おもしろい!言葉遊びを楽しめる早口言葉集
遊びや滑舌の練習に使われる早口言葉。
遊ぶにしても、滑舌の強化をするにも、どうせなら楽しくやりたいですよね!
そこでこの記事では、言葉遊びが楽しくておもしろい早口言葉を紹介します。
思わず口に出したくなるような言葉の並びが楽しいもの、意味がわからないけれどなんだかおもしろい文章のものなど、言葉のおもしろさを感じられる早口言葉を集めました。
お子さんの遊びや高齢者の方の口腔体操にも活用できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
言葉遊びが楽しい早口言葉集(1〜20)
シチュー死守しつつ 試食し視聴中

シチューを必死に守りながら何かを見ているという、状況が読めないところが楽しい早口言葉です。
「シチュー」「死守」「試食」「試聴」という言葉の似ているようで少しだけ異なる響きが言いにくさを演出していますね。
まずはシチューを死守するという状況の不思議さが印象的で、よほどの好物なのかと考えてしまいますね。
食べながら何かを見ることがあっても、そこに食べ物の執着が加わっているのが、不思議に思えてしまう文章です。
マダガスカルはまだ助かる

マダガスカルがピンチだということ、それでもまだ救いがあるのだというシンプルな早口言葉です。
「マダガスカル」に似ている「まだ助かる」をつなげただけの構成で、言いにくさよりも、韻を踏んでいる軽やかさが印象的ですね。
「まだ」の言葉が気になるポイントで、救いの道がギリギリで残されているレベルのピンチなのだということが見えてきますね。
ふたつの言葉で作られたシンプルな内容だからこそ、さまざまな状況がイメージされます。
めちゃめちゃびちゃびちゃキャッチャー

野球のキャッチャーが、なぜか水にぬれてびちゃびちゃになっているという、理由が気になってくる早口言葉です。
「めちゃめちゃ」という言葉も状況のおもしろさを高めているポイントで、一目でわかるほどにぬれている姿がイメージされますね。
キャッチャーであることがわかるのがミットを構えている瞬間なので、ぬれながらも構えている様子を想像すると、心配と笑いがこみあげてきます。
「めちゃ」と「びちゃ」、「キャッチャー」の口の形を意識すれば言いやすくなりそうですね。
おやおや八百屋の親か芋屋の親か

八百屋さんの親なのかおいも屋さんの親なのかの判断に困っているという、シチュエーションがよくわからない早口言葉ですね。
この早口言葉の難しいポイントは「お」と「や」の口の形で、口の開きが小さな「お」と、大きく口を開く「や」の切り替えをしっかりと意識しましょう。
「や」が連続する部分では、口の形をそのままに舌を動かして同じ音を発音するので、口だけでなく舌の動きも発音のポイントですね。
ほとんどが「あ」と「お」の音という中で、「芋屋」の部分でひとつだけ「い」の音が入っているのも全体の難しさを引き立てています。
バナナの謎はまだ謎なのだぞ

連続して発音することで、言いにくく変化してしまうナ行に注目した早口言葉です。
シンプルな言葉の組み合わせではあるのですが、バナナの謎という言葉には、不思議な魅力がありますよね。
続けて読むと言いにくいということに注目して、言葉をしっかりと区切って発音したとしても、最後には一語なのに言いにくい「なのだぞ」が待っているところも意地悪なポイントですね。
さらに「バナナの謎のなぞなぞなど謎なのだけれど」を冒頭に加えた複雑なバージョンも存在しています。
繰り返して発音することで、ナ行がしっかりと鍛えられそうな早口言葉ですね。