【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち
4本の手が織りなす豊かな響き、息を合わせる緊張感、そしてダイナミックな表現力。
ピアノ連弾は、独奏では味わえない魅力に満ちた演奏スタイルです。
ピアノは一人で演奏されることが多いですが、二人で弾くピアノは、一人で弾くのとは違った響きと楽しさと面白さもあり、連弾や2台で弾くピアノの作品も多く残っています。
今回は、おすすめの技術と表現力を追求できる上級者向けの名曲をご紹介します。
コンサートや発表会でも存在感を放つ珠玉の作品の数々で、新たな音楽の扉を開いてみませんか?
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【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(31〜40)
リベルタンゴÁstor Piazzolla

偉大なアルゼンチンタンゴの作曲家、アストル・ピアソラさん。
重厚かつオシャレで哀愁のただよう作曲が多い彼の作品のなかで、特にオススメしたいのが、こちらの『リベルタンゴ』です。
アクセントの位置が特殊なタンゴのリズムを弾きこなすには、相当な練習量が必要です。
主旋律の跳躍、リズムの正確性が求められる伴奏、ともに難易度が高く大変な作品ですが、息の合った演奏に仕上がれば、これまで感じたことのない達成感に包まれるはず!
腕に自信のある方はぜひ挑戦してみてください。
ラ・ヴァルスMaurice Ravel

前衛的な音楽性でいくつもの名曲を生み出した偉大な作曲家、モーリス・ラヴェル。
こちらの『ラ・ヴァルス』はそんな彼の作品のなかでも、特に愛されている連弾の作品です。
難易度としては上級にあたる作品ですが、印象よりは演奏しやすい作品と言えるでしょう。
三段でかかれた部分とコーダが難所で、三段の部分は速いパッセージが続々と登場します。
ソロでは物理的に演奏が不可能な部分がある作品ですが、連弾になれば難易度はグッと下がるので、上級に入りたての演奏者にも取り組めるでしょう。
ラプソディ・イン・ブルーGeorge Gershwin

クラシックとジャズが見事に融合した、ジョージ・ガーシュウィンの名曲『ラプソディ・イン・ブルー』。
原曲はピアノ独奏と管弦楽のための作品ですが、連弾や二台ピアノでもたびたび演奏されています。
もとが協奏曲のような形のため、ピアノで再現する際には当然膨大な音数となっています。
難易度は非常に高く、ピアノ連弾上級の象徴的な作品ともいえますが、4つの手のみでこの曲の世界観を見事に再現できたときには、言葉に表せないほどの満足感に包まれるはず!
華やかで観客を飽きさせない変化に富んだ作品のため、コンサートや発表会のプログラムにも最適です。
道化の行進Emmanuel Chabrier

フランスの作曲家エマニュエル・シャブリエの死後に遺作として出版された連弾曲『道化の行進』。
予測のつかない動きで見るものを惑わせる道化師の姿を描いたかのような、変化に富んだ華やかな作品です。
観客をまったく飽きさせないほど次々と移り変わる曲調は、まさにコンサートピースにピッタリ!
難易度が高くテクニックや合わせることに意識が向きがちですが、演奏者自身が楽しんでいなければ、この曲のおもしろさは伝わりません。
ぜひ、観客を楽しませる道化師になりきって演奏してみてくださいね!
琉球幻想曲伊藤康英

吹奏楽曲の作曲家として知られており、数々の音楽大学の講師や吹奏楽団のアドバイザーを兼任している伊藤康英さん。
ピアノ作品としては2つの連弾曲を手掛けており、そのうちの1曲がこの『琉球幻想曲』です。
華やかで変化に富んだ作品ですが、沖縄音階が使われていることでどこか沖縄ののんびりした雰囲気も感じられる癒やしの1曲!
日本を感じられる連弾作品はそれほど多くないため、コンサートに組み込むことで、いいアクセントになるかもしれませんね!
【上級】ピアノ連弾作品|4手の重厚な響きを味わえる珠玉の名曲たち(41〜50)
ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」Antonin Dvořák

ドヴォルザークの名作『ボヘミアの森より Op.68 B.133 第1曲「糸紡ぎ」』。
マイナーな作品ですが、連弾の発表会ではたまに耳にしますね。
難易度としては上級のなかで下位、もしくは真ん中にあたる作品です。
プリモ、セコンドともに、繊細かつ速い指遣いが求められるため、上級に入りたての方にとっては難しいかもしれません。
表現力も必要な作品なので、経験値としても非常に優秀な作品と言えるでしょう。
ぜひチェックしてみてください。
幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940Franz Schubert

フランツ・シューベルトが亡くなる年に作曲したと言われる名作『幻想曲 ヘ短調 Op.103 D 940』。
単一楽章の作品なのですが、実際のところは全4楽章のような作品で、それぞれの部分に特色があります。
『さすらい人幻想曲』と似たような曲ということですね。
133小節からヘ音とホ音が半音で衝突する不協和音が現れるのですが、連弾でこれを表現するのが難しいため、最後のパートはしっかりと練習しておきましょう。