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【洋楽】レディ・ソウルのすすめ。素晴らしき女性ソウル・シンガー

アフリカ系アメリカ人が生み出したゴスペル、そしてブルースから発展した形で生まれたソウル・ミュージックというジャンルの中でも、最も偉大なシンガーの一人であるアレサ・フランクリンさんの名盤のタイトル通りに、女性シンガーのソウル・ミュージックを「レディ・ソウル」として親しまれているソウル好きは多いです。

今回の記事では、そんな女性のソウル歌手をテーマとして、一度は聴いておきたい海外の女性ソウル・シンガーを大特集!

ジャンルをまたがった音楽性のアーティストも多く、厳密に定義するのは難しいのですが、著名なソウル・シンガーを中心としてネオ・ソウルや00年代以降のシンガーも含めた幅広いラインアップでお届けします。

【洋楽】レディ・ソウルのすすめ。素晴らしき女性ソウル・シンガー(11〜20)

Lovin’ YouMinnie Riperton

一聴しただけですぐにそれとわかる、あまりにも印象的なハイトーン・ボイスで歌われる『Lovin’ You』は、ソウルやR&Bといったジャンルに興味がないという方でも一度は耳にしたことがあるはず。

今やスタンダードナンバーとして多くのシンガーがカバーに挑戦している永遠の名曲のオリジナル・バージョンを歌ったのは、1947年にアメリカはイリノイ州シカゴで生まれ、1979年に31歳の若さでガンのため亡くなってしまった伝説のシンガー、ミニー・リパートンさん。

10代の若さで音楽キャリアをスタートさせたミニーさんはなかなかヒットに恵まれませんでしたが、1971年には早くからミニーさんの才能に注目していたというスティーヴィー・ワンダーさんのバック・コーラスに抜てきされ、1974年にはスティーヴィーさんのプロデュースによる『Perfect Angel』をリリース、翌年にシングル・カットされた『Lovin’ You』が全米チャート1位というヒットを記録しました。

その後も当時のシーンではやっていたディスコ・サウンドに挑戦するなどの意欲的な活動を続けたミニーさんですから、もっと長生きしていたらどれほどの素晴らしい音楽を残していたのか……非常に残念ですね。

『Lovin’ You』しか知らないという方も多いでしょうし、本稿でミニーさんに興味を持たれたのであれば、彼女の残した他の作品もぜひ聴いてみてください!

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    Killing Me SoftlyRoberta Flack

    ロバータ・フラックさんの名前は知らなかったとしても、ネスカフェのCM曲として日本ではおなじみの『Killing Me Softly With His Blues』、邦題『やさしく歌って』を一度は耳にしたことがあるでしょう。

    1937年生まれ、アレサ・フランクリンさんやグラディス・ナイトさんよりも年上のロバータさんは、ピアニストとオルガニストの両親という音楽一家で育ち、ピアニストとしてコンクールなどでも優秀な成績を収めて大学に進学、クラシックや声楽などを学んだインテリジェンスな経歴の持ち主なのですね。

    クリント・イーストウッドさんの初監督映画『恐怖のメロディ』の挿入歌で、全米チャート1位を記録してグラミー賞を受賞した大ヒット曲『愛は面影の中に』を収録した『First Take』でアルバム・デビューを果たしたのが1969年のことですから、30代を過ぎてからの遅咲きのデビューと言えます。

    1973年には前述したロリ・リーバーマンさんのカバー曲『やさしく歌って』が全米チャート1位とグラミー賞受賞を獲得、2年連続で最優秀レコード賞を受賞するという歴史的な快挙を成し遂げました。

    そんなロバータさんは、とくに70年代以降の作品はソウルのみならずクラシック、ジャズ、AORなどさまざまなジャンルへとつながる要素を兼ね備え、都会的で洗練されたアレンジャーとしての才能も発揮しており、長いキャリアの中で常に現役のミュージシャンとして活動を続けている稀有な存在です。

    泥臭いソウルは苦手……という方であっても、ロバータさんの優しく伸びやかな歌声は聴きやすいのではないでしょうか。

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      This Will Be (An Everlasting Love)Natalie Cole

      アメリカの伝説的なジャズ・ピアニスト兼シンガーのナット・キング・コールさんの実の娘であり、自身も子どもの頃から歌手として活動していたというナタリー・コールさん。

      1975年にプロとして本格的なデビューを果たし、ファースト・アルバム『Inseparable』はR&Bチャートで1位を獲得、洗練されたR&Bとジャズ、ソウルのテイストが見事に融合したシングル曲『This Will Be (An Everlasting Love)』はグラミー賞最優秀R&B女性ボーカル・パフォーマンス賞と最優秀新人賞の2部門に輝きました。

      父親の名声に頼らない成功を収めて順風満帆なキャリアを歩み始めたナタリーさんですが、1980年代以降はヒットに恵まれずに私生活も荒れるなど苦しい時期を過ごします。

      1989年には美しいR&Bバラード『Miss You Like Crazy』がヒットを記録して復活を遂げ、父親のナット・キング・コールさんの楽曲をカバーした1991年の『Unforgettable… with Love』が全米チャート1位に輝き、アメリカだけでも700万枚を売り上げる大ヒットとなったのです。

      日本でもヒットを記録したこの作品は、亡くなった父親とのデュエットが実現したことでも話題を呼びました。

      ジャズ・シンガーとしてのアイデンティティを呼び覚ましたかのようなこちらのアルバムは、もちろんソウル・ファンにもオススメの1枚ですよ。

      残念ながらプライベートでは不幸な出来事も多かったというナタリーさんですが、そのシンガーとしての才能に一度は触れてみてほしいですね。

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        Hot StuffDonna Summer

        ドナ・サマーさんといえば、1970年代に青春を過ごした方であれば「ディスコの女王」として名をはせた姿を思い浮かべるのではないでしょうか。

        女性アーティストとして歴史上初めてアルバムとシングルが同時にチャート1位を獲得、5回のグラミー賞受賞など輝かしいキャリアを持つドナさんですが、ディスコ・ブーム後には低迷期もありました。

        それでも1989年には『This Time I Know It’s for Real』をヒットさせて復活を果たし、遺作となった2008年のアルバム『Crayons』も収録曲も含めてダンス・チャートでヒットを記録、2012年に惜しくも肺がんでこの世を去るまでアーティスト人生を駆け抜けた偉大な存在です。

        亡くなった翌年の2013年にロックの殿堂入りを果たしていることからも、その偉大な功績が分かるのではないでしょうか。

        マドンナさんやビヨンセさんなど、ドナさんからの影響を公言する女性アーティストも多く存在していますが、これから彼女の音楽を聴いてみたいという方であれば、マルチ・プラチナを記録した1979年の『Bad Girls』を始めとする、イタリアの名プロデューサーのジョルジオ・モロダーさんとタッグを組んだ全盛期と言える70年代の作品から入ってみることをオススメします!

        パワフルな歌声ときらめくディスコ・サウンドは2020年代の今、懐かしくも新鮮な気分で楽しめそうです。

        その後で、ディスコ・サウンドではない作品でドナさんの素晴らしい歌唱もチェックしてみてくださいね。

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          Pieces Of MeLedisi

          R&Bとジャズのどちらのフィールドでも活躍している、1972年生まれのシンガーソングライターであり女優の顔も持つレデシーさん。

          豊かな音楽文化を持つニューオリンズで生まれた彼女は幼い頃から交響楽団などで歌っていたそうで、ミュージカル『オズの魔法使い』でドロシー役を演じてシェリー賞にノミネートされた経験もあるそうです。

          キャバレーでのキャスト・メンバーやローカルでのバンド活動で熱狂的なファンがすでにいた彼女の本格的なデビューは、インディーズにて2000年にリリースされたアルバム『Soulsinger』。

          2年後にはアメリカの著名なレーベル「トミー・ボーイ・レコード」より『Soulsinger: The Revival』としてリイシューされています。

          2007年には名盤『Lost & Found』でメジャー・デビューを果たしてスマッシュヒットを記録、洗練されたネオソウル~R&Bといった趣の作品でグラミー賞にもノミネートされました。

          常に独立独歩で周囲の思惑に左右されないレデシーさんは、シンガーソングライターとしての確かな才能と音楽だけに留まらない活動で多くの支持を得ている稀有な存在です。

          2000年代以降において、最も信頼されているシンガーの1人と言っても過言ではないでしょう。

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            Real LoveMary J Blige

            2022年2月14日開催された、アメリカが誇る一大イベント「スーパーボウル ハーフタイムショー」にも出演、圧倒的な存在感を見せつけたメアリー・J. ブライジさんは、通称「クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル」とも呼ばれる1990年代以降にデビューした女性アーティストの中でも、最重要人物の1人です。

            1971年にアメリカはニューヨーク州サウス・ブロンクスにて誕生したメアリーさんは、1987年に18歳という若さでヒップホップ・レーベルのアップタウン・レコード社と契約を果たし、レーベルとしては最年少かつ初の女性アーティスト契約という歴史を作りました。

            デビュー・アルバムのリリース前に1991年の映画『ストリクトリー・ビジネス』のサウンドトラック用に『You Remind Me』という楽曲を歌唱、ロングヒットを記録しています。

            1992年にはデビュー・アルバム『What’s the 411?』を発表、彼女のストリートから得たライフ・スタイルそのもの、と言えるヒップホップのビートの上でR&B~ソウルを歌い上げるという後に「ヒップホップ・ソウル」と呼ばれる革新的なスタイルを打ち出し、当然のように大ヒットを記録しただけではなく、以降のR&B系のアーティストたちにも多大なる影響を及ぼすこととなったのです。

            チャート受けの良いR&B的なバラードも、憂いを秘めたアルト・ボイスのメアリーさんが歌うと全く違ったエモーションが生まれます。

            ヒップホップ世代によるソウルの素晴らしさも、ぜひ味わってみてください!

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              【洋楽】レディ・ソウルのすすめ。素晴らしき女性ソウル・シンガー(21〜30)

              Killing Me Softly with His SongRoberta Flack

              Roberta Flack – Killing Me Softly With His Song (Official Video)
              Killing Me Softly with His SongRoberta Flack

              ソウルやジャズ、クラシックを融合させた独自のスタイルで知られるロバータ・フラックさん。

              ハワード大学で声楽などを学び、1969年にアルバム『First Take』でデビューした知性派です。

              クリント・イーストウッド監督映画『恐怖のメロディ』に使われた『The First Time Ever I Saw Your Face』が1972年に全米1位となり、翌年には『Killing Me Softly with His Song』も大ヒット。

              これにより2年連続でグラミー賞最優秀レコード賞を受賞するという、ソロ歌手として初の快挙を成し遂げました。

              「ベルベット・ヴォイス」と称される歌声は、クワイエット・ストームの先駆者としても評価されていますね。

              ゆったりと上質な時間を過ごしたい方に最適でしょう。

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