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【山田耕作のピアノ曲】日本の童謡唱歌の名作曲家が遺したピアノ作品たち

日本語の抑揚を生かしたメロディが印象的な童謡唱歌の生みの親、そして日本人初の交響曲作曲家として、日本音楽史に多大な影響を与えた作曲家、山田耕作さん。

クラシック音楽の普及にも尽力した彼は、歌曲や管弦楽曲だけでなく、和と洋のエッセンスが見事に融合した麗しいピアノ作品も数多く遺しています。

本記事では、山田耕作さんのピアノ曲のなかから、日本らしさを感じさせる美しいメロディを持つ作品を厳選してご紹介していきます!

【山田耕作のピアノ曲】日本の童謡唱歌の名作曲家が遺したピアノ作品たち(1〜10)

主題と変奏「母に捧げる更衣曲」山田耕筰

山田 耕筰: 主題と変奏<母に捧げる更衣曲> pf.秦はるひ:Hata,Haruhi
主題と変奏「母に捧げる更衣曲」山田耕筰

日本を代表する作曲家のひとりである山田耕筰さんが、母への深い愛情を込めて作曲したピアノ曲『主題と変奏「母に捧げる更衣曲」』。

全11部から成るこの変奏曲は、母の好んだ賛美歌をモチーフに、母の多様な一面を描き出しています。

荘厳なアンダンテから始まり、涙を思わせる静かなメロディや情熱的な演奏指示など、さまざまな音楽的性格を持つ各変奏は、作曲者の深い愛情表現に満ちあふれています。

母を慕う真摯な思いに心打たれる名曲を、ぜひあなたの演奏で表現してみてはいかがでしょうか。

哀詩~「荒城の月」を主題とする変奏曲山田耕筰

山田 耕筰: 哀詩 – 《荒城の月》を主題とする変奏曲 pf.喜多宏丞:Kita,Kosuke
哀詩~「荒城の月」を主題とする変奏曲山田耕筰

日本音楽史に多大な影響を与えた作曲家、山田耕筰さんが遺した『哀詩~「荒城の月」を主題とする変奏曲』は、『荒城の月』の作曲家、滝廉太郎さんへの敬意と哀悼の意を込めて1917年に作曲されたピアノ独奏曲です。

序章から結章まで11の変奏を通して、過去の栄華と失われたものへの憧れ、さまざまな感情が描かれています。

山田耕作さんは、既存の変奏曲の形式を超え、詩的で内省的なアプローチを取り入れることで、より深みのある感情表現を可能にしました。

和の雰囲気漂う哀愁のメロディに、大胆なアレンジが施されているため、原曲になれ親しんでいる方も新鮮な気持ちで聴けるでしょう。

日本風の影絵 第1曲「おはよう」山田耕筰

山田 耕筰: 日本風の影絵 1. 第1曲「おはよう」 pf.杉浦菜々子:NanakoSugiura
日本風の影絵 第1曲「おはよう」山田耕筰

日本音楽史に多大な影響を与えた作曲家、山田耕筰さん。

クラシック音楽の普及にも尽力した彼が遺したピアノ作品のなかでも、日本らしさを感じさせるメロディを持つ『日本風の影絵』は必聴の1曲です。

右手で奏でられる旋律を左手が追うという構成で、五音音階やリズムに和のエッセンスが見事に融合。

穏やかな旋律からは日本の朝の清々しさが感じられ、遠く離れた地で作曲家が感じた郷愁がにじみ出ています。

ピアノを学ぶ方はもちろん、日本音楽の魅力を再発見したい方にもオススメの作品ですよ。

【山田耕作のピアノ曲】日本の童謡唱歌の名作曲家が遺したピアノ作品たち(11〜20)

変奏曲 ハ長調山田耕筰

【もっと評価されるべきピアノ曲】 山田 耕筰 :変奏曲 ハ長調 【クラシック】
変奏曲 ハ長調山田耕筰

山田耕筰さんは、子供のための管弦楽曲や合唱曲、そしてピアノ作品を数多く手がけた作曲家として知られています。

そんな彼が遺した名曲の一つが『変奏曲 ハ長調』です。

明るく前向きな雰囲気のなか、優美なメロディが繊細に描かれ、聴く者の心に響きます。

技術的にも高度な要求がされるこの曲は、熟練のピアニストにぜひ演奏していただきたい作品。

西洋音楽の様式に日本人ならではの感性が溶け込んだ、山田耕筰さんならではの世界をご堪能ください。

源氏楽帖山田耕筰

源氏楽帖: 山田耕筰 (Genji Gakuchou by Yamada Kousaku) featuring pianist, Yui Tiffany Narita
源氏楽帖山田耕筰

山田耕筰さんは、日本語の抑揚を生かしたメロディで知られる童謡唱歌の生みの親であり、日本音楽史に多大な影響を与えた作曲家でもあります。

西洋音楽の手法と日本の伝統的な要素を融合させた、山田さんの『源氏楽帖』は、『源氏物語』の7つの章をモチーフにしたピアノ組曲です。

収録されている小品は、繊細な音色で物語の情景を巧みに描写し、登場人物の心情や四季の移ろいを感じさせる名作ぞろい。

日本の古典文学の世界観に浸りながら、ピアノで「和」の美を表現したい方にピッタリの作品集といえるでしょう。

クランフォード日記山田耕筰

日本人初の交響曲作曲家として知られる山田耕筰さんが手掛けた、3つの小品からなる特徴的なピアノ曲集『クランフォード日記』。

本作は、作曲された地の情景や作曲家の心情を音でつづった、短くも印象的な作品です。

木漏れ日のような温かみのある第1曲、しっとりとした情感あふれる第2曲、そして華やかに舞い踊る第3曲。

どの曲も山田耕筰さんならではの繊細な音楽性にあふれています。

ピアノを学ぶ方なら、一度は触れてみたい作品集といえるのではないでしょうか。

無言歌山田耕筰

山田 耕筰:無言歌 pf.喜多 宏丞:Kita, Kosuke
無言歌山田耕筰

日本人の心にしみわたる数々の名曲を生みだした作曲家、山田耕筰さんの『無言歌』は、西洋音楽と日本の伝統音楽の融合を図り、独自の世界を築いてきた彼の鮮やかな感情が伝わる、リスナーの想像力をかきたてるような1曲です。

クラシックでありながら、アンビエントの雰囲気もあわせ持つ本作は、彼の新たな挑戦の表れともいえるでしょう。

ピアノを中心に、管楽器や弦楽器が共鳴し合う温かく美しい音色は、聴く者の心を優しく包み込みます。

音楽の良さを味わいたい方、日本の美しさを感じたい方にぜひオススメです。