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【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ

突然ですが、みなさまは「変拍子」という言葉を聞いたことがありますか?

楽器経験者や音楽理論的な知識がなければ、楽曲の拍子を意識して音楽を聴いているという方は少ないかもしれませんね。

実はリズムを重視して音楽を聴いている人であれば、一般的な4/4拍子とは違ういわゆる変拍子が使われた曲を偏愛している方もいらっしゃるのですよ。

こちらの記事では、一度はまってしまうと沼のように抜け出せない魅力のある変拍子の中でも「7拍子」に注目、7拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめています。

ぜひ、該当の曲を聴きながら拍子をカウントしてみてくださいね。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(11〜20)

OutshinedSoundgarden

グランジ四天王の一角として、ヘヴィメタルとオルタナティブロックの架け橋となったSoundgardenの代表的ナンバー。

1991年にリリースされたアルバム『Badmotorfinger』収録のこの楽曲は、ヴァース部分で7/4拍子という変則的なリズムを採用しているのが最大の特徴です。

ドロップDチューニングによる重厚なリフが7拍で一巡する独特のうねりを生み出し、サビで4/4拍子に戻ることで緊張と解放のドラマを演出。

クリス・コーネルさんの力強いボーカルが、この複雑なリズムの上で自在にメロディを歌い上げます。

変拍子でありながらキャッチーで格好良いグルーヴを実現した名曲として、リズムにこだわる音楽ファンには絶対におすすめしたい一曲です。

Do You Want It All?Two Door Cinema Club

変拍子の魅力を存分に味わえる、北アイルランド発のインディーロックバンドによる隠れた名曲です。

7/8拍子という独特なリズムパターンが楽曲全体を貫いており、イントロから一貫して「4+3」の拍子感で構成されているのが最大の特徴ですよね。

2010年のデビューアルバム『Tourist History』に収録されたこの楽曲は、映画『Chalet Girl』やMTVドラマ『Teen Wolf』でも使用され、バンドの知名度向上に大きく貢献しました。

変拍子でありながらも違和感なく体が乗ってしまう絶妙なグルーヴ感は、まさに匠の技といった趣で、リズムにこだわりを持つ音楽愛好家なら間違いなくはまるものです。

Diary of a MadmanOzzy Osbourne

Ozzy Osbourne – Diary of a Madman (Official Audio)
Diary of a MadmanOzzy Osbourne

ヘヴィメタルの帝王オジー・オズボーンさんが1981年にリリースした名盤『Diary of a Madman』の表題曲にして、7拍子の魅力が存分に発揮された異色の名曲です。

ヴァース部分で使用される7/4拍子が生み出す不安定なグルーヴが、狂気というテーマを音で表現し、聴き手に独特の浮遊感をもたらします。

天才ギタリスト、ランディ・ローズによる緻密なリフ構成は、奇数拍でありながら見事なまとまりを見せ、コーラス部分の6/8拍子との対比でドラマティックな展開を演出。

変拍子好きはもちろん、プログレッシブなヘヴィメタルを求める方にぜひ聴いてほしい傑作です!

Tattooed Love BoysPretenders

Pretenders – Tattooed Love Boys (Official Music Video)
Tattooed Love BoysPretenders

70年代末のパンクとニューウェーブの融合を見事に体現したプリテンダーズの代表曲のひとつがこの楽曲です。

クリッシー・ハインドさんの個人的な体験に基づく重いテーマを扱いながらも、7/8拍子と4/4拍子を巧みに組み合わせた変拍子の魅力が光る一曲となっています。

ヴァース部分で7拍子が生み出す前のめりな緊張感と、サビで4拍子に戻る際の安定感のコントラストが絶妙で、楽曲全体に独特のスリルを与えているのですね。

1979年にシングル「Kid」のB面として世に出た本作は、翌1980年のデビュー・アルバム『Pretenders』に収録され、同アルバムは英国チャート1位を獲得しました。

変拍子に興味がある方や、パンクロックの進化形を体感したい方にはぜひ聴いていただきたい名曲です。

March Of The PigsNine Inch Nails

2020年にロックの殿堂入りを果たし、そのサウンドやステージングが数多くのアーティストに影響を与えたインダストリアルロックバンド、ナイン・インチ・ネイルズ。

2ndアルバム『The Downward Spiral』に収録されている楽曲『March Of The Pigs』は、アグレッシブなボーカルとノイジーなサウンドによるパワフルなアンサンブルがテンションを上げてくれますよね。

大半を占める7拍子のリズムにスタンダードなビートを織りまぜたアレンジは、より聴き手に違和感を持たせるのではないでしょうか。

複雑な楽曲構成にも注目してほしい、パワフルなロックチューンです。

2+2=5Radiohead

ポストロック、電子音楽、ジャズ、クラシック、現代音楽といったさまざまなジャンルを混在させた実験的なサウンドで人気を博している5人組ロックバンド、レディオヘッド。

6thアルバム『Hail to the Thief』からのシングルカットとなった楽曲『2+2=5』は、本来は正しくないものも思い込むと正しくなるという痛烈なメッセージのリリックが印象的なナンバーです。

7拍子をはじめ複雑かつ混沌としたアレンジは、まさに戦争によって狂っていく世界をイメージさせられるのではないでしょうか。

衝動に展開していくようなアンサンブルがインパクトを生み出している、ミステリアスなロックチューンです。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(21〜30)

NEW WALL[Alexandros]

『ワタリドリ』や『閃光』など、爽快かつモダンなロックチューンで人気を博している4人組ロックバンド、[Alexandros]。

通算12作目のシングル曲『NEW WALL』は、スマートフォン向けゲームアプリ『テイルズ オブ ザ レイズ』のテーマソングとして起用されたナンバーです。

全体をとおして7拍子で展開していくアンサンブルは、ストレートなメロディーにフックを付加する効果を生み出していますよね。

壮大なストリングスサウンドとタイトなロックサウンドのコントラストもテンションを上げてくれる、心が震えるロックチューンです。