【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ
「音楽の父」とも呼ばれるヨハン・ゼバスティアン・バッハが活躍したのは、ピアノが普及する前のバロック時代。
つまり、バッハ自身はピアノのための曲を作曲しておらず、現在ピアノで演奏されているバッハ作品のほとんどが、チェンバロ用の楽曲なのです!
複数のメロディラインが重なり合って構成されたバロック時代のポリフォニー音楽は、一見難しいと思われ敬遠されがちですが、実はバッハの作品になかにも比較的難易度が低く取り組みやすい作品が数多く存在します。
そこで本記事では、ピアノ初心者から中級者の方にオススメのバッハ作品をピックアップ!
バッハの音楽が好きな方や、バロック音楽に挑戦してみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
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【初級~中級向け】ピアノで弾きたい!バッハのおすすめ曲まとめ(21〜40)
9つの小前奏曲 ハ長調 BWV924J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの作品の中には、バッハの死後に弟子や研究者たちによって集められ、バッハの作品として世に知られるようになったものが多くあります。
『9つの小前奏曲 1.ハ長調 BWV924』もそのうちの1つで、バッハの長男の名がついた『ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハの音楽帖』に収録されています。
穏やかながらも華やかさ感じさせる装飾が随所に盛り込まれた上品な作品なので、角のないまろやかな音で演奏できるとよいでしょう。
6つの小前奏曲 ニ長調 BWV936J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの作品の中には、バッハの没後に弟子や研究者によってまとめられ、出版された曲集が数多くあり、『6つの小前奏曲』もその1つとされています。
収録された6曲は、すべて作曲技法が非常に充実しているため「バッハが大きな曲集としてまとめることを想定して作曲したものではないか」ともいわれているのだそうです。
『第4番 ニ長調』には、穏やかで平和な雰囲気が癒やしを与えてくれる1曲。
対話するような2声の右手パートなど、各声部の交わり合いをよく聴きながら演奏しましょう。
6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934J.S.Bach

初心者にとってのバッハの定番『6つの小前奏曲』。
『6つの小プレリュード』という名前でも知られていますね。
今回はそのなかでも、こちらの『6つの小前奏曲 ハ短調 BWV934』をオススメしたいと思います。
小前奏曲のなかではそれほど知名度の高い作品ではありませんが、難易度は比較的低く、左手のパートを安定して弾けさえすれば、ピアノを習い始めたばかりのお子さまでも取り組みやすい1曲といえるでしょう。
目立った音の跳躍もないため、手が小さく和音や跳躍が苦手という方もぜひチャレンジしてみてくださいね!
インヴェンション第1番 BWV772J.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハの『インヴェンション』は、多くのピアノ学習者がバロック作品の勉強のために取り組む、定番の曲集といえます。
なかでも第1番は、テレビやCMでもたびたび使用されているため、バッハの作品と知らずに耳にしている方も多いはず。
右手のテーマを左手が追いかけたり、テーマが反転して現れたりするなど、複数の声部の重なりで構成されるポリフォニー音楽の特徴を学べる、初級から中級への移行期にピッタリの楽曲です。
インヴェンション第4番 BWV775J.S.Bach

クラシック、特にバロック音楽を学ぶうえで欠かせないバッハの名曲『インヴェンション第4番 BWV775』。
躍動感のあるメロディーのため、聴いただけでは「複雑で難しそう……」と感じる初心者の方も多いかもしれません。
しかし、実際のところは音の強弱がなくても、それなりにさまになってしまうほど、手になじみやすく演奏しやすい楽曲です。
臨時記号が多いため、譜読みのミスに注意しつつ、丁寧に練習を進めていきましょう。
シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797J.S.Bach

バッハの代表作品『シンフォニア』。
今回はそのなかでも、こちらの『シンフォニア 第11番 ト短調 BWV797』を紹介します。
この作品は『シンフォニア』のなかでも、比較的演奏される頻度が高い楽曲のため、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
8小節とやや長い主題で構成されているため、表現力が求められますが、それでも演奏難易度だけを見れば易しい部類に含まれます。
51小節目に登場する6小節目のような展開からもわかるように、ペダルの操作が肝になってくる作品といえるでしょう。