泣ける!90年代にヒットした洋楽の感動ソングまとめ
音楽には心を癒やし、感動を呼び起こす不思議な力があります。
特に90年代の洋楽シーンには、世界中の人々の心を揺さぶった名曲の数々が生まれました。
この記事では、時代を超えて今なお多くの人々の心に残り続ける、90年代にヒットした感動的な洋楽の名曲をご紹介します。
切ない恋の歌から、人生を前向きに生きる勇気をくれる曲まで、心に響く珠玉の楽曲の数々をお届けします。
懐かしい思い出とともに、あなたの心に響く1曲が見つかるはずです。
泣ける!90年代にヒットした洋楽の感動ソングまとめ(1〜10)
More Than WordsExtreme

ハードロックやファンクメタルで知られるアメリカのロックバンド、エクストリームの代表的なアコースティックバラードです。
激しいバンドサウンドのイメージを覆す、ヌーノ・ベッテンコートさんが奏でる繊細なギターの音色と、ゲイリー・シェローンさんとの美しいハーモニーが胸に染みわたります。
本作は、「愛している」という言葉の裏にある真実の行動を求める、ひたむきな思いがつづられており、その純粋さが涙を誘います。
1990年発売のアルバム『Pornograffitti』に収録されたこの曲は、1991年3月のシングルカット後、全米チャートで見事1位を獲得しました。
大切な人への気持ちを静かにかみしめたい時に聴くと、心に深く響くのではないでしょうか。
End of the RoadBoyz II Men

圧倒的な歌唱力と美しいコーラスワークで、90年代R&Bシーンを語る上で欠かせないボーカル・グループ、ボーイズ・ツー・メン。
彼らの楽曲は世代を超えて愛されていますよね。
1992年に公開された本作は、愛する人を失う寸前の悲痛な叫びを歌い上げた珠玉のバラードです。
もう二度と愛せないという絶望と、行かないでほしいとすがる想いが、メンバーの魂のこもった歌声と荘厳なハーモニーから痛いほど伝わってきます。
エディ・マーフィ主演映画『ブーメラン』の楽曲として起用され、全米チャートで13週連続1位という歴史的快挙を達成しました。
失恋の悲しみに沈む夜、このあまりにも美しい旋律が、きっとあなたの心を優しく包んでくれることでしょう。
November RainGuns N’ Roses

1980年代末から世界的な人気を誇るロックバンド、ガンズ・アンド・ローゼズの楽曲。
1991年発表のアルバム『Use Your Illusion I』に収録されているナンバーです。
壮大なストリングスとピアノで幕を開ける、約9分にも及ぶ本作は、愛と喪失をテーマにした叙事詩的なロックバラードと言えるでしょう。
アクセル・ローズさんのエモーショナルなボーカルと、スラッシュさんのむせび泣くようなギターソロの融合は、聴く者の心を締め付けるような切ない空気感を作り出していますよね。
全米シングルチャートで最高3位を獲得したこの楽曲は、大切な人を想う静かな夜や、冷たい雨が心に降るような日に深く染みわたる、珠玉の感動ソングです。
ZombieThe Cranberries

政治色の濃いテーマを扱いながらも、世界的な成功を収めたアイルランド出身のバンド、ザ・クランベリーズ。
彼らの代表作の一つは、従来のポップなサウンドとは一線を画す、歪んだギターと重いドラムが印象的なオルタナティヴ・ロックです。
ボーカルのドロレス・オリオーダンさんの悲痛な叫びにも似た歌声は、1993年のテロ事件で幼い命が奪われたことへの怒りを表現していますよね。
本作は1994年発売のアルバム『No Need to Argue』に収録され、世界的なヒットを記録。
暴力の無意味な連鎖と、それに無関心な人々への痛烈な問いかけは、時代をこえて聴く者の心を打ちます。
平和について深く考えたいときに、静かに耳を傾けてほしい名曲です。
Tears in HeavenEric Clapton

「ギターの神様」と称され、世界中のミュージシャンからリスペクトされるエリック・クラプトンさん。
彼が紡いだこの珠玉のバラードは、自身の人生における最も痛ましい経験から生まれた作品です。
1991年に起きた突然の悲劇、最愛の息子さんとの別れという計り知れない悲しみを乗り越えるため、天国にいる我が子へ想いを馳せながら書かれました。
穏やかなアコースティックギターの音色に乗せ、再会した時に自分のことを覚えていてくれるだろうかと問いかける歌声は、聴く者の涙腺を刺激します。
映画『Rush』の主題歌として制作され、ライブ盤『Unplugged』での演奏が世界的な反響を呼びました。
個人的な悲しみが、普遍的な癒やしと希望の歌へと昇華した、まさに90年代を代表する感動的な一曲です。
TornNatalie Imbruglia

女優やモデルとしても活躍している、オーストラリア出身のマルチな才能のアーティスト、ナタリー・インブルーリアさん。
彼女のデビューを飾った一曲は、世界中で愛される感動的なナンバーとして知られています。
信じていた相手の本当の姿を前に、理想が崩れ去って心が引き裂かれるような痛切な感情が、透きとおるような歌声で表現されています。
シンプルなギターサウンドと浮遊感のあるコーラスが絶妙に混ざり合い、楽曲の持つ切ない世界観を見事に構築していますよね。
デビューアルバム『Left of the Middle』からの一曲で、1998年にはARIAアワードで6部門を受賞しました。
人間関係のもどかしさに心を痛めた時、静かに寄り添ってくれるのではないでしょうか。
ちなみに余談ですが、この曲は実はカバー曲でアメリカのバンドEdnaswapがオリジナルバージョンを手掛け、最初に曲をレコーディングしたのはデンマークのシンガーLis Sørensenさんだったということもぜひ知っておいてくださいね。
Don’t Look Back In AngerOasis

90年代イギリスが生んだ最強のロック・バンド、オアシスの代表的な楽曲の1つであり、文句の付けようがないほどの名曲ですね。
本作は、ソングライティングを手がけるギタリストのノエル・ギャラガーさんがリード・ボーカルを担当し、「過去を怒りで振り返るな」という力強いメッセージを歌い上げています。
1996年2月発売のアルバム『(What’s the Story) Morning Glory?』からのシングルで、近年はマンチェスターでの悲しい出来事の後、人々が団結する時に歌われる国民的なアンセムとなった感があります。
過去に区切りをつけて前に進みたい時、心に寄り添ってくれる一曲と言えましょう。