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【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ

突然ですが、みなさまは「変拍子」という言葉を聞いたことがありますか?

楽器経験者や音楽理論的な知識がなければ、楽曲の拍子を意識して音楽を聴いているという方は少ないかもしれませんね。

実はリズムを重視して音楽を聴いている人であれば、一般的な4/4拍子とは違ういわゆる変拍子が使われた曲を偏愛している方もいらっしゃるのですよ。

こちらの記事では、一度はまってしまうと沼のように抜け出せない魅力のある変拍子の中でも「7拍子」に注目、7拍子が使われている楽曲をジャンルを問わずまとめています。

ぜひ、該当の曲を聴きながら拍子をカウントしてみてくださいね。

【変拍子の魅力】7拍子が使われている曲まとめ(21〜30)

DevotionREST ASHORE

ニューヨーク・ブルックリンを拠点とするマスロック・バンドの代表的な楽曲のひとつで、暗闇の中で光を求める心情や自己犠牲的な愛情をテーマとしたエモーショナルな作品です。

イントロから7拍子系の不規則なリズムで始まり、ヴァースでは4拍子に戻って歌詞を明瞭に届け、サビで再び4拍子のキャッチーなグルーヴを聴かせるという巧みな構成となっています。

2020年12月にアルバム『Psychogore』からの先行シングルとしてリリースされ、エリカ・バッツさんの情熱的なボーカルとテクニカルなギターワークが際立つ仕上がりです。

変拍子の緊張感と解放感を巧みに使い分けた楽曲で、マスロックやエモに興味のある方にぜひ聴いてもらいたい一曲ですね。

Ant-Man Main ThemeChristophe Beck

Marvel’s Ant Man: Official Main Theme (by Christophe Beck)
Ant-Man Main ThemeChristophe Beck

マーベル・シネマティック・ユニバースにおいて異彩を放つ音楽的個性を持つ作品として知られるこちらのテーマ曲。

7拍子という変則的なリズムで構成されたマーチ形式は、一般的なヒーロー映画音楽とは一線を画す特徴を持っています。

低音楽器や打楽器による8音のオスティナートが終始流れ、それが流麗なメインメロディーを下支えすることで、主人公の泥棒としての一面と映画全体の軽快なトーンを巧みに表現。

2015年7月に公開された『アントマン』のメインテーマとして使用され、シリーズ全体の音楽的アイデンティティを形成する重要な役割を果たしました。

変拍子好きの方や、従来のヒーロー映画音楽とは違った魅力を求める方におすすめです!

ナナヒツジシナリオアート

シナリオアートの変拍子がもたらす魅力が凝縮された楽曲です。

7拍子という斬新なリズムパターンが耳に残り、聴く人の心を揺さぶります。

アニメ『すべてがFになる』のエンディングテーマとして2015年11月にリリースされた本作は、社会の矛盾や個人の葛藤を鋭く描き出しています。

聴き手の感性に寄り添うメッセージと、現代を生きる人々の複雑な心情を表現した歌詞が印象的です。

変拍子の魅力に触れたい方や、社会の在り方について考えを巡らせたい方にぜひお勧めしたい一曲ですよ。

MoneyPink Floyd

Pink Floyd – Money (Official Music Video)
MoneyPink Floyd

キャッシュレジスターの音から始まるこの曲は、7拍子の不規則なリズムが耳を惹く逸品です。

ピンク・フロイドが1973年6月にリリースしたアルバム『The Dark Side of the Moon』に収録されたこの楽曲は、資本主義社会における人間の強欲を批判的に描いています。

ロジャー・ウォーターズさんが作詞作曲を手掛け、リチャード・ライトさんのワーリッツァー電子ピアノやデビッド・ギルモアさんのギターソロが印象的です。

本作は、アメリカでビルボード・ホット100の13位を記録するなど、商業的にも成功を収めました。

変則的なリズムに魅了されたい方や、社会批評的な歌詞を味わいたい方におすすめの一曲です。

NEW WALL[Alexandros]

『ワタリドリ』や『閃光』など、爽快かつモダンなロックチューンで人気を博している4人組ロックバンド、[Alexandros]。

通算12作目のシングル曲『NEW WALL』は、スマートフォン向けゲームアプリ『テイルズ オブ ザ レイズ』のテーマソングとして起用されたナンバーです。

全体をとおして7拍子で展開していくアンサンブルは、ストレートなメロディーにフックを付加する効果を生み出していますよね。

壮大なストリングスサウンドとタイトなロックサウンドのコントラストもテンションを上げてくれる、心が震えるロックチューンです。

Frame By FrameKing Crimson

1968年の結成以降、時代によって音楽性を変えながら長きにわたり活動しているイギリス出身のプログレッシブロックバンド、キング・クリムゾン。

1981年リリースのアルバム『Discipline』に収録されている楽曲『Frame By Frame』は、エキセントリックなイントロが耳を引きますよね。

7拍子のリズムに乗せた浮遊感のあるメロディーと印象的なギターのアルペジオからは、キング・クリムゾンというバンドの奥行きを感じさせるのではないでしょうか。

変拍子でない部分にも強烈なインパクトがある、スリリングなナンバーです。

Seven SeasAvishai Cohen

Avishai Cohen – ‘Seven Seas’ live (Jazz in Marciac, 2014)
Seven SeasAvishai Cohen

ベーシスト、作曲家、歌手、アレンジャーとしても活躍するイスラエル出身のジャズコントラバス奏者、アヴィシャイ・コーエンさん。

2011年8月30日リリースされたアルバムのタイトルトラック『Seven Seas』は、ジャジーなアンサンブルと変拍子の違和感が楽曲に複雑さを生み出していますよね。

全体をとおして7拍子で進行していくアレンジは、常に顔色を変えていく海をイメージさせられるのではないでしょうか。

一聴しただけでは理解できないであろう奥行きが聴いていて楽しい、緊張感のあるナンバーです。