寒さが本番を迎える2月は、雪が降り積もったり節分を迎えたりと冬を感じられる季節かと思います。
保育園に通う子供たちも雪遊びや節分をテーマにしたイベントを心待ちにしているでしょう。
この記事では、3歳児向けの2月の絵本をまとめて紹介していきます。
冬らしさを感じられる物語が展開する絵本から節分の鬼が主役の物語まで幅広くピックアップしました。
世代をこえて愛される名作から話題の絵本まで集めているので、2月の読み聞かせの参考にぜひチェックしてみてくださいね。
【2月】節分や冬をテーマにした3歳児向けの絵本(1〜10)
ゆきのひはあついあついいわむらかずお
節分や雪の情景を楽しみにしている3歳の子供たちにぴったりの絵本として、いわむらかずおさんの『ゆきのひはあついあつい』をオススメします。
子リスたちが雪で遊ぶ様子と、寒がりのお父さんリスが最後には一緒に雪遊びを楽しむ姿は、家族の温もりや絆を感じさせてくれます。
絵本を通じて、子供たちは雪の日のあたたかさや家族の愛情を感じられるでしょう。
冬の楽しみ方や家族の大切さを教えてくれるこの作品は、読み聞かせにも最適です。
ふわふわふとんカズコ・G. ストーン
『ふわふわふとん』は、冬の寒さをテーマにしたとても温かみのある絵本です。
やなぎむらのにぎやかな虫たちが布団を求めて繰り広げる冒険は、子供たちの心にぬくもりを届けてくれることでしょう。
カズコ・G. ストーンさんの美しい色鉛筆画は、3歳児の想像力をかき立てます。
節分の季節に読むことで、冬の楽しい思い出がまた一つ増えることかと思います。
冬の絵本選びに、ぜひこの一冊を加えてみてはいかがでしょうか?
おなかのなかにおにがいる作:小沢孝子/絵:西村達馬
『おなかのなかにおにがいる』は3歳児にぴったりの絵本です。
節分の豆まきを通して、子供たち自身の感情や行動を表す「おなかのなかの鬼」と向き合わせ、自己理解をうながします。
小沢孝子さんの文と西村達馬さんのイラストが織りなす、鬼のキャラクターたちは愛らしく、子供たちの心に響きます。
鬼についての理解を深めることで、節分の行事をより楽しむための物語は、家庭でも保育園でも、心温まる読み聞かせたの時にオススメです。
ないしょでんしゃ作:薫くみこ/絵:かとうようこ
『ないしょでんしゃ』は、薫くみこさんの温もりある文と、かとうようこさんの優しいタッチのイラストでつづられた、3歳児にふさわしい冬の絵本です。
節分や冬の魔法のような不思議な電車の旅を描いた物語は、小さな読者の心に冒険へのわくわくを与えてくれます。
雪の中を進む赤い電車や、見慣れない駅名が興味をひき、親子で一緒に楽しむのにもってこいですよ。
また、繰り返される「ナイショ ナイショ」の言葉は子供たちの耳に残りやすく、読み聞かせの際にも子供たちの参加をうながします。
冬の読み聞かせにぜひ取り入れてみてくださいね。
てぶくろ作:ウクライナ民話/絵:エウゲーニー・M・ラチョフ
ウクライナの民話を元にした絵本『てぶくろ』を紹介します。
こちらはエウゲーニー・M・ラチョフさんがイラストを、日本語訳を内田莉莎子さんが手掛けた作品。
おじいさんが落とした手袋を見つけたネズミが中に入り暖を取っていると、さまざまな生き物が集まってくるというストーリーです。
先の読めない展開に、ドキドキワクワクできますよ。
また、手袋の縫い目がほつれるなど、細かな描写にも注目です。
まるで目の前にあるかのように、質感が伝わってくるでしょう。
まめのかぞえうた作:西内ミナミ/絵:和歌山静子
『まめのかぞえうた』は、節分の夜を家族で楽しむための絵本としてふさわしい作品です。
やさしくリズム感のあるかぞえ歌は、子供たちが自然と数に親しみながら豆の成長を学べる内容になっています。
和歌山静子さんの温かみのあるイラストが、冬の季節感を演出し、親子で一緒になって楽しむための工夫がちりばめられているのが特長です。
保育園や幼稚園の先生も、読み聞かせの一環として取り入れやすく、絵本を通じて節分の風習について理解を深めるきっかけともなります。
心温まる冬のひとときを、この絵本で彩ってみてはいかがでしょうか。
ゆきのひのたんじょうび岩崎ちひろ
岩崎ちひろさんの作品『ゆきのひのたんじょうび』は、3歳児にも理解しやすいやさしい物語と繊細な絵で、2月の寒い季節にぴったりの絵本です。
登場するちいちゃんが抱くささやかな願いと、予期せぬ誕生日の展開は、子供たちの心に優しく寄り添いながら、冬の暖かさを感じさせてくれます。
節分のイベントなど、冬の行事を控えた今の時期に先生と一緒に絵本を読むことで、子供たちの想像力を豊かにすること間違いありません。
冬の魅力を再発見し、新しい季節の訪れとともに成長を見守れる、すてきな一冊です。