【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち
「アメリカが生んだ最初の国際的レベルの指揮者」と称され、指揮者、ピアニスト、作曲家として活躍したレオナード・バーンスタインさん。
1918年にアメリカで生まれた彼は、20世紀後半のクラシック音楽界をリードする音楽家として、数多くの舞台に立ちながら、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」をはじめとする名作の数々を世に送り出しました。
本記事では、そんなバーンスタインさんの作品のなかから、ピアノのために書かれた曲や、ピアノ編曲版で親しまれている作品をご紹介します!
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【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち(1〜10)
エル・サロン・メヒコCopland=Bernstein

メキシコシティのダンスホール「エル・サロン・メヒコ」の活気あふれる雰囲気を見事に音楽で表現した、アーロン・コープランドさんの交響曲『エル・サロン・メヒコ』。
曲中ではメキシコの民俗音楽が数多く引用されており、タイトルにもなっているダンスホールに集う人々の熱気が生き生きと描写されています。
レナード・バーンスタインさんによるピアノ編曲版は、オーケストラ版とはまた一味違った魅力があり、演奏会でもしばしば取り上げられる人気レパートリーです。
情熱的なラテン音楽のリズムに乗せて、ピアニストが自身の感性を存分に表現できる作品といえるでしょう!
5つのアニヴァ―サリーLeonard Bernstein

多彩な表情を見せるピアノ作品の数々は、レナード・バーンスタインさんが大切にしてきた人々への感謝の気持ちと音楽への深い愛情にあふれています。
『5つのアニヴァーサリー』は、ルーカス・フォスさんをはじめとする親しい友人たちへささげられた親密な楽曲で、1949年から1951年にかけて作曲されました。
一つひとつの楽曲に込められた温かみのある旋律は、聴く者の心を穏やかに包み込んでくれます。
ピアノという楽器の魅力を存分に引き出した本作は、クラシック音楽ファンのみならず、ゆったりとしたひとときを過ごしたいすべての方にオススメしたい名曲です!
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「シンフォニック・ダンス」Leonard Bernstein

『ウエスト・サイド・ストーリー』からの『シンフォニック・ダンス』は、レナード・バーンスタインさんの多才な音楽性が光る傑作です!
ミュージカルの物語性を反映しつつ、クラシックの技法とジャズやラテン音楽の要素が見事に融合。
プロローグからフィナーレまで、各場面の感情が生き生きと描かれています。
特に『サムウェア』のセクションは感動的で、弦楽器のソロやロマンティックなホルンが心に響きます。
ベルンスタインさん生誕100年を記念して、世界中で広く演奏されたのも納得の名曲です!
【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち(11〜20)
ミュージカル「キャンディード」序曲Leonard Bernstein

レナード・バーンスタインさんが手掛けた『キャンディード』の序曲は、オペレッタのような華やかさとユーモアあふれる音楽が魅力的な作品です。
本作は、ヴォルテールの風刺的な小説を基にした物語の雰囲気を見事に表現しており、明るく挑戦的な音楽スタイルが印象的。
1957年1月の初演以来、クラシックコンサートでも頻繁に取り上げられ、ピアノ編曲版も人気を博しています。
バーンスタインさんの創造性と音楽的な幅広さが存分に発揮された、生き生きとした演奏を楽しめる1曲です!
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「マンボ」Leonard Bernstein

レナード・バーンスタインさんの代表作であるミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の劇中曲『マンボ』は、重要なダンスシーンで演奏される曲。
物語の対立構造を象徴するトリトーンを効果的に用いており、若者たちの生き生きとしたエネルギーを感じさせる音楽は、舞台上のダイナミックなダンスシーンと相まって観客を圧倒します!
1961年の映画化でも人気を博したこの曲は、ピアノ編曲版でもしばしば演奏会で取り上げられる人気レパートリー。
演奏者も聴衆もわくわくするような、明るく弾むリズムを体感できる1曲です。
タッチズLeonard Bernstein

『タッチズ』は、ピアノの魔術師バーンスタインさんの才能が輝く名作。
難解な構造の中に、ジャズやブルースの香りをまとったメロディがちりばめられています。
この曲は、第6回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの課題曲として委嘱された作品で、技術的にも感情的にも高い完成度を誇っています。
独特な世界観を持つこの曲は、現代でも多くのピアニストたちに愛され続けている名曲で!
普段とは一味違う雰囲気を味わいたい人にオススメです。
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「サムウェア」Leonard Bernstein

ピアノのために書かれた曲や、ピアノ編曲版で親しまれているバーンスタインさんの名曲『サムウェア』。
『ウエスト・サイド・ストーリー』劇中曲である本曲は、まるで恋人たちが理想の場所を夢見るかのように、平和への強い願いが込められた作品で、多くの人々の心に響き続けています。
1957年のブロードウェイ初演以来、物語のクライマックスを飾る名曲として親しまれ、1961年の映画版でも印象的に用いられました。
愛する人と手を取り合い、争いのない世界へ歩んでいきたい。
そんな普遍的なメッセージを感じさせる、夢見るすべての人に聴いてほしい1曲です。





