【2025】日本のアニメに使われた洋楽まとめ
アニメの主題歌やエンディングテーマはある意味とても重要で、作品のイメージを決定付けるくらいに印象的な曲も多いですよね。
アニソンらしいアニソンや声優さんが歌う曲などさまざまなアニソンが存在しますが、こちらの記事では日本のアニメに主題歌などで使われた洋楽のアーティストやバンドたちの曲をまとめています。
洋楽と日本のアニメが結びつかない……なんていう方もいらっしゃるかもしれませんが、実は結構起用されているのですよ。
洋楽ファンも知らない、意外な作品に使われていた洋楽が見つかるかも?
ぜひチェックしてみてください!
【2025】日本のアニメに使われた洋楽まとめ(1〜10)
Arrietty’s SongCecile Corbel

フランス・ブルターニュ地方出身のシンガーソングライター、セシル・コルベルさんがスタジオジブリ作品『借りぐらしのアリエッティ』のために書き下ろした主題歌です。
2010年にリリースされた楽曲で、ケルト音楽の伝統とハープの音色が織りなす幻想的な世界観が印象的な1曲です。
映画の「小さな存在の大きな力」というテーマを繊細で美しいメロディに込めており、日本語版と英語版の両方で親しまれています。
ジブリ作品初の外国人アーティストによる全面音楽制作という画期的な楽曲で、ファンタジー作品が好きな方やケルト音楽に興味がある方にはぜひ聴いてほしい名曲です。
Invincible (from Kaiju No. 8)OneRepublic

アニメ『怪獣8号』の特別エピソード「Hoshina’s Day Off」のエンディングテーマとして書き下ろされた新曲が、アメリカのワンリパブリックから2025年4月に公開されました。
力強いメロディとエモーショナルな歌詞で、困難に立ち向かう勇気や希望を歌い上げた本作は、バンドが得意とするポップロックサウンドを存分に生かした心躍る1曲です。
アニメ作品の世界観を巧みに表現した楽曲は、北米の映画館で上映された特別編『Kaiju No. 8: Mission Recon』でも使用され、国境を越えた注目を集めています。
前作『Nobody』で培ったバンドの音楽性とアニメ文化への理解が見事に融合した作品で、アニメファンはもちろん、ポップロックを愛する音楽ファンにもおすすめの楽曲となっています。
RoundaboutYES

1971年、YESがリリースしたアルバム『Fragile』のオープニングナンバー『Roundabout』。
このプログレッシブロックの名曲は、シンセサイザーやアコースティックギターが織り成すドラマティックな展開で一躍有名になりました。
長い時間をかけて緻密に構築されたサウンドは、まるで洋画の一場面を思わせる壮大さ。
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のエンディングテーマとして採用されたのも納得のクオリティです。
歌詞には、くねくねと続くラウンドアバウトの旅を連想させる、冒険心をくすぐる言葉がちりばめられています。
本作の複雑なリズムと独特な世界観は、歴史に名を刻むアニメと融合し、見事なハーモニーを奏でていますね。
YESさんの音楽を知る素晴らしいきっかけになり、プログレファンにもジョジョファンにも、幅広いリスナーにとってマストヒアな1曲ですよ!
Fine On The OutsidePriscilla Ahn

アメリカ出身のシンガーソングライター、プリシラ・アーンさんが2005年に制作した楽曲がスタジオジブリの映画『思い出のマーニー』の主題歌として起用されて話題となりました。
内面の孤独感と外面の強がりを対比させた歌詞が印象的で、友人が少なく寂しさを抱えていた少女時代の心情を繊細に描写しています。
2014年7月にシングルとして発売され、映画のエンディングで流れることで多くの視聴者の心に響きました。
本作はアーンさんの透明感ある歌声とアコースティックギターのシンプルな伴奏が特徴的で、孤独を感じた経験がある方や静かな時間を過ごしたい方にオススメの1曲です。
This FffireFranz Ferdinand

2004年の衝撃的なデビュー以降、フランツ・フェルディナンドはその唯一無二のサウンドで音楽シーンに革命を起こしました。
「女の子が踊れる音楽」をコンセプトに、瞬く間に世界を席巻。
そんな彼らの曲『This Fffire』が、Netflixアニメ『Cyberpunk: Edgerunners』のオープニングテーマとして選ばれたのは、まさに時代の選択と言えるでしょう。
この曲は2004年10月4日にシングルリリースされ、キャッチーなメロディとエネルギッシュなサウンドが特徴です。
歌詞は情熱、愛、欲望を縁どり、ナイトシティのディストピアを舞台に戦う主人公たちの熾烈(しれつ)な内面を反映しています。
情熱が無秩序なまでに燃え上がり、制御できない炎のような欲望を、彼らならではのハイボルテージなロックで表現した本作。
フランツ・フェルディナンドの楽曲がサイバーパンクのアニメに、というと古くからのファンは意外だと感じるかもしれませんが、ばっちりはまっていますからまだアニメ本編を見ていない洋楽ファンもぜひチェックしてみてください!
Walk Like An EgyptianThe Bangles

1986年にリリースされたバングルスの『Walk Like An Egyptian』は、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』エンディングテーマに起用され、ファンの間で熱狂を呼びました。
エジプト文化へのオマージュと時代の変化を映し出す歌詞は、異文化への敬意と自由を強調しています。
また、楽曲はバンドがエジプト訪問中に受けたインスピレーションから生まれ、国際的なヒットとなることが示されています。
アニメの物語がエジプトを舞台に展開することから、この起用は見事なマッチングであり、楽曲のエキゾチックな魅力がアニメの冒険的要素を強調しています。
荒木飛呂彦さんの作品との相乗効果で、より一層楽曲が際立って聞こえ、新旧ファンに旋律が響き渡るでしょう。
PARANOID ANDROIDRadiohead

イギリスから世界へとその名をとどろかせるレディオヘッドが1997年に送り出したアルバム『OK Computer』からのリードシングル『PARANOID ANDROID』は、今も色あせることのない衝撃と共鳴を呼び続けています。
6分27秒に渡るこの楽曲は、歌詞とさまざまな音楽的要素が織りなす複雑美に満ちています。
政治への抗議、人間精神の葛藤など深く重いテーマで構築された歌詞は、トム・ヨークさん生身の感情をうまく映し出しています。
アニメ「Ergo Proxy」の世界観とも見事にリンクしており、そのダークで複雑な世界観が見事にマッチしており、静寂を求める心と騒めく現実のはざまで葛藤する姿が、きっと多くのアニメファンにも刺さったに違いありません。