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【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ

突然ですが、みなさまは「変拍子」という言葉を聞いたことがありますか?

楽器経験者や音楽理論的な知識がなければ、楽曲の拍子を意識して音楽を聴いているという方は少ないかもしれませんね。

実はリズムを重視して音楽を聴いている人であれば、一般的な4/4拍子とは違ういわゆる変拍子が使われた曲を偏愛している方もいらっしゃるのですよ。

こちらの記事では、一度はまってしまうと沼のように抜け出せない魅力のある変拍子の中でも「7拍子」に注目、7拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめています。

ぜひ、該当の曲を聴きながら拍子をカウントしてみてくださいね。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(11〜20)

Diary of a MadmanOzzy Osbourne

Ozzy Osbourne – Diary of a Madman (Official Audio)
Diary of a MadmanOzzy Osbourne

ヘヴィメタルの帝王オジー・オズボーンさんが1981年にリリースした名盤『Diary of a Madman』の表題曲にして、7拍子の魅力が存分に発揮された異色の名曲です。

ヴァース部分で使用される7/4拍子が生み出す不安定なグルーヴが、狂気というテーマを音で表現し、聴き手に独特の浮遊感をもたらします。

天才ギタリスト、ランディ・ローズによる緻密なリフ構成は、奇数拍でありながら見事なまとまりを見せ、コーラス部分の6/8拍子との対比でドラマティックな展開を演出。

変拍子好きはもちろん、プログレッシブなヘヴィメタルを求める方にぜひ聴いてほしい傑作です!

OutshinedSoundgarden

グランジ四天王の一角として、ヘヴィメタルとオルタナティブロックの架け橋となったSoundgardenの代表的ナンバー。

1991年にリリースされたアルバム『Badmotorfinger』収録のこの楽曲は、ヴァース部分で7/4拍子という変則的なリズムを採用しているのが最大の特徴です。

ドロップDチューニングによる重厚なリフが7拍で一巡する独特のうねりを生み出し、サビで4/4拍子に戻ることで緊張と解放のドラマを演出。

クリス・コーネルさんの力強いボーカルが、この複雑なリズムの上で自在にメロディを歌い上げます。

変拍子でありながらキャッチーで格好良いグルーヴを実現した名曲として、リズムにこだわる音楽ファンには絶対におすすめしたい一曲です。

浸食 〜lose control〜L’Arc〜en〜Ciel

L’Arc~en~Ciel「浸食 -lose control-」-Music Clip-
浸食 〜lose control〜L'Arc〜en〜Ciel

独特のリズムが心を掴む変拍子の名作。

ダークで神秘的な雰囲気が漂う中、hydeさんの低音ボーカルが響き渡ります。

自己破壊的な感情と執着心をテーマにした歌詞は、聴く人の心に深く刻まれることでしょう。

1998年7月に『HONEY』『花葬』と同時リリースされた話題作で、映画『GODZILLA』の挿入曲にも起用されました。

プロレスラー藤原喜明さん出演のCMも印象的でしたね。

内省的な気分の時や、音楽の新境地を開拓したい方にぴったりの1曲です。

誘惑GLAY

バンドの象徴的なロックサウンドとグルーヴィーな7拍子が魅力的な1曲。

1998年10月にリリースされ、オリコンチャートで1位を獲得した大ヒット曲です。

激しい愛と欲望をテーマに、恋愛の中での葛藤が描かれています。

GLAYさんの13枚目のシングルとして発表され、アルバム『pure soul』にも収録されました。

TDK「ミニディスク」のCMソングにも起用され、幅広い層に支持されました。

疾走感あるメロディとTERUさんの力強いボーカルが印象的で、ライブでも盛り上がる人気曲。

音楽好きの方はもちろん、恋愛の複雑な感情に共感したい人にもおすすめです。

March Of The PigsNine Inch Nails

2020年にロックの殿堂入りを果たし、そのサウンドやステージングが数多くのアーティストに影響を与えたインダストリアルロックバンド、ナイン・インチ・ネイルズ。

2ndアルバム『The Downward Spiral』に収録されている楽曲『March Of The Pigs』は、アグレッシブなボーカルとノイジーなサウンドによるパワフルなアンサンブルがテンションを上げてくれますよね。

大半を占める7拍子のリズムにスタンダードなビートを織りまぜたアレンジは、より聴き手に違和感を持たせるのではないでしょうか。

複雑な楽曲構成にも注目してほしい、パワフルなロックチューンです。

2+2=5Radiohead

ポストロック、電子音楽、ジャズ、クラシック、現代音楽といったさまざまなジャンルを混在させた実験的なサウンドで人気を博している5人組ロックバンド、レディオヘッド。

6thアルバム『Hail to the Thief』からのシングルカットとなった楽曲『2+2=5』は、本来は正しくないものも思い込むと正しくなるという痛烈なメッセージのリリックが印象的なナンバーです。

7拍子をはじめ複雑かつ混沌としたアレンジは、まさに戦争によって狂っていく世界をイメージさせられるのではないでしょうか。

衝動に展開していくようなアンサンブルがインパクトを生み出している、ミステリアスなロックチューンです。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(21〜30)

The Man Who Sailed Around His SoulXTC

The Man Who Sailed Around His Soul (Remastered 2001)
The Man Who Sailed Around His SoulXTC

7拍子という複雑なリズムと哲学的な歌詞が融合した、XTCの代表的な変拍子楽曲です。

アンディ・パートリッジさんが描く自己探求の物語は、魂を航海する男の内面的な旅路を通して人間の空虚さや過ちに向き合うテーマを表現しており、深い自己反省と洞察に満ちています。

1986年にアルバム『Skylarking』に収録された本作は、当初のアコースティック・フォーク調からトッド・ラングレンのプロデュースによってビッグバンド風のジャズナンバーへと劇的に変貌、7拍子の浮遊感ある不安定さから4拍子の安定した解放感へと展開する構成が印象的です。

イギリスの音楽番組『The Tube』では『プリズナーNo.6』オマージュのプロモーションビデオも制作されました。

スパイ映画のサウンドトラックのような神秘的な雰囲気を持つ本作は、変拍子に興味のある音楽ファンや複雑なリズムの魅力を体感したい方にオススメです。