歌詞が光る瞬間、それはキング・クリムゾンの心温まるバラード『Matte Kudasai』ではないでしょうか。
1981年、アルバム『Discipline』に収録されたこの曲は、繊細なギターの音色と、日本語タイトルの「待ってください」という切ないフレーズが独特の哀愁を醸し出しています。
Adrian BelewさんとRobert Frippさんのギターワーク、Tony Levinさんのベース、Bill Brufordさんのドラムといった名うてのミュージシャンたちの演奏は、聴く者の心に静かな余韻を残します。
商業的な成功を目指さず、本質を追求したこうした楽曲こそが、時を越えて愛される秘訣なのかもしれませんね。