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【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ

「音楽の父」とも呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハが活躍したのは、ピアノが普及する前のバロック時代。

つまり、バッハ自身はピアノのための曲を作曲しておらず、現在ピアノで演奏されているバッハ作品のほとんどが、チェンバロ用の楽曲なのです!

複数のメロディラインが重なり合って構成されたバロック時代のポリフォニー音楽は、一見難しいと思われ敬遠されがちですが、実はバッハの作品になかにも比較的難易度が低く取り組みやすい作品が数多く存在します。

そこで本記事では、ピアノ初心者から中級者の方にオススメのバッハ作品をピックアップ!

バッハの音楽が好きな方や、バロック音楽に挑戦してみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ(21〜30)

フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォットJ.S.Bach

バッハ:ガヴォット(フランス組曲第5番より) ピアニスト 近藤由貴/J.S.Bach: Gavotte from French Suite No.5, Yuki Kondo
フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォットJ.S.Bach

ポリフォニー音楽を勉強するうえで、ピアノ学習者の多くが取り組む曲の定番であるヨハン・セバスティアン・バッハの『フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816 ガヴォット』。

ピアノが生まれる前に主にチェンバロなどでの演奏を想定して作曲された作品ですが、現在ではピアノ作品として愛されています。

宮廷音楽のような上品さと、無邪気な子供をイメージさせるようなかわいらしさを兼ね備えたこの曲は、大人から子供まで幅広い層の方にオススメ!

リズムを正確に守りつつ、軽やかさや前向きさを失わないよう演奏しましょう。

シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787J.S.Bach

バッハ/シンフォニア No.1ハ長調 ( J.S.Bach – Sinfonia No.1 in C Major, BWV 787, from Three-Part Invention )
シンフォニア 第1番 ハ長調 BWV787J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『シンフォニア』は、3声部の対位法的な書法で作曲された、全15曲からなる曲集です。

2声の『インヴェンション』より声部同士の絡み合いが複雑になり、音域も広がります。

『第1番』は、上行形のテーマが次々と現れる伸びやかな曲調の楽曲。

3つの声部を弾き分けながらも、流れるようななめらかさを失わないよう演奏できるとよいでしょう。

曲の構成を理解するとより弾きやすくなるので、片手ずつ練習するだけでなく、声部ごとに分けて練習するのがオススメですよ!

9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927J.S.Bach

バッハ/9つの小前奏曲 4.へ長調, BWV927/pf.中川京子
9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927J.S.Bach

バッハの小プレリュードといえば、『6つの小前奏曲』と『9つの小前奏曲』が有名ですよね。

今回はそのなかでも、こちらの『9つの小前奏曲 ハ長調 BWV927』を紹介したいと思います。

シンプルで短く構成されたこの作品は、初級のなかでも真ん中あたりに位置する難易度です。

9小節目からの左手が難しいように思えるかもしれませんが、跳躍も少なく比較的易しい作品ですので、左手に苦手意識を持っている初心者の方でも演奏しやすいのではないでしょうか。

6つの小前奏曲 ニ長調 BWV936J.S.Bach

バッハ/6つの小前奏曲 4.ニ長調, BWV936/演奏:中川京子
6つの小前奏曲 ニ長調 BWV936J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの作品の中には、バッハの没後に弟子や研究者によってまとめられ、出版された曲集が数多くあり、『6つの小前奏曲』もその1つとされています。

収録された6曲は、すべて作曲技法が非常に充実しているため「バッハが大きな曲集としてまとめることを想定して作曲したものではないか」ともいわれているのだそうです。

『第4番 ニ長調』には、穏やかで平和な雰囲気が癒やしを与えてくれる1曲。

対話するような2声の右手パートなど、各声部の交わり合いをよく聴きながら演奏しましょう。

9つの小前奏曲 ハ長調 BWV924J.S.Bach

バッハ/9つの小前奏曲 1.ハ長調, BWV924/pf.中川京子
9つの小前奏曲 ハ長調 BWV924J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの作品の中には、バッハの死後に弟子や研究者たちによって集められ、バッハの作品として世に知られるようになったものが多くあります。

『9つの小前奏曲 1.ハ長調 BWV924』もそのうちの1つで、バッハの長男の名がついた『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの音楽帖』に収録されています。

穏やかながらも華やかさ感じさせる装飾が随所に盛り込まれた上品な作品なので、角のないまろやかな音で演奏できるとよいでしょう。

インヴェンション第1番 BWV772J.S.Bach

インヴェンション1番 BWV772 [ J.S. Bach Invention1 BWV772 ]
インヴェンション第1番 BWV772J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『インヴェンション』は、多くのピアノ学習者がバロック作品の勉強のために取り組む、定番の曲集といえます。

なかでも第1番は、テレビやCMでもたびたび使用されているため、バッハの作品と知らずに耳にしている方も多いはず。

右手のテーマを左手が追いかけたり、テーマが反転して現れたりするなど、複数の声部の重なりで構成されるポリフォニー音楽の特徴を学べる、初級から中級への移行期にピッタリの楽曲です。

6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934J.S.Bach

バッハ/6つの小前奏曲 2.ハ短調,BWV934/演奏:中川京子
6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934J.S.Bach

初心者にとってのバッハの定番『6つの小前奏曲』。

『6つの小プレリュード』という名前でも知られていますね。

今回はそのなかでも、こちらの『6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934』をオススメしたいと思います。

小前奏曲のなかではそれほど知名度の高い作品ではありませんが、難易度は比較的低く、左手のパートを安定して弾けさえすれば、ピアノを習い始めたばかりのお子さまでも取り組みやすい1曲といえるでしょう。

目立った音の跳躍もないため、手が小さく和音や跳躍が苦手という方もぜひチャレンジしてみてくださいね!