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【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ

突然ですが、みなさまは「変拍子」という言葉を聞いたことがありますか?

楽器経験者や音楽理論的な知識がなければ、楽曲の拍子を意識して音楽を聴いているという方は少ないかもしれませんね。

実はリズムを重視して音楽を聴いている人であれば、一般的な4/4拍子とは違ういわゆる変拍子が使われた曲を偏愛している方もいらっしゃるのですよ。

こちらの記事では、一度はまってしまうと沼のように抜け出せない魅力のある変拍子の中でも「7拍子」に注目、7拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめています。

ぜひ、該当の曲を聴きながら拍子をカウントしてみてくださいね。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(21〜30)

DevotionREST ASHORE

ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするマスロック・バンドの代表的な楽曲のひとつで、暗闇の中で光を求める心情や自己犠牲的な愛情をテーマとしたエモーショナルな作品です。

イントロから7拍子系の不規則なリズムで始まり、ヴァースでは4拍子に戻って歌詞を明瞭に届け、サビで再び4拍子のキャッチーなグルーヴを聴かせるという巧みな構成となっています。

2020年12月にアルバム『Psychogore』からの先行シングルとしてリリースされ、エリカ・バッツさんの情熱的なボーカルとテクニカルなギターワークが際立つ仕上がりです。

変拍子の緊張感と解放感を巧みに使い分けた楽曲で、マスロックやエモに興味のある方にぜひ聴いてもらいたい一曲ですね。

Top Of The WorldSMAP

[+81 DANCE STUDIO] SMAP – Top Of The World / Performed by Travis Japan
Top Of The WorldSMAP

2016年の解散以降もメンバーそれぞれの動向に注目が集まり続け、再結成を望む声が絶えない5人組アイドルグループ、SMAP。

『Amazing Discovery』との両A面でリリースされた53rdシングル曲『Top Of The World』は、バラエティー番組『SMAP×SMAP』のテーマソングとして起用されました。

アイドルソングとしては珍しい7拍子のビートは、クールかつスタイリッシュな空気感を生み出しながらもSMAPらしさを内包していますよね。

フックのあるサビを一緒に歌いたくなる、リスナーに強烈なインパクトを与えたポップチューンです。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(31〜40)

The Man Who Sailed Around His SoulXTC

The Man Who Sailed Around His Soul (Remastered 2001)
The Man Who Sailed Around His SoulXTC

7拍子という複雑なリズムと哲学的な歌詞が融合した、XTCの代表的な変拍子楽曲です。

アンディ・パートリッジさんが描く自己探求の物語は、魂を航海する男の内面的な旅路を通して人間の空虚さや過ちに向き合うテーマを表現しており、深い自己反省と洞察に満ちています。

1986年にアルバム『Skylarking』に収録された本作は、当初のアコースティック・フォーク調からトッド・ラングレンのプロデュースによってビッグバンド風のジャズナンバーへと劇的に変貌、7拍子の浮遊感ある不安定さから4拍子の安定した解放感へと展開する構成が印象的です。

イギリスの音楽番組『The Tube』では『プリズナーNo.6』オマージュのプロモーションビデオも制作されました。

スパイ映画のサウンドトラックのような神秘的な雰囲気を持つ本作は、変拍子に興味のある音楽ファンや複雑なリズムの魅力を体感したい方にオススメです。

Jocko HomoDevo

ニュー・ウェイヴやテクノ・ポップの成立を語る上で欠かせない存在として知られ、ノイズ・ミュージックの先駆けとも称される5人組ロックバンド、ディーヴォ。

1stアルバム『Q:Are We Not Men? A:We Are Devo!』に収録されている楽曲『Jocko Homo』は、エキセントリックなサウンドがオープニングから強烈なインパクトになっていますよね。

7拍子を多用した前半のアンサンブルは、後半のポップ性を引き立たせながらも楽曲にフックを生み出しています。

その複雑な楽曲構成から何度も聴き返したくなる、中毒性のあるナンバーです。

The Temple (Jesus Christ Superstar)Andrew Lloyd Webber

『キャッツ』や『オペラ座の怪人』といった代表作を持つことで知られ、ミュージカル界において成功を収めた作曲家、アンドルー・ロイド・ウェバーさん。

日本では劇団四季の公園でも知られる『Jesus Christ Superstar』の劇伴として使用されている楽曲『The Temple』は、押し寄せる人の波をイメージさせるコーラスワークが耳に残りますよね。

怒涛の一週間を表現したような7拍子のビートは、目まぐるしく展開していくアレンジとともに強烈なインパクトを感じさせるのではないでしょうか。

長きにわたりミュージカルファンを魅了している作品を彩る、ドラマチックなナンバーです。

おわりに

変拍子を多用したプログレッシブな楽曲はもちろん、あまり変拍子と縁がなさそうなポップスなどでさらりと使われていたりすると、作曲者や編曲者のセンスが伝わってきておもしろいですよね。

皆さまが日ごろ愛聴している曲の中で、実は7拍子が使われている曲もあるかもしれませんし、ぜひ拍子を意識して曲を聴いてみてくださいね!