【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち
「アメリカが生んだ最初の国際的レベルの指揮者」と称され、指揮者、ピアニスト、作曲家として活躍したレオナード・バーンスタインさん。
1918年にアメリカで生まれた彼は、20世紀後半のクラシック音楽界をリードする音楽家として、数多くの舞台に立ちながら、ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」をはじめとする名作の数々を世に送り出しました。
本記事では、そんなバーンスタインさんの作品のなかから、ピアノのために書かれた曲や、ピアノ編曲版で親しまれている作品をご紹介します!
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【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち(1〜10)
ミュージカル「キャンディード」序曲Leonard Bernstein

レナード・バーンスタインさんが手掛けた『キャンディード』の序曲は、オペレッタのような華やかさとユーモアあふれる音楽が魅力的な作品です。
本作は、ヴォルテールの風刺的な小説を基にした物語の雰囲気を見事に表現しており、明るく挑戦的な音楽スタイルが印象的。
1957年1月の初演以来、クラシックコンサートでも頻繁に取り上げられ、ピアノ編曲版も人気を博しています。
バーンスタインさんの創造性と音楽的な幅広さが存分に発揮された、生き生きとした演奏を楽しめる1曲です!
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「アメリカ」Leonard Bernstein

レナード・バーンスタインさんのミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』より『アメリカ』。
移民たちのアメリカンドリームと現実のギャップを皮肉たっぷりに描いた名曲で、軽快なリズムとシニカルな歌詞が印象的!
ラテン音楽の影響を受けたリズムに、ジャズやロックンロールなどアメリカの音楽が融合した独特のサウンドは、聴く者を1950年代のニューヨークにいざなってくれます。
1957年の舞台初演から映画化やカバーなど長く親しまれ、移民の苦悩と希望を描いた名作として今なお輝きを放っています。
人種や文化の多様性について考えさせられる、社会派エンターテインメントの傑作です!
エル・サロン・メヒコCopland=Bernstein

メキシコシティのダンスホール「エル・サロン・メヒコ」の活気あふれる雰囲気を見事に音楽で表現した、アーロン・コープランドさんの交響曲『エル・サロン・メヒコ』。
曲中ではメキシコの民俗音楽が数多く引用されており、タイトルにもなっているダンスホールに集う人々の熱気が生き生きと描写されています。
レナード・バーンスタインさんによるピアノ編曲版は、オーケストラ版とはまた一味違った魅力があり、演奏会でもしばしば取り上げられる人気レパートリーです。
情熱的なラテン音楽のリズムに乗せて、ピアニストが自身の感性を存分に表現できる作品といえるでしょう!
【バーンスタインのピアノ曲】ストーリー性に富んだ華やかな名曲たち(11〜20)
4つのアニヴァーサリーLeonard Bernstein

ストーリー性に富んだ楽曲の数々で、多くの音楽ファンを魅了し続けているレナード・バーンスタインさん。
『4つのアニヴァーサリー』は、バーンスタインさんの人生に欠かせない4人の大切な人々へ捧げられたピアノ曲集です。
それぞれの楽章には、献呈された人物の個性や、バーンスタインさんとの深い絆が色濃く反映されています。
本作は、1948年の作曲当時から現在に至るまで、さまざまな演奏家によって録音され、愛され続けている名曲です。
技術的にも高度な作品ではありますが、演奏する喜びを感じながら、大切な人を思う作曲家の心に触れてみてはいかがでしょうか。
タッチズLeonard Bernstein

『タッチズ』は、ピアノの魔術師バーンスタインさんの才能が輝く名作。
難解な構造の中に、ジャズやブルースの香りをまとったメロディがちりばめられています。
この曲は、第6回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの課題曲として委嘱された作品で、技術的にも感情的にも高い完成度を誇っています。
独特な世界観を持つこの曲は、現代でも多くのピアニストたちに愛され続けている名曲で!
普段とは一味違う雰囲気を味わいたい人にオススメです。
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「サムウェア」Leonard Bernstein

ピアノのために書かれた曲や、ピアノ編曲版で親しまれているバーンスタインさんの名曲『サムウェア』。
『ウエスト・サイド・ストーリー』劇中曲である本曲は、まるで恋人たちが理想の場所を夢見るかのように、平和への強い願いが込められた作品で、多くの人々の心に響き続けています。
1957年のブロードウェイ初演以来、物語のクライマックスを飾る名曲として親しまれ、1961年の映画版でも印象的に用いられました。
愛する人と手を取り合い、争いのない世界へ歩んでいきたい。
そんな普遍的なメッセージを感じさせる、夢見るすべての人に聴いてほしい1曲です。
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」より「マリア」Leonard Bernstein

ピアノ曲の名作として広く親しまれているレナード・バーンスタインさんの作品の数々。
ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』の挿入歌『マリア』は、主人公トニーの恋心を熱のこもった歌声とメロディで表現した美しく繊細な1曲です。
物語の感情的な核心を映し出す本曲は、1957年のブロードウェイ初演以来、数多くの舞台や1961年の映画化でも用いられ、2021年のスティーブン・スピルバーグ監督によるリメイク作品でもその美しさが際立っていました。
恋に落ちた瞬間の高揚感や、大切な人を思う気持ちを味わいたいときにピッタリの1曲です!