ピアノで奏でるバロック音楽|発表会や演奏会におすすめの名曲を厳選
「音楽の父」と称されるヨハン・セバスティアン・バッハや、『メサイア』の作曲家としても知られるゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルといった偉大な作曲家が活躍したバロック時代。
17世紀初頭から18世紀半ばまでにヨーロッパで生まれた音楽は「バロック音楽」と呼ばれ、気品高い曲調や形式美で人々を魅了し続けています。
本記事では、そんなバロック音楽のなかから、ピアノで演奏される機会の多い名曲をピックアップ!
当時の鍵盤楽器のために作られた作品をたっぷりご紹介します!
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ピアノで奏でるバロック音楽|発表会や演奏会におすすめの名曲を厳選(21〜40)
パルティータ BWV.826J.S.Bach

『パルティータBWV.826』、バッハ作曲で有名な曲です。
バッハならではの、教会音楽の要素がふんだんに使われています。
淡々とした、単調なメロディーラインながらスピードがありひきこまれていきます。
瞳をとじて聴いていると、ヨーロッパの教会にいるような錯覚に陥ります。
バロック時代にタイムスリップしますよ。
聴いてみて下さいね。
パルティータ 第1番 BWV1043J.S.Bach

バロック時代を代表する作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ。
『パルティータ 第1番 BWV1043』は、彼が手掛けた一連のクラヴィーア曲集の集大成ともいえる作品集におさめられています。
この名曲は、クラシック音楽の入門にもぴったりですが、音楽を愛するすべての人々に、ぜひ一度は耳を傾けていただきたい1曲!
洗練されたバッハの音楽を、存分に堪能してみてはいかがでしょうか?
フランス組曲 第5番 BWV816J.S.Bach

ドイツ各地で聖職者や宮廷のために音楽家として活躍したヨハン・セバスティアン・バッハは、対位法や和声など伝統的なドイツ音楽を基礎に、イタリアやフランスの音楽様式も取り入れ、独自の洗練されたスタイルを確立しました。
『フランス組曲』は、バッハがケーテンで過ごした1722年頃に作曲された鍵盤楽器のための組曲で、穏やかなアルマンドから快速なジーグまで、さまざまな楽章が美しく組み合わされています。
特に第5番は声部の増減が激しく、装飾音の再構築が困難とされる演奏家泣かせの名曲。
バッハの音楽的洞察と創造力が凝縮された、ピアノ発表会にピッタリの作品です。
シンフォニア No.1ハ長調J.S.Bach

明るく快活な三声のピアノ旋律が美しい小品で、1720年に息子の教育のために書かれた作品です。
冒頭から流れるように展開される主題は、上声部から中声部、下声部へと優雅に受け継がれ、バロック音楽ならではの緻密な対位法が光ります。
本作は、途切れることのない旋律線と心地よい和声進行により、聴き手を魅了する魅力に満ちています。
パッセージがはっきりと聞こえ、フレーズのつながりも自然で、小学校高学年の子供たちにぴったりの演奏曲です。
きらびやかな音の重なりと豊かな表現力で、発表会の舞台を華やかに彩れることでしょう。
インヴェンション8番 BWV779J.S.Bach

ファンファーレのような躍動感があふれる上行形の分散和音から始まり、明るく元気な雰囲気に満ちた3/4拍子のヘ長調の楽曲です。
上声部と下声部が1小節の時間差で追いかけ合うような掛け合いが生み出す独特のリズムが心地よく、聴く人の心を踊らせます。
本作は教育的な目的で書かれた作品ながら、その音楽的な魅力は聴衆の心をつかんで離しません。
左手の3、4、5指を使うパッセージは少し手強いものの、練習を重ねることで両手の技術向上が実感できる素晴らしい曲です。
明るく華やかな曲調と適度な技術的チャレンジが含まれているため、発表会で演奏する曲をお探しの方にぴったりでしょう。