【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ
突然ですが、みなさまは「変拍子」という言葉を聞いたことがありますか?
楽器経験者や音楽理論的な知識がなければ、楽曲の拍子を意識して音楽を聴いているという方は少ないかもしれませんね。
実はリズムを重視して音楽を聴いている人であれば、一般的な4/4拍子とは違ういわゆる変拍子が使われた曲を偏愛している方もいらっしゃるのですよ。
こちらの記事では、一度はまってしまうと沼のように抜け出せない魅力のある変拍子の中でも「7拍子」に注目、7拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめています。
ぜひ、該当の曲を聴きながら拍子をカウントしてみてくださいね。
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【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(21〜30)
ナナヒツジシナリオアート

シナリオアートの変拍子がもたらす魅力が凝縮された楽曲です。
7拍子という斬新なリズムパターンが耳に残り、聴く人の心を揺さぶります。
アニメ『すべてがFになる』のエンディングテーマとして2015年11月にリリースされた本作は、社会の矛盾や個人の葛藤を鋭く描き出しています。
聴き手の感性に寄り添うメッセージと、現代を生きる人々の複雑な心情を表現した歌詞が印象的です。
変拍子の魅力に触れたい方や、社会の在り方について考えを巡らせたい方にぜひお勧めしたい一曲ですよ。
Ant-Man Main ThemeChristophe Beck

マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて異彩を放つ音楽的個性を持つ作品として知られるこちらのテーマ曲。
7拍子という変則的なリズムで構成されたマーチ形式は、一般的なヒーロー映画音楽とは一線を画す特徴を持っています。
低音楽器や打楽器による8音のオスティナートが終始流れ、それが流麗なメインメロディーを下支えすることで、主人公の泥棒としての一面と映画全体の軽快なトーンを巧みに表現。
2015年7月に公開された『アントマン』のメインテーマとして使用され、シリーズ全体の音楽的アイデンティティを形成する重要な役割を果たしました。
変拍子好きの方や、従来のヒーロー映画音楽とは違った魅力を求める方におすすめです!
The Man Who Sailed Around His SoulXTC

7拍子という複雑なリズムと哲学的な歌詞が融合した、XTCの代表的な変拍子楽曲です。
アンディ・パートリッジさんが描く自己探求の物語は、魂を航海する男の内面的な旅路を通して人間の空虚さや過ちに向き合うテーマを表現しており、深い自己反省と洞察に満ちています。
1986年にアルバム『Skylarking』に収録された本作は、当初のアコースティック・フォーク調からトッド・ラングレンのプロデュースによってビッグバンド風のジャズナンバーへと劇的に変貌、7拍子の浮遊感ある不安定さから4拍子の安定した解放感へと展開する構成が印象的です。
イギリスの音楽番組『The Tube』では『プリズナーNo.6』オマージュのプロモーションビデオも制作されました。
スパイ映画のサウンドトラックのような神秘的な雰囲気を持つ本作は、変拍子に興味のある音楽ファンや複雑なリズムの魅力を体感したい方にオススメです。
DevotionREST ASHORE

ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするマスロック・バンドの代表的な楽曲のひとつで、暗闇の中で光を求める心情や自己犠牲的な愛情をテーマとしたエモーショナルな作品です。
イントロから7拍子系の不規則なリズムで始まり、ヴァースでは4拍子に戻って歌詞を明瞭に届け、サビで再び4拍子のキャッチーなグルーヴを聴かせるという巧みな構成となっています。
2020年12月にアルバム『Psychogore』からの先行シングルとしてリリースされ、エリカ・バッツさんの情熱的なボーカルとテクニカルなギターワークが際立つ仕上がりです。
変拍子の緊張感と解放感を巧みに使い分けた楽曲で、マスロックやエモに興味のある方にぜひ聴いてもらいたい一曲ですね。
MoneyPink Floyd

キャッシュレジスターの音から始まるこの曲は、7拍子の不規則なリズムが耳を惹く逸品です。
ピンク・フロイドが1973年6月にリリースしたアルバム『The Dark Side of the Moon』に収録されたこの楽曲は、資本主義社会における人間の強欲を批判的に描いています。
ロジャー・ウォーターズさんが作詞作曲を手掛け、リチャード・ライトさんのワーリッツァー電子ピアノやデビッド・ギルモアさんのギターソロが印象的です。
本作は、アメリカでビルボード・ホット100の13位を記録するなど、商業的にも成功を収めました。
変則的なリズムに魅了されたい方や、社会批評的な歌詞を味わいたい方におすすめの一曲です。
Frame By FrameKing Crimson

1968年の結成以降、時代によって音楽性を変えながら長きにわたり活動しているイギリス出身のプログレッシブロックバンド、キング・クリムゾン。
1981年リリースのアルバム『Discipline』に収録されている楽曲『Frame By Frame』は、エキセントリックなイントロが耳を引きますよね。
7拍子のリズムに乗せた浮遊感のあるメロディーと印象的なギターのアルペジオからは、キング・クリムゾンというバンドの奥行きを感じさせるのではないでしょうか。
変拍子でない部分にも強烈なインパクトがある、スリリングなナンバーです。
Them BonesAlice In Chains

不思議な魅力を持つ7拍子のリズムが印象的な1曲ですね。
冒頭から聴き手を引き込むような独特な展開で始まり、レイン・ステイリーさんの力強いシャウトが楽曲の世界観を一層引き立てます。
ダウンチューニングされたギターの重厚なサウンドが、曲の持つ重さを倍増させているのも特徴的。
1992年にリリースされたアルバム『Dirt』からのシングルで、ビルボードのメインストリームロックチャートで24位を記録。
ミュージックビデオも制作され、地下の洞窟でバンドが演奏する様子が映し出されています。
死への恐怖を描いた歌詞は、聴く人の心に強く響くでしょう。
グランジ黄金期を代表する1曲として、ロック好きの方にぜひ聴いていただきたい作品です。