【ワイマンのピアノ曲】アメリカが誇る音楽教育者が手掛けた珠玉の名作
1832年にアメリカで生まれ、作曲家、教育者として活動したアディソン・ワイマン。
彼が遺したとされる作品はほんの数曲ですが、音楽院を建てるなど音楽教育の普及に貢献したことから、アメリカの首都ワシントンD.C.には、ワイマンの代表作の楽譜が刻まれた記念碑が建てられているのだそうです。
本記事では、そんな彼の代表的なピアノ作品2曲をピックアップ!
作曲の背景や作品の特徴、演奏する際のポイントとともにご紹介します。
【ワイマンのピアノ曲】アメリカが誇る音楽教育者が手掛けた珠玉の名作
銀波Addison Wyman

19世紀のアメリカで活躍したピアノ教師にして作曲家、アディソン・ワイマン。
彼が生涯をかけて音楽教育の普及に尽力し、その功績をたたえて首都ワシントンD.C.には記念碑まで建てられているそうです。
そんな彼の代表作『銀波』は、静かな湖面を揺らめく月明かりの下の銀色の波をイメージした美しい旋律が印象的な作品。
主題とその後の7つの変奏から成り、それぞれが曲想を巧みに変化させながら物語を紡ぎ出していきます。
ロマンティックなメロディと華麗な装飾音の数々に、思わず聴きほれてしまうこと間違いなし!
ピアノを学ぶすべての方に、ぜひ一度は弾いてほしい名曲です。
森のこだまAddison Wyman

アメリカが生んだ偉大な作曲家兼教育者、アディソン・ワイマンの代表作『森のこだま』。
穏やかでロマンティックなメロディと、森の木々の響きを感じさせる曲想が印象的な作品です。
この曲は、自然の美しさや静けさを音で表現しており、聴く人の心を癒やしてくれます。
ピアノの旋律は流れるように美しく、演奏するのも聴くのも楽しい1曲。
初級から中級のピアニストにオススメですが、より豊かな表現力を身につけたい上級者の方にもぜひ弾いていただきたい名曲です。
おわりに
音楽教育者として高く評価されていたアメリカの作曲家、アディソン・ワイマン。
彼が手掛けた作品は、現代においてもピアノを学ぶ多くの人々から愛され、発表会の定番曲として親しまれています。
彼が音楽で作り出す光の粒が降り注ぐような美しい世界観を、演奏しながら楽しんでみてはいかがでしょうか?