80年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲
長年日本の音楽として愛されてきた演歌の魅力は色あせることなく、今もなおテレビやCMで起用されたり、紅白歌合戦では毎年多くの演歌歌手が出演したりしていますよね。
そこでこの記事では、そんな日本の心とも言える演歌の中から、80年代にリリースされてヒットした楽曲を一挙に紹介していきますね。
当時を知る方にとっては懐かしい曲も多い一方で、80年代にはまだ生まれていなかった方でもご存じであろう世代を超えた名曲もたくさん選びました。
ぜひこの機会に、80年代の演歌の名曲をじっくりと聴いてみてくださいね。
80年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(11〜20)
北酒場細川たかし

1982年に発売されたこの曲は、なかにし礼さん作詞、中村泰士さん作曲というコンビによる楽曲で、細川たかしさんの代表曲の一つに数えられています。
発売以来数多くの歌手にカバーされたことからも、本作がどれほど愛されていたのかがわかると思います。
本作の歌詞では、北国の酒場での男女の出会いが描かれたあと、寒い夜に温もりを求め合う2人の姿がつづられています。
歌詞の最後には恋に落ちた女性だけでなく男性にとっても特別な時間であることが描かれているので、聴く人に居酒屋での温かい出会いを思い出させる魅力がありますね。
命くれない瀬川瑛子

1986年にリリースされた瀬川瑛子さんの作品で自身としては40作目の曲で、彼女の最大のヒット曲かつ代表曲です。
瀬川さんはこの曲のミリオンヒットにより1986年の紅白歌合戦に念願かなって出場できました。
大阪しぐれ都はるみ

1980年に発売されたこの曲は、都はるみさんの代表作として日本中で愛されています。
独特の歌唱法で知られる都はるみさんの力強い歌声と、大阪の風情を感じさせる歌詞が見事にマッチした一曲です。
失恋の痛みや雨に濡れる大阪の街並みが情感豊かに描かれており、聴く人の心に深く響きます。
この曲で都はるみさんは日本レコード大賞最優秀歌唱賞を受賞しており、その歌唱力の高さがうかがえますね。
大阪の魅力が詰まった本作は、演歌ファンはもちろん、大阪に思い入れのある方にもおすすめの一曲です。
戻り川伍代夏子
1987年に、伍代夏子さんがこの名義で再デビューを果たした際のデビュー曲『戻り川』。
地道なキャンペーン活動をおこない、曲は大ヒットを記録しました。
危険な恋に走る2人に訪れた別れのとき、もうどう頑張っても2人で生きていくことは難しいんだという切ない現実を描いています。
情感たっぷりの伍代さんの歌声が、歌詞で描かれる切なさ、残る未練をよりいっそう引き立てていますね。
一緒にいたい、でもいられない、そんな演歌の真骨頂とも言える悲恋の物語をぜひ聴いてみてくださいね。
釜山港へ帰れ渥美二郎

遠く離れた街に住む大切な人への切なる思いを歌った、渥美二郎さんの『釜山港へ帰れ』。
1983年にリリースされたこの曲は、もともと韓国人歌手のチョー・ヨンピルさんの曲でした。
その後、同じく韓国人歌手の李成愛さんが日本でリリースしたLPにも収録されました。
渥美二郎さん以外にも、美川憲一さんや藤圭子さんなど、多くのアーティストにカバーされている名曲です。
「大切なあなたのいるあの場所へとにかく行きたい」という強い思いが全編を通して描かれており、その熱い思いに胸がしめつけられます。
あなたが思いをはせる人を思い浮かべながら、聴いてみてはいかがでしょうか。
雪國吉幾三
吉幾三さんの1986年の作品で作詞作曲ともに自身でおこなっています。
『俺ら東京さ行ぐだ』『俺はぜったい!プレスリー』といった曲のヒットでコミックソング歌手のイメージが強かった吉幾三さんが本格演歌歌手として認められた曲です。
80年代の偉大な演歌の名曲・ヒット曲(21〜30)
無錫旅情尾形大作

1986年にリリースされた尾形大作さんのヒット曲で、作詞作曲は中山大三郎さんが手掛けました。
タイトルの無錫とは中国の江蘇省無錫市のことで、そこでの情景を歌詞にしており、無錫市にはこの曲の中国語版の歌碑が建てられています。