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ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】

1980年代のニューヨークで生まれたブレイクビーツは、ドラムソロのブレイク部分をサンプリングしたことから始まった革新的な音楽制作における手法、ジャンルです。

当時のクラシックなファンクやジャズのレコードから切り取られたリズムパターンは、ヒップホップの基礎を築き、その後のエレクトロニック・ミュージックに多大な影響を与えました。

90年代にはドラムンベースやビッグビートなど、新たなジャンルを生み出すきっかけにもなりました。

今なお進化を続けるブレイクビーツシーンで、サンプリング元から歴史に残る名曲、そして最新のトレンドまで、音楽の革新性と魅力が詰まった楽曲の数々をご紹介します。

ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】(11〜20)

BaianáNEW!Nia Archives

Nia Archives – Baianá (Official Video)
BaianáNEW!Nia Archives

ブラジルの情熱とUKのクールさが融合した、フロアを熱狂させるためのダンスチューンと言っても過言ではない一曲。

イギリス出身のプロデューサーであるニア・アーカイヴスさんが、ブラジルのグループBarbatuquesの楽曲をサンプリングし、自身のルーツであるジャングルサウンドで再構築しました。

本作はインストでありながら、理屈抜きで体を動かすポジティブなエネルギーに満ちています。

2022年9月に公開された本作は、EP『Sunrise Bang Ur Head Against Tha Wall』にも収録され、UKダンスチャートで首位を獲得したことからも、そのパワフルさがわかりますよね。

気分を最高潮にしたい時や、フェス気分で踊り明かしたい夜にピッタリです!

N.T.Kool and The Gang

ブレイクビーツのルーツとも言える、1970年代初頭のクール&ザ・ギャングのファンクナンバー。

ブレイクビーツというと切り刻まれたヒップホップのビートやレイヴィーなイギリスのエレクトロニックダンスミュージックを思い浮かべる人も多いかもしれません。

ですが、初期のブレイクビーツとはブラックミュージック、とくにこのようなソウルナンバーが由来しています。

後にワンバースをループさせてラップをのせたものがヒップホップのルーツとして成り立ちます。

Block Rockin’ BeatsThe Chemical Brothers

The Chemical Brothers – Block Rockin’ Beats (Official Music Video)
Block Rockin' BeatsThe Chemical Brothers

90年代の音楽は世界的に見ても陰鬱な雰囲気の曲がとても人気でした。

グランジロックや、Gファンクなどなんとなく暗い印象のジャンルがよく流行していたように感じます。

こちらはイギリスのテクノミュージックユニット、マイ・ケミカル・ブラザーズの『Block Rockin’ Beats』という1曲です。

激しいブレイクビートにエートーナルなベースラインと、たくさんのノイズが入りまじったカオスな1曲です。

この手の音楽が流行していた当時、彼らはその頂点に君臨していました。

テクノが好きなら外せない1曲です。

Sing a Simple SongSly & The Family Stone

Sly & The Family Stone – Sing a Simple Song (Official Audio)
Sing a Simple SongSly & The Family Stone

クラシックソウルの名盤。

スライ&ザ・ファミリーストーン、後に有名なドラムブレイクスとなるこの曲は、ファンクやレアグルーヴに分類されます。

どこかで聴いたことがある人も多いのではないのでしょうか?

アメリカのファンクやポップス、ソウルはもちろんR&B、そしてヒップホップ。

さまざまな音楽に影響を与え発展を担いました。

よく言われるのが、彼らの音楽が誕生する以前の音楽か?

それ以降の音楽か?

そのようにひとつのターニングポイントとして語られています。

The Funk Hits the Fan (feat. Eddie Bo)Plump DJs

ニューオーリンズのR&Bシーンで50年代から60年代にかけて活躍したエディー・ボーの名盤『If It’s Good to You, It’s Good for You』をマルっとサンプリングしたブレイクビーツの名曲、シーン黎明期から支えたユニット、アンディー・ガードナー、リー・ラス、イギリスのプランプ・DJsによるシーンの先駆けとなった1曲。

彼らの作風は多彩でアルバムごとに違うコンセプトを楽しむことができます。

No Good (Start the Dance)The Prodigy

暗いジャングルの中をやみくもに走っているような気分になるのは、ザ・プロディジーの『No Good(Start The Dance)』という曲です。

この曲ではシンコペーションしたブレイクビートも取り入れており、楽曲にダイナミックな動きをつけています。

サイレンのように鳴るシンセサイザーのサウンドが生存本能に火を付けて、脳内にアドレナリンを生成します。

トレーニング中や、勉強中に使うとドーピング並みの効果が発揮できそうな1曲ですね!

ブレイクビーツの名曲~ルーツから近年の人気曲まで【2025】(21〜30)

ElektrobankThe Chemical Brothers

ビッグビートというとピンとくる人も多いと思います。

日本では2000年代後期にデジタルロックなんて呼び方がされましたが、記憶にある人もいるのではないでしょうか?

ケミカル・ブラザーズは日本でもとても人気がありましたね。

今でも人気があり、新しいリリースが盛んな、トム・ローランズとエドワード・シモンズによる2人組のユニットです。

イギリスのレイヴカルチャーを含みつつ、当時そのサウンドをモダンにアップデートした1997年にリリースされた曲です。