【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち
4本の手が織りなす豊かな響き、息を合わせる緊張感、そしてダイナミックな表現力。
ピアノ連弾は、独奏では味わえない魅力に満ちた演奏スタイルです。
ピアノは一人で演奏されることが多いですが、二人で弾くピアノは、一人で弾くのとは違った響きと楽しさと面白さもあり、連弾や2台で弾くピアノの作品も多く残っています。
今回は、おすすめの技術と表現力を追求できる上級者向けの名曲をご紹介します。
コンサートや発表会でも存在感を放つ珠玉の作品の数々で、新たな音楽の扉を開いてみませんか?
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【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(31〜40)
幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940Franz Schubert

フランツ・シューベルトが亡くなる年に作曲したと言われる名作『幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940』。
単一楽章の作品なのですが、実際のところは全4楽章のような作品で、それぞれの部分に特色があります。
『さすらい人幻想曲』と似たような曲ということですね。
133小節からヘ音とホ音が半音で衝突する不協和音が現れるのですが、連弾でこれを表現するのが難しいため、最後のパートはしっかりと練習しておきましょう。
ラ・ヴァルスMaurice Ravel

前衛的な音楽性でいくつもの名曲を生み出した偉大な作曲家、モーリス・ラヴェル。
こちらの『ラ・ヴァルス』はそんな彼の作品のなかでも、特に愛されている連弾の作品です。
難易度としては上級にあたる作品ですが、印象よりは演奏しやすい作品と言えるでしょう。
三段でかかれた部分とコーダが難所で、三段の部分は速いパッセージが続々と登場します。
ソロでは物理的に演奏が不可能な部分がある作品ですが、連弾になれば難易度はグッと下がるので、上級に入りたての演奏者にも取り組めるでしょう。
ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」Antonin Dvořák

ドヴォルザークの名作『ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」』。
マイナーな作品ですが、連弾の発表会ではたまに耳にしますね。
難易度としては上級のなかで下位、もしくは真ん中にあたる作品です。
プリモ、セコンドともに、繊細かつ速い指遣いが求められるため、上級に入りたての方にとっては難しいかもしれません。
表現力も必要な作品なので、経験値としても非常に優秀な作品と言えるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
琉球幻想曲伊藤康英

吹奏楽曲の作曲家として知られており、数々の音楽大学の講師や吹奏楽団のアドバイザーを兼任している伊藤康英さん。
ピアノ作品としては2つの連弾曲を手掛けており、そのうちの1曲がこの『琉球幻想曲』です。
華やかで変化に富んだ作品ですが、沖縄音階が使われていることでどこか沖縄ののんびりした雰囲気も感じられる癒やしの1曲!
日本を感じられる連弾作品はそれほど多くないため、コンサートに組み込むことで、いいアクセントになるかもしれませんね!
管弦楽のための狂詩曲「スペイン」Emmanuel Chabrier

エマニュエル・シャブリエを象徴する作品である『管弦楽のための狂詩曲「スペイン」』。
シャブリエがスペインを旅行した際に、現地で聴いた情熱的な音楽からインスピレーションを受け、生まれた作品といわれています。
そのパッションのあふれる曲調は、ピアノ連弾にアレンジされてもそのまま!
情熱的なスペインのイメージを4本の手で最大限に表せるよう、勢いよく進んでいく部分と流れるような部分の緩急を明確に表現しながら、メリハリのある演奏に仕上げましょう!
【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(41〜50)
エレクトリカルパレードVarious Artists

ディズニーランドの名パレードの音楽「エレクトリカルパレード」が4手のピアノ連弾曲となっています。
連弾曲を探していて、明るく楽しいディズニーの楽曲たちは聴く人にも夢のあるひと時を届けます。
ディズニーの名曲がメドレーとなって代わり代わりに登場していきます。
4手のピアノでは、二人で弾くので弾き分ける箇所が多く、伴奏とメロディや合いの手で入るサブメロディ、オブリガードも豊富です。
まるでオーケストラのような音色で且つ再現度も高いのでディズニーが好きな方には堪らない連弾のアレンジです。
難しい箇所もあるのですが、二人で弾くのが連弾の魅力、そこは教え合いながら成長していきましょう。
音数は多いので中級者では苦戦するかもしれませんが、そこは好きなことこそ上手となれです。
たくさん練習して弾けるようになりましょう!
死の舞踏 ト短調 Op.40Camille Saint-Saëns

フランスの作曲家カミーユ・サン=サーンスの代表作品である交響詩『死の舞踏』は、午前0時の時計の音とともに骸骨が不気味に踊り出す、摩訶不思議な様子を描写した作品。
はじめは歌曲としてまとめられ、その後管弦楽曲が完成、現在ではピアノ連弾をはじめ、二台ピアノやバイオリンソロなど、さまざまな形で演奏されています。
管弦楽曲をもとに編曲されているため、連弾での演奏は当然高難度!
場面を具体的に思い浮べながら、観客を引き込むおもしろい演奏に仕上げましょう。