CDが飛ぶように売れた1990年代から、徐々にデジタルに移行していった2000年代。
デジタル音楽プレーヤーやケータイ、YouTubeで音楽を楽しむ人が増え始め、まさに音楽業界にとっての転換期を迎えました。
この記事では、そんな音楽の聴き方に変化が現れ始めた2000年代にヒットした秋ソングを紹介します。
秋のちょっぴり寂しげな雰囲気を感じさせる曲や、多くの人がケータイにダウンロードして聴いていた曲など、さまざまな曲を集めました。
行事やイベントの多い秋。
あなたの青春を彩った曲と再会できるかもしれませんよ。
2000年代にヒットした秋ソング。秋の名曲、おすすめの人気曲(1〜20)
赤黄色の金木犀フジファブリック

ロックバンド、フジファブリックの通算3作目のシングル曲。
四季をテーマとした連作シングルの3作目としてリリースされた楽曲で、そのテーマどおり秋を感じさせる郷愁感が心地いいですよね。
風景とともに香りすら感じられるような叙情的な歌詞は、志村正彦さんの類まれな表現力を再確認させられるのではないでしょうか。
目まぐるしく展開するビートもエモーショナルな、2000年代を代表する秋ソングです。
月のしずくRUI

実業家や俳優としても活躍し、そのミステリアスな空気感がファンを魅了している女性シンガー柴咲コウさんの楽曲。
映画『黄泉がえり』の劇中歌および主題歌として起用され、柴咲コウさんの劇中の役柄であるRUI名義での2作目のシングルとしてリリースされました。
幻想的なアレンジと和の旋律は、まさにタイトルをイメージさせる神秘的な奥行きを感じさせてくれますよね。
月が浮かぶ秋の夜空を見上げながら聴いてほしい、ドラマチックなメロディーが心を揺さぶるナンバーです。
The autumn songELLEGARDEN

2000年代以降のジャパニーズロックシーンに絶大な影響を及ぼし、もはや神格化されるほどの熱狂的な人気を誇る4人組ロックバンドELLEGARDENの楽曲。
4thシングル『Missing』のカップリングとして収録された楽曲で、ベストアルバムにも収録されるほどファンからの人気が高いロックチューンです。
疾走感のあるアレンジながらどこか憂いを帯びたメロディーが秋の爽やかさと哀愁を含んでいますよね。
パワフルなサウンドの中にある繊細なアンサンブルがテンションを上げてくれる、ELLEGARDENの魅力が詰まったタイトルどおりの秋ソングです。
セプテンバーさんRADWIMPS

トリッキーなロックチューンから奥行きのあるバラードナンバーまで、その幅広い音楽性やアプローチで注目を集めている4人組ロックバンドRADWIMPSの楽曲。
メジャー1stアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』に収録されている楽曲で、タイトルはバンドが初めてワンマンライブを開催したという「9月3日」を意味しています。
まさに秋の風景を描いた歌詞は、浮遊感のあるギターサウンドと相まってノスタルジックな気持ちにさせられますよね。
シンプルでありながらもバンドの高い表現力を感じさせてくれる、秋ソングの隠れた名曲です。
秋桜森山直太朗

2000年代初頭の音楽シーンに彗星のごとく現れた森山直太朗さんの楽曲は、秋の情景を繊細に描いた名作です。
2002年11月にリリースされたこの曲は、初登場80位という控えめなスタートを切りましたが、9週目にして1位を獲得。
KANさんの「愛は勝つ」以来13年ぶりの快挙となりました。
日常の何気ない瞬間を捉えた歌詞と、森山さん特有の優しい歌声が、秋の切なさと温もりを見事に表現しています。
恋人との穏やかな時間を大切にしたい人におすすめの1曲。
ベランダに咲いた花が風に揺れる様子を眺めながら、大切な人との絆を感じてみてはいかがでしょうか。