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【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち

4本の手が織りなす豊かな響き、息を合わせる緊張感、そしてダイナミックな表現力。

ピアノ連弾は、独奏では味わえない魅力に満ちた演奏スタイルです。

ピアノは一人で演奏されることが多いですが、二人で弾くピアノは、一人で弾くのとは違った響きと楽しさと面白さもあり、連弾や2台で弾くピアノの作品も多く残っています。

今回は、おすすめの技術と表現力を追求できる上級者向けの名曲をご紹介します。

コンサートや発表会でも存在感を放つ珠玉の作品の数々で、新たな音楽の扉を開いてみませんか?

【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(21〜30)

ミッション: インポッシブルLalo Schifrin

ミッションインポッシブル ピアノ連弾 ごぼう
ミッション: インポッシブルLalo Schifrin

2人である程度弾けるようになってくるもっと弾きたくなり、クラシック以外でもゲームやアニメ、J-Popsなどのさまざな曲もやってみたいと意欲が出てくるはずです。

ミッション:インポッシブルでおなじみのテーマ曲はいかがでしょうか。

原曲は1966年から1973年まで放送されたアメリカ合衆国のテレビドラマ「スパイ大作戦」から来ており、映画「ミッション:インポッシブル」のイメージが強い方には映画が原曲ではないことが驚くと思います。

冒頭の管楽器とトライアングルのトレモロと4分の5拍子のベースラインは一度聴いたら忘れないでしょう。

4分の5拍子はピアノ連弾ではベースラインにいかにメロディーが乗れるかがカギです。

ピアノで演奏すると長い音符は減衰するため、二人で音の勢いを失わないように弾けると良いですね。

琉球幻想曲伊藤康英

第36回入賞者記念コンサート/齊藤椋冴 & 野口琉世 伊藤康英:琉球幻想曲
琉球幻想曲伊藤康英

吹奏楽曲の作曲家として知られており、数々の音楽大学の講師や吹奏楽団のアドバイザーを兼任している伊藤康英さん。

ピアノ作品としては2つの連弾曲を手掛けており、そのうちの1曲がこの『琉球幻想曲』です。

華やかで変化に富んだ作品ですが、沖縄音階が使われていることでどこか沖縄ののんびりした雰囲気も感じられる癒やしの1曲!

日本を感じられる連弾作品はそれほど多くないため、コンサートに組み込むことで、いいアクセントになるかもしれませんね!

【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(31〜40)

ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」Antonin Dvořák

ドヴォルザークの名作『ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」』。

マイナーな作品ですが、連弾の発表会ではたまに耳にしますね。

難易度としては上級のなかで下位、もしくは真ん中にあたる作品です。

プリモ、セコンドともに、繊細かつ速い指遣いが求められるため、上級に入りたての方にとっては難しいかもしれません。

表現力も必要な作品なので、経験値としても非常に優秀な作品と言えるでしょう。

ぜひチェックしてみてください。

美しきロスマリンFritz Kreisler

[ピアノ連弾] 美しきロスマリン/クライスラー/ピアノデュオ ルミエール /Fritz Kreisler/ Schön Rosmarin/4hands piano
美しきロスマリンFritz Kreisler

華やかで美しいクラシック音楽のピアノ連弾曲としてフリッツ・クライスラー作曲の「美しきロスマリン」をおすすめします。

まるで舞踏会のような感覚になれる作品で、ヴァイオリン奏者のクライスラーが自らのコンサートのアンコール曲としてよく演奏していました。

その「美しきロスマリン」がピアノ連弾曲となっており、聴く人を優雅な気持ちにさせてくれます。

3拍子のワルツの曲で、明るく華やかで聞きやすい楽曲です。

曲想は典型的な19世紀のウィーンで流行したウィンナ・ワルツで、ピアノで弾くと貴族になった気持ちになれますね。

クラシック音楽によるピアノ連弾を探している方にもおすすめです。

組曲「くるみ割り人形」Op.71aトレパークPyotr Tchaikovsky

【ピアノ連弾】くるみ割り人形より”トレパーク”/The Nutcracker”Trepak”/チャイコフスキー3大バレエ/クリスマス定番/four hands/piano duo/兄妹ピアニスト
組曲「くるみ割り人形」Op.71aトレパークPyotr Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーによる組曲「くるみ割り人形」はいかがでしょうか。

本曲はバレエ『くるみ割り人形』からの作品で、原曲はオーケストラで演奏されるものが知られているものですが、ピアノ連弾となっている楽譜も存在します。

その中から人気が高く、華やかな作品といえばロシアの踊りこと「トレパーク」でしょう。

映画「ホームアローン」のイメージもある方もいますが、映画で使われている曲はとても意識して作られている似たような曲想の別の曲です。

冒頭からはつらつとしたメロディで疾走感があふれています。

華やかな曲想で楽しげであることから発表会で弾く連弾曲としておすすめです。

スラブ舞曲 第8番Antonin Dvořák

ドヴォルザーク : スラブ舞曲 第8番 【13_連弾の楽譜付きクラシック音楽のお勧めピアノ曲】
スラブ舞曲 第8番Antonin Dvořák

ピアノ発表会でクラシック音楽によるピアノ連弾曲をお探しではありませんか。

ピアノ連弾曲として作曲されたアントニン・ドヴォルザーク作曲の「スラブ舞曲 第8番 Op46-8」はおすすめです。

非常に熱情的なイントロから疾走感がある華やかな舞曲のメロディは聴いた人を虜にします。

二人の息が合わないと崩壊しそうで、互いに落ちないように練習が必要です。

目まぐるしく展開していくので、遅れないようにテンポは守って弾きましょう。

こういう曲は早くなりがちで、二人で煽り合いにならないように注意。

本曲は管弦楽版もありますが、原曲はピアノ連弾として書かれているため、ピアノ連弾オリジナル作品の演奏したい、探している方におすすめのクラシック音楽です。

組曲「惑星」より「火星」Op.32-1Gustav Holst

イギリスの作曲家グスターヴ・ホルストが作曲した組曲「惑星」といえば「木星」をイメージしますが、この第1曲目「火星」も欠かすことは難しいでしょう。

同音による刻みが多いのが特徴で、宇宙に存在する惑星の壮大さ、偉大さが表現されています。

管弦楽作品ですが、ピアノスケッチは2台のピアノために作曲され、オーケストラ版と遜色がないサウンドで演奏することが可能です。

宇宙を題材とした作品の中で当時からインパクトを与え、ジョン・ウィリアムズ作曲の「スター・ウィーズ」などの着想に影響を与えています。

本格派クラシックピアノ連弾曲で演奏するには体力がいりますが、ピアノの発表会で本格的なクラシック音楽による連弾曲を考えている方にはとてもおすすめです。

有名な「木星」と合わせて演奏するとより組曲「惑星」の魅力が伝わると思いますよ。